猛毒注意!!?『ふぐの子 糠漬け』を食べてみた結果

ども、富山人あるのんです。

日本には古来より「なぜそんなものを食べようと思ったのか」と、思わずにはいられない食品がいくつもありますよね。

そのままでは毒があって食べられないこんにゃく芋、納豆、ナマコ、クサヤ、その他にも色々あると思いますが、その中でもキングオブ珍食材と言いきって間違いないであろう食べ物は、河豚の卵巣の糠漬けではないでしょうか。

このフグの卵巣は、そのままではテトロドトキシンという猛毒があるため食用は不可能なのですが、これを約2年もの間塩漬け~糠漬けにすると見事に毒が抜けるというものです。

いやもう、昔の日本人の知恵って本当にすごいですよね。
なぜこの卵巣をあえて食べようと思ったのだろう。
なぜ塩漬けにしたら毒が抜けることがわかったのだろう。

この製造方法を確立するまでにいったいどれだけの尊い命が犠牲になってきたのかを想像すると、これはもう食の情熱どころの話ではなく、もはや怨念じみたものすら感じます。

さらに不思議な事は、なぜ毒が消えるのかは現在でもよくわかっていないのです。このことがこの食品の神秘性をより高めているように思えてなりません。


出典:wikipedia

製造方法

まずフグの卵巣を塩分濃度30%で1年~1年半漬けこみます。その後水洗いして塩を落とし、糠・麹・唐辛子・いしる(魚醤)と一緒に半年~1年間漬け込んだら完成です。

このふぐの子(卵巣)糠漬けは、全国でも石川県でのみ製造が許可されています。

2005年3月11日のニュースですが、無免許でフグの子糠漬けを製造販売していた業者がいて、輪島の朝市でそれを購入してしまった人が食中毒を起こすという痛ましい事件がありました。このときの漬けこみ期間は1年半だったとのことで、漬けこみ期間2年以上というのはやはりものすごく重要な意味を持っているんですね。

この商品の販売にあたっては必ず事前に検査が行われています。テトロドトキシンの含有量を調べるのですが、その基準値が1グラムあたり10マウスユニット以下という、あまり深く想像したくない単位が使用されています。

石川県内ならどこでも買えます

先だって石川へ遊びに行った時にこのフグの子糠漬けを購入してみました。
石川県内であれば、スーパー・道の駅・パーキングエリアのおみやげコーナーなど、いたるところで販売されています。

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実食!!

ではいただいてみようと思うのですが、いくら検査しているとはいえそこは人間のやること。絶対というものはないのではないでしょうか。

製造業においても不良品がゼロというのがまずありえないように、偶発的な要因やヒューマンエラーによって毒にあたってしまう危険はゼロとは言い切れないのではないか、と思うわけですよ。

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もしかしたらぼく、今回の記事で死んじゃうのかもしれない…。

このブログのタイトルも『だってあるのん死んだもの』になってしまうのだろうか…。

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……箸を持つ手が震えてきました。

あ、アルコールが切れてただけでした!\(^o^)/サケモッテコ~イ!

匂いをかいでみると、熟成した糠と魚醤が凝縮したような複雑な匂いがします。ダメな人はもうこの時点でダメでしょうね。相当クセが強いです。本当に珍味中の珍味って感じですよこれ。

ではひとくち……

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うーーーん………?

そこまでして食べる味かな!?

匂いどおり、クセのある味と強い塩分。

正直、糠と魚醤と塩の御三家の個性が強すぎて、ふぐの卵巣の味とやらはよくわからないなぁ。

70g入で519円(税込)だったので、まあ値段どおりといえば値段どおりの味。

塩分も強すぎるのでこのままではそんなに食べられないけど、大根やキュウリの薄切りと一緒に食べるとマイルドになって少しは食べやすくなると思います。
ご飯と食べるにしてもちょっと個性が強すぎて、ぼくの好みには合いませんでした。
でもお茶漬けにしたら美味しかったですよ。薬味もお好みで色々入れてみるとまた華やかでいいと思います。

うん、まあしかしなんというか、このフグの子糠漬けの味について色々語るのはナンセンスですね。

これは偉大な先人たち……と…

あ、ところで10マウスユニットについてですが、

体重20グラムのマウスに毒性物質を腹腔投与した際、麻痺性貝毒では15分、下痢性貝毒では24時間、フグ毒では30分で死亡させる毒の量が1MUと定義されている。

出典:wikipediaより

つまりこれは偉大な先人たちとマウスさんの尊い犠牲に思いを馳せながら、ありがたくいただくものなのです。

合掌っ!!!

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わたくし、恥ずかしながら生きながらえております。 

コメント

  1. ドリフ より:

    実家が魚屋ってこともあり
    河豚は結構な頻度で
    食卓に上がっておりましたが
    糠漬けとかはじめて聞きましたよ。
    (実家はセキサバとかも有名)

    なんにせよあるのんさんが健在で
    えがったえがったw

  2. あるのん より:

    なんともうらやましいお話で(*^^*)
    卵巣の糠漬けは石川県だけでしかつくれないから、そっちの方では聞いたことがないのも無理はない話かもしれませんね。

    あ、なんか体の調子が悪くなってきたかも…。社長、休んでいいですか!?ツヤツヤ(*^o^*)テカテカ

  3. ゆるゆるマリンスライム より:

    卵巣って猛毒部位・・・Σ(゚д゚lll)ガーン

    確かに無毒化のプロセスだかメカニズムが明確で無いので、
    ちょっと怖い気もしますけど、一度は口にしたいと思います。
    即死ガード100%の装備をつけて、ですね。

    ・・・どくガードのほうがいいでしょうか(;´∀`)

    • あるのん より:

      毒が100%抜けてるわけじゃないので、多少は残ってるせいなのか、食べるとなんかピリピリする気がしますw

      糠漬けと魚醤の熟成発酵した味はかなり人を選ぶでしょうねえ~( ´△`)