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【勝駒が買える酒屋】勝駒ってどんなお酒?逸話などを交えてご紹介

勝駒

こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。

富山は素晴らしく自然に恵まれた土地。水も食べ物もお酒もおいしい。

そんな富山県内に存在する酒蔵の数は現在19蔵。酒蔵数全国一を誇るお隣り新潟県の96蔵と比べるとちょっと少ない気がしないでもないですが、酒蔵は多ければいいというものではないと思います。

富山の酒蔵で醸されるお酒はどれも特色があって、どのお酒も愛すべき個性を持ち合わせています。

そんな富山のお酒の中でも、県内外から垂涎の的となっているお酒が清都酒造場が醸す勝駒です。

「勝駒」の名前の由来

明治39年(1906年)に初代清都慶介氏が日露戦争から帰国後に酒造りをはじめました。戦勝にちなんで名付けられた「勝駒」ですが、その道は決して平坦なものではなかったのです。

現在の勝駒人気からは想像もつきませんが、かつては大手メーカーの下請け蔵でした。かつては盛んに行われていた「桶売り・桶買い」というものですが、大手メーカーの都合で一方的に契約を打ち切られてしまい、生き残りをかけた品質志向への道を歩み始めまたのです。

清都酒造場は製造量300石ほどの小さな蔵。(1石は一升瓶で100本なので、一升瓶で3万本)

勝駒のラベルにはこんな文章が綴られています。

 小さな手造り酒やですから年に、そう、こっぽり(沢山)とはできません。

造り手、僅か五人で、こつこつと一心に醸っています。これまでも、そうでした。これからも、そうです。年に少量。でも、量産では出せないうまさを醸り続け、守ってゆきたい(「真の贅沢を知る酒」--そう評して下さった方がいました)。誇りをもって--「わたし達は、富山でいちばん小さな造り酒やです。」

そしてこんな素敵なコピーも。

お米って、仕込むと、とてもフルーティーな香りがするんですよ。その時季、蔵の中は、うっとりするような香りに満ちるのです。いちど、その芳香をかがせてあげたい。小さな酒蔵ですが、その香りに逢いにいらっしゃいませんか。店主をあげて、歓迎します。一緒に飲みましょうよ

引用:勝駒のラベルより

コピーライターが蔵に泊まりこんで作ったとのことですが、なんとも素敵なコピーですよね。

じゃ実際に蔵へ行ってもいいの!?

「一緒に飲みましょうよ」だなんて言われたら、そりゃ「ハイッ!」と二つ返事で行きたくなるってもんですが、では実際に蔵へ遊びに行ってもいいものなのか親しい酒屋さんに聞いてみた結果。

「忙しい時期はダメだねえ」

ですよね…。

ぼくは過去に2回ほど、正規のルートで勝駒の蔵見学をしたことがあります。

そのときに、まだ上層前のタンクから純米吟醸を一口いただきましたが、まるでビッグバンを待つ誕生前の宇宙のような凝縮感がありました。

あれは忘れられない。

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勝駒を愛したという故池田満寿夫さんがが書いた勝駒のラベル。アートですねぇ。

ぼくと勝駒との出会い

ぼくが勝駒をはじめて知ったのは今からちょうど20年前でした。

その頃はまだインターネットもなく、頼れる情報といえばテレビや雑誌、口コミがメインです。

当時のぼくは日本酒の魅力にハマりこだわりの酒屋を求めさまよっていた時期でしたが、魚津駅前にある「エスポアおおさき」という酒屋さんを知りました。

冷蔵庫には知らないお酒がズラリと並べられていて、店主から「今年からこのお酒を大体的に扱うための設備が整ったんですよ」と言われたお酒こそが勝駒だったんですが、そのときは正直「ふーん、勝駒ねぇ…聞いたことないなぁ」くらいの印象でした。

でもそこまで推してるならということで新聞紙に包まれた一升瓶を購入したのですが、店主から「まだ酒が荒いので一ヶ月冷蔵庫で寝かせてください」と言われました。

お酒を買ってもすぐに飲まないほうがいいだなんて、そんな話今まで聞いたことがない。なんてややこしいお酒だ!とその当時は思ったものです。

でも律儀に言われたとおり冷蔵庫に保管し、約一ヶ月後に友人の結婚式二次会に持って行きました。初めて飲んだ勝駒の純米生酒の旨さは、今もなお鮮烈に記憶しています。

香りや旨味も素晴らしいですが、まるで炊きたてご飯をいただいているような不思議な感覚。これは初めての体験でした。

そして今!手に入らない!

勝駒は人気が出てきた頃から、毎年年末から年明けくらいに酒がなくなってしまうという完売状態に陥っていました。

酒蔵で酒が完売するって…。酒が売れるようになっても品質は絶対に落としたくないという、蔵元の強い意思表示ともいえるのかもしれませんね。

でも以前であれば、年末以前なら普通に特約店で買えたんですよね。それが現在では入荷してもすぐに売れてしまう。特に一升瓶はまったく見られなくなりました。

この状況で購入するには、よほど入荷に目を光らせているか酒屋の店主と親しくなるか運が良くないと難しい。

近年、酒屋ではいつでも好きなときに買えなくなってしまったんですけど、でも富山県内のちょっと日本酒にこだわった居酒屋になら普通に置いあるんですよね。

それこそ年中。これはいったいどういうことなのか。

業者とのいたちごっこ

ネット通販のあちこちで勝駒が販売されています。

その値段に驚愕!!!!

どこのサイトは言いませんが、勝駒純米1800mlが通常3,024円(税込)のところ、17,280 円で売っているお店もありました。

酒屋さんに買いに来て転売する人たちもいるとのことで、人海戦術でやられると個人経営のお店ではどうにも対応が難しいのも理解できます。

県外に住む友人M氏が以前にこんな体験をしました。

あるときM氏の勤める会社で関係者を集め、宴会を開きました。M氏は富山出身だったこともあり、富山から氷見の寒ブリを入手。その素晴らしいブリに合わせるお酒はやっぱ富山のお酒でしょうと、勝駒を探すことに。

M氏の住む県にはたまたま勝駒の特約店があったので、以前は普通に買えたこともあり勝駒を買い求めに行きました。

M氏「勝駒ください」

 

店主「うちの店に何度来たことある?」

 

M氏「ん~…3回くらい?」

 

店主「なぜ勝駒を欲しいと?」

 

M氏「会社でブリで飲み会やるので、それで富山のおいしいお酒をって」

 

店主「あなたの名前は?」

 

M氏「○○です」

 

店主「フルネームは?」

 

M「……あ、どうしてもというわけじゃないのでいいです。すいませんでした」

ちょっ、こんなん尋問やんけ!!

これはちょっとやりすぎな気もしますが、それだけ転売厨が多く存在しているということなのでしょう。ある酒屋さんが言っていました。

「できることなら皆に売ってあげたい」

そりゃそうですよね。買いたいという人に売れない、売ってあげられないというのは商売人としてこれほど苦しいこともないでしょう。

しかしこういう状況だと安心して売れるのは昔からのお客さんか、地元の飲食店ということになるのでしょうね。

勝駒が置いてある飲食店ならほぼ年中飲むことができます。勝駒を置く飲食店は以前より確実に増えていますから、製造量が変わらないのに飲食枠が増えるということは、それだけ一般枠が減ってしまうというのも無理からぬこと。

酒屋さんも飲食店に勝駒を卸すことによって、他のお酒も取引してくれる可能性も高まるでしょうし、それは商売人としては正しいやり方です。

富山には他にも旨いお酒はあるので、勝駒はたまに飲みに行ったときに飲めればいいかもしれないけど、何かの特別なときに飲みたいなってときに買えないというのはちょっと寂しい話ではありますね。

勝駒を卒業!?

またM氏の話になりますが、M氏の行きつけの酒屋での出来事。

M氏がとあるこだわりの酒屋へ訪れたときの話。

 

M氏がお店に入ると、そのお店の常連と思わしき人たちの会話が聞こえてきました。

 

「俺ら、勝駒はもう卒業したしね~」

 

そこで、M氏はお店の人にこう言いました。

 

「この前買った酒、勝駒みたいでおいしかったよ」

 

その後、常連ら全員がそのお酒を購入していったという。

卒業できてないじゃない!(笑)

勝駒の味はどんな感じ?

特別本仕込み

いわゆる本醸造タイプですが、飲み口は一見軽やかでフルーティーな上品さを持ち合わせています。透明感がありながら一本筋の通ったバランスは上質な吟醸酒のようです。

どんな料理にも邪魔しない控えめそうな味ながら隠し切れないその存在感は、勝駒のコスパの凄まじさを思い知るしかない逸品です。

税込価格 720ml 1,296円・1800ml 2,376円

純米

本仕込みと比べると、味に厚みがあり心地よい酸を感じます。フルーティー要素もありますが、純米ならではのすっきりとしたキレは心地がよく、飲み飽きのこない味です。

この純米は勝駒の代名詞ともいえるお酒。

酒米「五百万石」で醸すお酒としてはこのお酒が頂点という評価もよく聞きます。

税込価格 720ml 1,620円・1800ml 3,024円

他にも酉印・上選・純米吟醸・大吟醸・特別大吟醸がありますが、この勝駒の平均精米歩合(お米を磨く割合)の高さは北陸一。

特吟 大吟醸

ただでさえ希少な勝駒のお酒の中でも、さらに希少かつプレミアムなお酒です。

今現在ではどうかわかりませんが、ぼくが以前に社長さんから伺った話では品評会用に仕込まれた大吟醸がこの特吟大吟醸だということです。

ただでさえこだわった大吟醸なのに、さらにこだわったタンク1本のみ特別に仕込まれた大吟醸が年に一度期間限定で販売されるのです。

初めて飲んだときの衝撃は今もハッキリと覚えています。

舌触りの滑らかさ、気品ある果実香、心地よい濃度、キレのすばらしさ、どれをとっても超一級の味でした。

勝駒は全体的に、定価であればかなり良心的なお値段なのも好感度大です。

税込価格 720ml 3,800円・1800ml 8,000円

しぼりたて本生かちこま

勝駒 しぼりたて生

いわゆる普通酒の生酒なのですが、勝駒ではまずこのお酒が最初に出荷されます。

普通酒といっても勝駒はどのお酒も吟醸酒ばりにお米を削っていて、しぼったばかりの生酒なのにとても気品ある味に仕上がっていました。

2019年の勝駒もうまいぞ!

勝駒 上撰

勝駒 上撰

ただでさえ店頭で見かけない勝駒ですが、その中でもかなりレアな商品と言えるでしょう。

上撰は勝駒では普通酒という扱いになりますが、これもやはり精米歩合が高くとても普通酒とは思えないクオリティのお酒です。

他の酒蔵の普通と飲み比べてみると、きっとその飲みやすさに驚かれることでしょう。

勝駒はアル添の造りが実に素晴らしい。

純米吟醸や大吟嬢は?

純米吟醸と大吟嬢は、昔よく飲んでいたときの味の印象とはかなり変わっているように思いますが、とてもスッキリと飲みやすく富山の魚ともバッチリ合う良いお酒です。

でも、とりあえず初めて飲んでみる場合は本仕込と純米をおすすめします。両方飲み比べて見るとまた面白いと思いますよ。

純米大吟醸

勝駒 純米大吟醸

2019年10月に17年ぶりに販売された、幻中の幻となる純米大吟醸。

なぜ17年ぶりかというと、蔵元が自信を持って最高のお酒に仕上がったときのみ販売されるということなのです。

価格:720ml 5,100円

味は透明感があり、果実の香りを品よく漂わせながら、実に軽やかかつ爽快。

極めて淡麗でありながら純米らしい芯のある酸も感じられ、これは決して飲みやすいだけのお酒ではなく、美しくてうまい。

まるで生命の息吹きにして、爽やかな風が吹くが如し。

この究極の均整さは、芸術品と呼ぶに相応しいお酒の一つであることは疑いようもありません。

しかしもう既に在庫はないものと思われます。次回はいつ販売されるのか誰にもわかりません。

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結局どこに行けば買える!?

以下に勝駒を取り扱っているお店の一覧があもうりますが、今や勝駒を店頭に並べているお店は多分ないはずです。

そしていきなり「勝駒ありますか?」と聞いても「ありません」と言われるのがオチでしょう。

どのお店も転売をすごく警戒しているので、一見さんにいきなり売ってくれるお店はまずありません。

この記事のコメント欄に魚津市にあるこだわりの酒屋「エスポア大崎」さんから貴重なコメントをいただきましたが、日頃から利用してくれるお客さんであれば融通してくれるとのこと。

それはそうですよね。不本意ながら誰にでも売れないのであれば「この人に買ってほしい」と気持ちよく売りたいのが人情というものではないでしょうか。

リカーショップよしだのポイント制システム

そこで注目したいのが、富山市のアピアの酒屋「リカーショップよしだ」で導入されているポイント制システム

お店のポイントカードを作って買い物をしていくことで、ポイントが溜まって勝駒が購入できるというシステムです。

リカーショップよしだメンバーズカードリカーショップよしだメンバーズカードリカーショップよしだメンバーズカード

これはとてもわかりやすく良いシステムなのではないかと思います。

リカーショップよしだメンバーズカードのお約束

  • 店内商品1,000円につき1pt捺印
  • ポイント対象外品もある
  • 必要ポイント数が溜まっていれば勝駒が購入できる
  • 勝駒の種類によって必要ポイント数が異なる
  • 在庫がない場合は予約可能
  • 最終スタンプより1年間有効

勝駒購入に必要なポイント数
本仕込 720ml=2P 1.8L=4P
純米 720ml=4P 1.8L=6P
純米吟醸 720ml=6P 1.8L=10P
大吟醸 720ml=8P 1.8L=12P
特別大吟 720ml=10P 1.8L=16P

このお店では勝駒だけでなく、店長が自分の足で世界を回った選りすぐりのワインをはじめ、こだわりのビール、焼酎、富山のコアな日本酒など、魅力的なお酒を数多く取り扱っています。

勝駒を目当てに来たお客さんを「勝駒はありません」と一方的に切ってしまうのではなく、ポイント制にすることで他の良いお酒も知ってもらえるいいキッカケになるのではないでしょうか。

品揃えに自信のある酒屋ほどこのシステムを導入するべきではないかと思いました。

勝駒が買える富山県内の酒屋

基本的に予約も受け付けていないので、買えればラッキーくらいに思ってください。他にも買えるお店はあると思いますが、ぼくが実際に行ったことがあるお店をご紹介させていただきます。

※電話での在庫の問い合わせは行わないでください

リカーショップ吉田
富山県富山市稲荷元町2丁目11-1 アピア1F
営業時間:10時00分~20時00分
定休日:apaの定休日に準ずる

酒商 田尻本店
富山市東岩瀬町102番地
営業時間:10時~19時 日曜日10時~18時
定休日:毎週月曜定休

あらせ酒販
富山市八木山61
営業時間:平日10:00~20:00 日曜10:00~18:00
定休日:水曜日

エスポアおおさき
富山県魚津市釈迦堂(大字)1丁目16-11 駅前ビル1F
営業時間:月~土10:00~20:00 日10:00~19:00
定休日:火曜日・水曜日

石坂善商店
富山市中央通り3丁目4-3
営業時間:9:30~18:00
定休日:WEBサイトのカレンダー参照

石川酒店
富山県富山市北新町1-2-20
営業時間:8:30~21:00
定休日:日曜日

リカーポケットみずはた
富山市湊入船町12-18
営業時間:月~土8:00~22:00 日・祝日9:00~21:00
定休日:無休

なかやす酒販
富山県高岡市清水町3-5-58
営業時間:9:00~20:00(日曜祝日は~18:00)
定休日:火曜日

普通に買える日を夢見て

現在の清都酒造場には、社長さんの息子さんも蔵に入っていると伺っています。やがて勝駒が普通に買える日がこないかな~…きたらいいなぁ~…(チラッチラッ)←さりげないアピール

※この記事のコメント欄に酒屋さんからのコメントもありますので、よければそちらもご覧になってみてください。

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コメント

コメント一覧 (18件)

  • あ、ちょっと興味ある。お酒飲めないんですけど(笑)
    池田満寿夫さんのラベルということが、只者ではないことを感じさせますね。
    (一回だけご本人とお目にかかったことがあります。爆発してましたw)

    それはともかく、こういう地元民にしかわからない、いいお酒って、
    ほんと貴重なんですよね。
    ご紹介ありがとうございました。ラベルに会いたいです(そこかい!)

    • ゆるマリさん、コメントありがとざます!
      まさか池田満寿夫氏本人とお会いしたことがあったとは!芸術してたんですね(頭が)
      勝駒は密かに県外でも大人気なんですよ。蔵元さんは「できるだけ地元で飲んでもらいたい」という考えかたなので、幻っぷりにさらに拍車かかってる気がします。
      ラベルに会えたらいいですねえ~( ´∀`)σ)∀`)

  • エスポアおおさき早速いってみます!
    貴重な情報いつもありがとうございます。

    • じゅんさん、コメントありがとうございます~(^-^)/
      お住まいが魚津でしたね~。エスポアおおさきは勝駒特約店の老舗。買える可能性は高い気はしますが、割り当ては決まってると思われるのでやはり運かも(笑)

      • 某店で何度か購入出来ましたが今は売り渋りなんでしょうかね。
        売ってやってる感満載の接客でそんな売り方するのは酒に申し訳ない気持ちにならんのか不思議。

  • エスポアおおさきの店主舟崎です。色々と、ありがとうございます。20年前、そうでしたか。今度来店された際には是非「あるのん」と名のってくださいネ。

    • こ、これは店主さま!!
      コメントありがとうございます!!

      ぼくの記憶に間違いがなければちょうど20年ですね~(一応友人にも確認しました)
      あの日から毎年欠かさず勝駒を飲んでいますが、これだけの人気になるのも仕方ありませんよね。おいしいですからね(^o^)

      以前購入した千代鶴もおいしかったです。またお店の方にも伺わせていただきますね!

  • 勝駒さんもうまいけど富山県八尾の福鶴酒造さん年末出るしぼりたて生原酒はのんべいには最高のお酒アルコール度数は20度に近いし
    おせち料理のはもってこいて感じですよ。一度お試しあれ!
    千代鶴さんの純米吟醸もいいよー、勝駒さんと飲み比べて下さい個人的には千代鶴です
    (=^・^=)

    • ハルさん、コメントありがとうございます。
      確かにハルさんの仰るとおり、勝駒以外にもおいしいお酒はいろいろありますよね。

      福鶴酒造といえば風の盆ですね。今度ぜひしぼりたてもいただいてみたいと思います。
      千代鶴も本当にいいですよね。買えるお店が少ないのでめったに買えませんが(笑)
      なので居酒屋で飲み比べるのも楽しいものです。(^-^)

  • いつも楽しく拝見しています。
    私のお店でも勝駒はお出ししていますが、正直、勝駒は仕入れるのが大変です。開店してから足掛け6年になりますが、あちこち回っても全然手に入ら無い日が続いています。取引先の酒屋さんにまともにあったのは最初の一年ぐらいで、それ以降はあちこち探しています。初めて入った酒屋さんで「みんな勝駒ばっかり買いに来る」などと怒られたり、ある店では勝駒を求めると「いらっしゃいませ」どころか「ありがとうございます」も言ってもらえんかったり、5年通って1本しか買えなかったりとか心が折れそうになります。そろそろ勝駒はやめようかななんて思う今日この頃です。私も個人的には好きな酒なんですが‥‥。

    • 音鼓一 三浦登司さん
      飲食店さんからの貴重なコメントをありがとうございます!

      いつも当たり前のように勝駒が置いてあった陰では、そのような苦労があったのですね。「勝駒ある?」ってお客さんばかりで酒屋さんもおそらくウンザリしているのでしょうが、客の立場としては態度に出してほしくはないですよね…。

      富山には他にもおいしいお酒は色々とありますので、勝駒を置かないようにすれば確かに楽にはなるでしょう。しかし勝駒の知名度や本仕込みや純米の安心感は、やはり頭ひとつ飛び抜けたものがあるのもまた事実です。

      ぼくはお店で飲む日本酒は、普段ああまり飲まない、または飲んだことのないお酒をできるだけ頼むようにしていますが、これはどちらかというと少数派だと思いますので、「このお店は勝駒がないのか~」と思われてしまうのもお店側としては避けたい部分ではあると思います。

      一般も買えない、お店も買えないというお酒を安定的に仕入れるのは、長年の取引により培われた強力なツテがないと厳しいという現状なのですね。

      これを多少改善する方法としては、やはり質を落とさずに増産…(チラ

      • 勝駒の清都酒造場では毎年タンク一本分くらいの増産はしてきていますが、とても需要に追いつかないのが実態です。一方、長年の取引により培われた強力なツテが無くとも、購入する事はできます。近くの勝駒特約店の顔なじみ、常連さんになれば必ず入手できます。日ごろから、色々なお酒やビール、ワインを購入したり、醤油、塩でも味噌でも食品でも何でもいいんです。店主催の酒やワインの会にも参加したり、そして店の人と会話をして親しくなればもうOKです。お客様との会話をベースとする対面販売が勝駒特約店の基本理念です。また、我々特約店は富山県内の小さな無名の酒蔵を応援し育てる事、そして共に生き残る事を目的として20数年かかって勝駒を育て、今は、「千代鶴」「林」「太刀山」などを全力で育て上げようと努力しています。この事に共感を頂ける方でしたら・・・。

        • 近年、勝駒はもう居酒屋で飲むものと割り切ってましたが、意外とそうでもなかったのですね。
          貴重なお話を有難うございました。

          今、富山では勝駒以外にも注目すべき酒蔵がいくつもありますね。
          林も初めて飲んだときはびっくりしました。
          若い人たちがこれからの日本酒造りを支えていくのかなと思うと、期待に胸が熱くなりますね。

  • 返信ありがとうございます。
    最近は日本酒ブームみたいで、手に入れるのが困難な銘柄が結構増えていて、うちにある日本酒も仕入れが難しくなりつつあるものが何種か出てきてます。県外の代理店から仕入れる際まとめて購入出来たのが一本づつしかもらえんようになったりしてます。当然、送料がその分かかってくるため、価格に跳ね返ってしまいお客様にご迷惑をかけてしまうことがままあります。
    何卒ご理解ください。
    これからも音鼓一はお客様方に喜んでいただくよう、老骨に鞭打って頑張ります。
    ご贔屓、心より感謝いたします。

    • いいお酒を置くためにそのようなご苦労があったのですね。一本のために送ってもらうというのでは、確かに価格に影響してしまうでしょう。

      近年では人気のある銘柄とそうでない銘柄の扱いの差が特に大きく感じています。人気のあるお酒は奪いあいですね。

      せめてこれからは特に心して飲むようにしたいと思います。
      コメントありがとうございました!

  • こんにちは。先日富山を訪れたときに「勝駒さん蔵閉められる言うとられたわ」というお話しを伺いましたが・・・

    • おはようございます。
      本当ですか!?本当ならかなりショッキングな情報ですね。
      こちらでも調べてみたいと思います。
      情報ありがとうございました。

      • 富山の日本酒界隈でほんのり騒然となっていたらしい『勝駒蔵閉める』問題ですが、ちょっと聞いてまわってみたところ、戸出酒造の『勝鬨(かちどき)』ではないかという説が濃厚です。

        ・名前がなんとなく似てる
        ・実際に蔵を閉めた

        この2点で大いなる勘違いが生まれてしまったようですね。
        我々の勝駒はこれからも健在です。

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