【山菜ときのこ料理 くろ川】限界集落にあるお店で絶品の「熊鍋」と「きのこ鍋」を食す!

ども、富山人あるのんです。

富山のおいしい食べ物といえばまず思い浮かぶのが豊富で新鮮な魚介類ですが、どっこい富山は「富む山」と書くだけあって山の恵みも実に豊かであります。

今回は富山市の山の幸を存分に堪能できる「山菜くろ川」をご紹介します。

友人のとるきち氏から「知り合いの料理屋に行きませんか?」と誘われるがままホイホイついていったあるのん。

場所を聞くと、富山市小坂という地名。

「なんだか中心街に近いとこにありそうな地名なので、完全にナメきってました」とはあるのん氏による後日談。

国際大学に近い富山市福沢の交差点から、山の方面へ向かってひたすら進みます。

すると、こんな看板が。

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おお、こりゃあ今から行くお店じゃないか。

しかしこの地図

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この看板の場所からお店まで、まるで回覧板でも持っていけそうな近い距離に見えますが、距離を測ったらなんと約8kmありました。山道を8kmって相当やぞ!!

では、覚悟して進んでいきましょう。

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途中に分岐点があるので左へと進みます。

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いよいよ崖っぷちを走るハメになりました。

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再び分岐点に。向こうにお堂とバス停が見えてきました。

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ちょっと気になって、バス停の時刻表をチェックしてみると

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1日に2往復しかねえ!!!

秘境感が増して、なぜかちょっぴり嬉しくなったあるのんでした。

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何を隠そう、お店に行ったのは実際には夜だったのですが、これらの昼間の写真は後日撮りに行きました。

夜に行くとこんな感じです。

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「こんな人気のないところに連れ出して、あたいをどうする気!?><」

※実際にはおっさん2体です

いくらどんなにくろ川が魅力的なお店でも、初デートで日が落ちてからこのお店に行くのはおよしなさい。

さあ、さらに先へと進みましょう。

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落石注意ってレベルじゃねえ。

さあ、道も広くなってきたところで、いよいよお店の看板が見えてきました。

このほんの少し上に行くと小坂の集落がありますが、かつては40~50軒ほどあった民家も、今ではほんの5~6軒を残すのみとなってしまっているようです。

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この商売っ気のなさそうな看板……

ここで左折します。

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「恐竜の足跡の里」という文字が見えますが、この旧大山町地区は密かに日本一の恐竜足跡化石産地なのです。ヒューヒュー

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はい、到着!!!

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実際に行ったのは夜ですので。

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このお店を切り盛りするのは通称「おばちゃん」。

初対面の女子に年齢を聞くほど野暮ではないあるのんですので、他の情報で調べてみたところ現在は70を超えてらっしゃるようです。

小坂の集落で生まれ育ったというこのおばちゃんは、とても活気ある楽しい人で、本当もう誰とでもすぐ打ち解ける雰囲気に包まれています。

よくカンボジアにも旅行に行かれるそうで、なんでカンボジア?と聞くと、「だってぇ、きれいに整ったところなんか行っても面白ないねか」という実にアクティブなおばちゃんなのです。

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お店の中は公民館っぽくもあり、不思議にちょっと懐かしい感じ。

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ぜんぶ気になる……

前菜4種

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きのこと山菜の酢の物、黄身酢あえ、おひたし。

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きのこがエレガントに、そして大胆にせまってくる。

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そしてこの山菜がまた絶品。絶妙の歯ごたえと味わい。こんなシャキシャキした山菜って食べたことあったっけかな。

きのこ鍋

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このド迫力!!

これは明らかに下界のきのことは異なるものですね。

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うまーーい!!なめこのぬるっと食感がごんぶとで味わえます!

そしてこの大きさ!食べ味!なめこの歯ごたえと味わいが最大限に楽しめます。そしてこの汁がまた……素朴なようで品があって旨味もあって、もういくらでも飲みたい、飲み干したい!

そして、次なるくろ川自慢の名物メニューがこちら。

くま鍋

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ゴクリ……

皆さん、熊肉ってどんなイメージがありますか?

熊肉を食べたことのない多くの人は「臭くない?」と思うのではないでしょうか。あるいは食べたことがある人でも、「臭かった」という人はけっこういるんじゃないかと思います。

ではくろ川の熊肉はどうでしょうか。こちらのお店では、いつも仕入れている漁師が特にいいものを提供してくれるとのことです。そのいいものから、さらに徹底的に臭みを取り除くために、アクを取りながら丸二日もかけて煮込まれます。

なので、熊鍋は予約が必須なメニューとなっています。

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一見煮込まれすぎて固いように見えますが、これが不思議にやわらかいんです。もう臭みとか1ミリも感じません。これに比べたら豚肉や牛肉のほうが、よほどクセがあるというくらい食べやすい味になっています。

そもそも熊肉ってのは本来おいしいお肉なのです。

熊肉の臭みとなる原因は毛にあって、熊の毛には雑菌が多く生息しています。解体の際に毛の雑菌が肉に入ると雑菌が繁殖し、肉の味が臭くなるのです。なので、うまく解体できる人であれば臭みのない、おいしい熊肉が食べられるということなのです。

そして、次のこちらも熊肉。

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脂身です。かなりの塊です。

豚や牛のこんなのを食べるのはちょっとありえませんよね。これはさすがにどうなんでしょうか。。。

う、うめえぇ・・・

思ってたような脂クドさは全然ないし、臭みもまったくありません。非常にコクと旨味にあふれたお肉という感じ。サラッとした脂感です。

ただ、かなりの弾力があるので、このサイズはちょっとでかかった。しかし、これがいいんです!まったく、なんという贅沢なことでしょうか。もうまるで熊でも乗り移ったかのように、無我夢中で噛みしだくあるのんでありました。

そしてこの汁がまたうまいんだわ!熊鍋にはネギやゴボウをたくさん入れるとのことですが、一見質素な味のようで、妙な旨味にあふれています。恐るべし熊鍋。

きのこ釜飯

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はいはい、またどうせおいしいやつなんでしょう!?

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ぬおおおおおおお!!!

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このコゲ感、お米の歯ごたえ、ダシ、風味、すべてが最高やないですか!!

他のメニュー

きのこ料理、山菜料理、熊鍋以外にも、イワナや鮎などの川魚メニューもあります。イワナはお店のすぐ横の池に放流してあったりするので、常に鮮度抜群のものがいただけます。

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そして、以下のドリンクメニューをよくご覧ください。

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左からコーヒー、ジュースときて、次がいきなりマムシ酒ですからね。下界じゃ考えられない、これぞまさに小坂クオリティ。

しかし、全体的にとても良心的な価格ですよね。ついついアレもコレも頼みたくなっちゃいます。

抜群のリピート率

お店の横に所狭しと飾られている、恐竜の化石やらお客さんからの感謝や報告の手紙の数々。

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お店のホームページ内の掲示板を見ても、このお店の愛され具合がわかろうというもの。

さあ、あなたもこの掲示板の一員になってみませんか?

こちらのお店は一年中やっているわけではありません。11月末から春までの間は営業していないのです。

おばちゃんに「来年はいつ頃から営業するんですか?」と尋ねてみたところ、

おばちゃん「う~~ん……」

他の人「毎年、4月中旬くらいじゃない?」

おばちゃん「うん、生きとったらね、生きとったらやちゃあ、あはは」

来年ぜひまた伺います!おばちゃんの愛のこもった料理は、これからもたくさんの人を幸せな気持ちにしてくれるに違いありません。

山菜ときのこ料理 くろ川
住所:富山県富山市小坂350
電話:076-483-2542
(必ず電話してから行ったほうがいいです)
営業時間:11:00~18:00
営業期間:4月中旬~11月末
※食材の調達の関係で7~8月は営業していないとのこと
くろ川公式WEBサイト

コメント

  1. bokuchan より:

    おはようございます。
    よしろくや大川寺遊園跡地など故郷のツボを押さえて頂いて嬉しく思っていたのですが、まさか「くろかわ」まで出るとは思っていませんでした。2000年ぐらいまでは「小坂養殖場」だったと思います。因みに山向かいの小佐波地区は茗荷が名産で、麓の里では「みょうが寿司」等を販売していましたが今でもやっているでしょうか?

    • あるのん より:

      おはようございます!
      おおお、さすがよくご存知ですねえ。
      2000年の辺りの変更は、
      道路を拡張するために場所を移したときに伴うものでしょうね。
      みょうが寿司は小佐波地区で売られているかは存じませんが、
      大庄駅わりと近くのガソリンスタンドの居抜き物件にて現在も販売されています。

      • bokuchan より:

        正にガソリンスタンド跡に茗荷寿司が置いてあります。ただ、認知度がいまひとつな感じです。

        • あるのん より:

          お店の外観からも、なんとなく入りにくい雰囲気が漂っちゃってるのがもったいない気がしますね。
          他に地元の野菜とか魅力的なものあってそれがアピールされていれば、もう少し違うのかもしれませんけどね。
          もしかしたらあるのかもしれないけど、何しろ入ったことがないもので…(^_^;)

  2. アパパネ より:

    ♪きのこのこのこ げんきのこ~♪

    キノコ釜飯とうどんが食べたいし天ぷらもいいなぁ~
    『キノコ天ぷらうどん』にしよ(*´σv`)ウヘッ
    これまた!キノコも化石も好きなのよん
    もっと化石にズームしてほしかったわぁ~!!
    ところで!『熊肉』があったけど・・・・熊がでるのん?ʕ´•ᴥ•`ʔ

    • あるのん より:

      あんら~若い子がそんな遠慮せんと~
      お腹いっぱい食べてかれま~
      きのこ天ぷらうどん釜飯きのこ熊鍋ドーン!!

      化石の画像ももちろん撮ってあったのだけど、
      まあこれは現地に来てのお楽しみということで^^

      熊はあちこちで出るのん。
      この小坂集落では出ないっぽいけど、
      もっと下の住宅地に出たりするので油断できまへんな~
      ฅʕ·ᴥ·ʔฅボク ワルイクマジャナイヨ

  3. とるきち より:

    わざわざ昼に撮影お疲れ様でしたw
    年に一度のペースで伺ってるんですが今回タイミングが合って良かったですね〜

    熊鍋も最高でしたがいつもは釜飯、蒸らし時間をあまり取らず食べてたんですが今回蒸らし時間をしっかり取ったものは本当に絶品でしたw

    • あるのん より:

      貴重な体験にお誘いいただき、ありがとうございましたw
      そして、補足もありがとうw

      他も色々書きたいこと載せたいことはあったのに
      ボリューム的に見送らざるを得ませんでしたw

      来年に店がオープンしたらイワナ食べに行きたいですね~