【らーめん吉平】この絶品和風スープを味わってない人ってまだいるの？

ども、富山人あるのん@_arnon_です。

うっかりすると見逃してしまいそうなくらいに、こじんまりとした佇まい。そのお店は郊外にポツリと存在します。その場所は富山の中でも唯一無二と言ってもいい、ドラクエも顔負けなラスボス感あふれる町名、

 

 

悪　王　寺　!!

 

いや期待させといてなんですけど、この町には悪の王もいなければ、悪の王の住まう寺院もなければ、悪の王を守る四天王もいなければ、寺院に到達するまでの広大なダンジョンもない(セーブポイントなし)という、ごくごく普通の町です。

 

富山市スーパー農道沿いにあるこの『麺 吉平(ﾖｼﾋﾗ)』というお店。「もと風雅システムのあった場所」といえば富山人の0.001%くらいには通じるかもしれませんね。←余計ややこしい

らーめん吉平

 

メニュー

ここはノーマルな醤油麺を注文。その下にある『醤油新味かつお』も気になるところではありますが。

カウンターのみ11席ほどの小洒落たモダンな店内で、静かにラーメンを待ちます。

 

◆醤油麺 780円

この盛り付け、店主の美意識の高さが伺い知れますね。煮玉子はいいトロトロ具合だし、チャーシューは分厚く、表面を焼いてあるので外は香ばしく中は柔らかい、いい味の濃さ。これ一枚でご飯一杯いけそうです。

 

スープ

爽やかな魚介和風だしと、香ばしい醤油の味わいにレンゲが止まらない。

 

麺

中太ちぢれ麺の全粒粉を使用。もちもちっとした麺が主張しすぎないスープの風味とうまくマッチしています。

 

九条ねぎと ひき肉ラー油のごはん 320円(大420円)

ごはん系は滅多に白ご飯以外は注文しないのですが、気になりすぎて思わずオーダー。ご飯は店主による自家栽培とのこと。いやもう香ばしいやら旨いやらで、間違いのないおいしさというやつでした。おすすめ！

 

うまかった！

 

思わずスープを飲み干してしまいました。

 

さあ、これで記事に。

 

んーーーー……

 

うーーーーん……

 

やっぱアレも試しとかないことには…。

 

 

－　そして数日の月日が流れる　－

 

 

◆醤油新味かつお 800円

よりオイリーになって新登場。

 

スープ

レンゲが黒いのでわかりづらいですが、このオイリーさはそこそこ伝わるのではないでしょうか。なんとこれ、カツオオイルとのこと。

これはさすがパンチのきいた味！でもカツオや魚粉のしつこさは感じられません。しかしここまでならば、「カツオのパンチの強さと醤油味のバランスは、これでいいと言えるのか？」という意見もあるかもしれない。Aさんの強烈な個性はBさんの人当たりの良さでもカバーしきれないことはありますから。

 

そこでCさんの登場ですよ。

 

中央のかつお味噌。これがミソです！(すいません)

この味噌が素晴らしいバランサーとなって全体が調和しました。またまたレンゲが止まらない。なんちゅうもんを食わせてくれたんや…。

 

麺

中太ストーレート麺。この小麦感を存分に楽しめる歯ごた…あれ？以前食べた醤油麺の麺ってこんなんだったっけか？

家に帰ってから画像を見比べてみました。

 

左は醤油麺、右は醤油新味かつお

あ、違う。左の醤油のほうは加水多めのもっちり麺。右の新味かつおは加水少なめのコシの強いストレート麺。スープの個性を考慮して麺を使い分けているのでしょう。このこだわり、あたい嫌いじゃないよ。

 

うまかった！やっぱこれも食べといて正解でした。

 

そしてまたまたスープを飲み干してしまいました。

 

小ラーメンもあります

 

「ラーメンを1杯食べきるのはきつい」という小食にも女性にも安心の『小さな醤油麺580円』があります。モダンな雰囲気で禁煙ということもあり、女性でも普通に入れるお店ですよ。

さらに薬味として、ニンニク・ショウガ・ゆず胡椒があり、注文時に頼むと別皿で持ってきてくれます。これは嬉しいサービスですね。

 

桜木商店の一郎さんにススメられて何だか気になったので久々の１人ラーメン☆吉平！ここはまじうまな～♪ハマること確定◎ pic.twitter.com/9ROPvKifFo

— 水口亜希 (@smilsmallaki) 2014年2月27日

 

「富山のラーメンは富山ブラックだけではない」ということを如実に証明してみせてくれた、らーめん吉平さんでした。

 

麺(ﾗｰﾒﾝ)吉平
住所：富山県富山市悪王寺67−1
電話：076-428-2312
営業時間：11:00～14:30(L.O.14:20)
　　　　　18:00～20:30(L.O.20:30)