気が付けばもうお正月。
年々このサイクルが早くなってきているように感じているのは、恐らくぼくだけではないはず。
さて、既に冬真っ只中の季節でありますが、車を運転する皆さんはこんな標識を見たことがありますか?
グー!?
そしてパー!?
なぜかチョキは見当たりません。
これらの標識は交通量の多い国道に設置されているのですが、どういう意味があるのかさっぱり見当もつかなかったので調べてみたところ、なんとこの標識、正式名称は
『グー・パー標識』
とのこと。まんまやんけ!もうちょいひねれや!と思わず言いたくもなるというものですが、でも一度聞いたら忘れないと言う意味では、なんだかいい名前のような気がしてきました。
では気になる標識の意味はというと、
『凍結防止剤』の散布区間なのですよ。
雪や凍結で車がスリップしないように道路に撒くやつです。
パーが撒き始めで、標識をよく見ると細かいツブツブをバラ撒いているように見えますね。
そして、グーが区間終わりです。
この標識はブレーキを踏む頻度の多い信号の手前や、勢いの付く坂などでよく見かけるのですが、この他にカーブや橋梁、トンネル出入口や車線合流部などにも設置されているとのことです。
ちなみに、ぼくの身の回りの人たち約10人にこの標識を知っているか聞いてみたところ、全員がこの標識の意味を理解していませんでした。
そもそもこれは凍結防止剤が散布されている区間がわかるよう設置された標識のはずなのに、標識の意味が伝わっていないというのでは、まったく標識の意味を成していないのではないでしょうか。
恐らくこの標識をご覧になった多くのファミリーは、
母が「あれ見て!ジャンケンだよー!ほら、ジャ~ンケ~ン…」と子どもを煽り、
子どもが「ねーーチョキないよーー!ねーー!」といちゃもんつけて、
父が「とりあえずパーを出しておけば負けはないな」と冷静に分析してしまっていたとしても、それは無理もないというものです。
標識の意味を解説する看板が設置されているという話も聞きますが、ぼくの住む富山では見たことがありませんし、もしあったとしても運転中に見るような余裕はあまりないのではないでしょうか。現にぼくの周りの人たちも知らないのです。
自動車学校や運転免許証の書き換えの講習に組み込むなど、方法はあると思いますけどね。
「まあとりあえず標識の意味も分かったし、これで安心してスピードを出してもいいんだよね」とか言われるともちろんそんなことはありませんので、今の季節の積雪時や凍結時にはまずスピードを出さない、ブレーキは早めにというのが大鉄則であるといえるでしょう。
コメント
コメント一覧 (6件)
はじめまして。
いつも国道8号線を通るときに「?」と思っておりました。
ここでようやく謎が解け、子供にもじゃんけんの標識ではないことを教えてやれます。
ありがとうございました。
くま8号さん、コメントありがとうございます!
ノーヒントでわかれというのはキツい標識ですよね。でもじゃんけんに使っていただいてもいいんですよ?(笑)
融雪剤を撒く作業車がどこに撒くかを知るためのものなので、一般人には無関係なのです。
あれは内部向けの情報だったんですね。
確かに「お、ここから消雪剤撒いてあるから安心だな」
とはなりにくいですからね。
(いつ撒いたのかもわからないし)
きんととさん、コメントありがとうございました。
チョキがないのは、なぜだろうと思っていました 笑
どうも、こんにちは。
ですよね~(笑)
小さなお子さんを退屈させないためのものではなかったのです(笑)