ども、富山人あるのんです。
富山にはかつて九頭龍という老舗のラーメン店がありました。
屋台からはじまって創業から40年以上もの歳月が経過していますが、残念なことに現在では九頭龍というお店はもうありません。
2011年に一旦幕を下ろし、代替わりして別の場所で3店舗営業されていましたが、現在ではそれらのお店はすべて閉店となっています。
では九頭龍の味はもう味わえないのか!?
いえいえ!
それが嬉しいことに、現在では古久龍(こくりゅう)というお店に昔懐かしい九頭龍の味が引き継がれています。
ぼくは九頭龍の味が好きだったので、これは本当にありがたいことです。
古久龍
古久龍は堀川町に本店がありますが、今回は古久龍ながえ店にやってきました。
メニュー
九頭龍時代のメニューをほぼ網羅しつつ、新しい味の追求も怠らない。
昔の九頭龍にはなかった塩ラーメン、醤油とんこつラーメン、味噌ラーメンなどもありますね。
そういや昔、ラーメンとうどんを足したものと思われる“らうどん”なるメニューもあったはずなんですが、どなたか食べたことあります?
富山名物のあんばやしが今もメニューにあるのは、どこかホッとするものがありますね。
セットメニューもまた魅力的なんですよね。
では、今回は王道の中華そば+餃子セットでいくとするか。
■中華そば 餃子セット 650円+250円
昔ながらの中華そばと見せかけて、ちょっと色が濃いめなんですよね。
そしてネギ多め。このネギが味を単調にさせない役割を果たしています。
■スープ
鶏ガラベースのあっさり味……と見せかけて、醤油の香りが上品で心地良いんですよね。
いくらでも飲んでいたい飽きのこないスープです。
■麺
かなり柔めの中太縮れ麺。
この絶妙に柔らかい麺がスープと絡んで一体の味を作り出すんですよね。
しかしこの柔らかい麺というのが、九頭龍時代はなかなかの曲者でした。昔の九頭龍本店は座席数が150席もあって座席数日本一を謳っていましたが、お店が忙しいときはただでさえ柔らかいこの麺が伸びがちだったんですよね。
だけど、今はちゃんと良い加減で茹でてもらえますので、どうかご安心を。
■チャーシュー
あっさりスープからは想像もつかない味の濃さ。
柔らかく濃い味に煮込まれたチャーシューはご飯との相性抜群ですね。
密かにビールと一緒に食べるのが長年の夢だったりします。
■餃子
この絶妙な焼き加減。外側のパリッと感が心地よい。
餃子には珍しく辛子がついてきます。
ちょっと調子こいて付けすぎた!
食べ終えて
うん、やはりここはいつきてもいいね。
でもせっかくなら食べたことのないラーメンも食べてみたいな、ということで日を改めて再訪問。
カレーラーメンもすこぶる気になるが、ここは味噌ラーメンにしてみよう。
■味噌ラーメン 730円+チャーシュー丼 +350円
どらどら・・・・(ずずずっ)
ううっ・・・!
こ、これは・・・・
初めて食べた味噌ラーメンだけど、これはまごうことなき古久龍の味。
恐らくだしが醤油ラーメンのものと同じなんでしょうね。
味噌感も実にやわらかくて、いかにも古久龍っぽいさっぱりして旨味のある味噌ラーメンでした。
■チャーシュー丼
あ・・・このチャーシュー丼!!
肉ちょっと焼いてある!
味濃い目の香ばしいチャーシューにネギがアクセントとなって、これはご飯がいくらでも食べれるやつですわ。
ついでに夢を叶えてみた
メニューには書いてなかったけど、もうここまできたら聞くしかない。
「チャーシューって持ち帰りできます?」
いけたよ!!
チャーシューお持ち帰り100g 350円ナリ。
さあ、夢の古久龍チャーシュー+ビールのお味は・・・
こ、これはしょっぱい・・・
ラーメンに浮かべて食べるチャーシューのときより、塩分が強めに感じます。
なるほど、これはラーメンと一緒に食べたときに最大のパフォーマンスを発揮できるように作られているということか。よく出来てるなあ。
ということでご飯も導入して、三すくみの味を存分に楽しみましたとさ。
よし、では次回は新たな夢となったカレーラーメンを食べよう。
店舗情報
古久龍長江店と本店が統合して清水元町に移転オープンしました。
古久龍
住所:富山市清水元町3-6
※移転につき詳細不明
コメント
コメント一覧 (8件)
これまたリーズナブルなツマミが豊富で酒の飲めるラーメン店という完全に僕好みなお店ですな♪
小矢部の血が入ってる僕ですがあんばやしって初めて聞きました。
地域差なのか僕が無知なのか…
おでんに牛すじに餃子にチャーシューメンマ。
間違いなくビールが進むやつですよね。
あんばやしは富山っ子には超お馴染みだと思うんですが、
小矢部方面ではあまり見かけないんですかね~。
こんだ行くわ~。長江は歩けんこともない距離やし。
おでんと牛筋煮込みと餃子でビール飲んだら終了やけどね(^^;)
確かに歩けない距離ではないですな。
そこは〆にラーメンまでいってくれないと!w
るろ剣か!?
っと、読み進めてしまいましたが
まさかのラーメン…。
自分にとっての思いでの味って
大概脳内補正されてて
実物食べるとがっかりってのが
多いのですが
古久龍さんは違ったようですね~。
じゅるり
明日はラーメンやな…。
兄さんそれ九頭龍閃や!!
ぼくの場合、昔の味はあまりおいしくなくても懐かしくて嬉しくなりますね。
「うわあ、この味この味!このおいしくないラーメン…」
みたいなw
古九龍に九頭龍の味求めるの違うと思います
古九龍は九頭龍のぱちもん
九頭龍を侮辱してる
ばかにしてる
受け継ぐんならちゃんと受け継げ!!
九頭龍の名を出すな
似てるって思われること自体腹立つ
変なもんだすな
正統なものさん、こんにちは。
確かに九頭竜時代と同じものではないかもしれませんが、ぼくはこのお店があってとても嬉しいです。
もしこのお店がなかったら完全に思い出のお店になっていましたから。
なぜ九頭竜の分店まで無くなってしまったのかはわかりませんが、このお店は古久龍として新たな歴史を作っていければそれでいいのではないかと思います。
またチャーシューメンと小ライスが食べたくなりました。近々行ってこよっと。