こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
さあ春です!
富山の旬、味わってますか!?
ぼくもタルイカをいっぱい食べたいというのに、今年は不漁続きなのでまだ手が出ない値段なんですよね。
ということで今回は富山の旬の食材、地魚、地酒をたっぷり堪能できるお店『かさ桜亭』をご紹介させていただきます。
こちらのお店はコース料理がメインとなっていて、利用には事前の予約が必要です。
お店に入ると着物を着た女性が温かく迎えてくれました。
店内は小奇麗な和のテイストで統一されていて、スタイリッシュな空間とお店の人の温かさが居心地の良さを醸し出しています。
そしていい香りのおしぼり・・・
ワンランク上のお店にきたんだなあ~と実感させられます。
コースメニュー
お手軽セット |
4,000円 |
前菜3種・造り5種~・2品 |
彩コース※お店イチオシ! |
5,000円 |
前菜・造り5種~・3品・お食事 |
桜コース |
6,000円 |
前菜3種・造り7種~・3品・お食事・水菓子 |
かさ桜コース |
7,000円 |
前菜3種・造り7種〜・3品・お食事・水菓子 |
のどぐろ塩焼きコース |
8,500円 |
前菜3種・造り7種〜・のどぐろ塩焼き・3品〜 |
富山づくしコース |
10,000円 |
のどぐろ・富山エビ・旬の富山の食材を使った、県外の人や接待で人気のコース |
飲み放題コース |
+2,400円(120分) |
飲み放題メニューはビールだけでも3種類あり、日本酒も富山の地酒が3種あるという充実っぷり。
地酒メニュー
曙初嵐純米 |
900円(1合) 500円(1杯) |
曙初嵐純米吟醸 |
1,100円(1合) 600円(1杯) |
満寿泉 純米 |
800円(1合) 400円(1杯) |
満寿泉 カメ一号 |
1,200円(1合) 650円(1杯) |
苗加屋赤 純米吟醸 |
900円(1合) 500円(1杯) |
林 純米吟醸 |
980円(1合) 550円(1杯) |
羽根屋 純米吟醸旗煌火生原酒 |
980円(1合) 550円(1杯) |
羽根屋 純米吟醸50翼 |
1,200円(1合) 600円(1杯) |
千代鶴 純米吟醸 |
1,250円(1合) 680円(1杯) |
千代鶴 純米 |
900円(一号) |
若駒弥久 特別純米原酒 |
900円(1合) 500円(1杯) |
若駒弥久 越中中波 古酒13年 |
1,600円(1合) 850円(1杯) |
太刀山 純米吟醸 |
900円(1合) 500円(1杯) |
黒竜 大吟醸 |
2,000円(1合) 1,050円(1杯) |
久保田 純米大吟醸 |
1,800円(1合) 950円(1杯) |
獺祭 純米大吟醸50 |
1,500円(1合) 800円(1杯) |
獺祭 純米大吟醸45 |
1,800円(1合) 950円(1杯) |
※この他にメニューには載っていない限定酒もあります
今回はお店イチオシの彩コース5,000円をいただきました。
乾杯の一杯はまずビールで。MASTER’S DREEMうまし!
前菜2品
・真子豆腐とウドのきんぴら
ウドのきんぴらって初めていただきましたが、ウド特有の野趣味が皆無で驚くほど洗練された味でした。
そして真子豆腐がまたすごいんですよ。
湯葉の上にとびこが乗っていて、その下に真子豆腐が鎮座されております。
豆腐と真子による独特のなめらかな食感とやさしい出汁の味がなんとも上品で、これからの料理に期待で胸が高まろうというもの。
酒器は有名な高岡の能作。
熱伝導がいいので下に氷を敷き詰めるとキンキンに冷えるのです。
スープ
・はまぐりと白身魚とトマトのスープ
具もはまぐりとネギだけのとてもシンプルな味わいですが、骨格がしっかりしていてとても滋味深い味わいです。
フランス料理のフルコースでも前菜(オードブル)の次にスープが出されますが、これには『次の料理の前に体を温まってね』という意味が込められています。
造り5種
カワハギの肝和えは間違いのないうまさ。
この肝自体に絶妙な味付けがなされているので、もう肝だけでお酒が進んでしまうという。
富山は鰤やカニや白エビやのどぐろなどの高級な魚がもてはやされがちですが、大衆魚でこれほどうまい魚が日常的に食べられるというのは富山の誇りですよ。
器に桜の花があしらってあるのもお見事で、この器もいい演出・・
と思いきや・・・・・
なんと、蓋になってました!
中にはトヤマエビ(ボタンエビ)、白えび、ぶり、マグロ、イカ、ホタルイカが!
富山湾の宝石、白えび!
とろけるような食感、あま~~~い!!
透き通るように美しいトヤマエビ。
ぷりぷりっとしてめっちゃ甘い。甘えびより甘い。
もちろん中の味噌までちゅるるんとすすりましょうね。
事前の日本酒残量チェックも忘れずに!
刺身で一番驚いたのがこのホタルイカ。
この日はまだ漁獲量が少なすぎてべらぼうに高い仕入れ価格のはずですが、心から旬を重要視されているということが大変よく理解できました。
右に見えるオレンジのものはなんとホタルイカの肝で、ホタルイカの肝だけを取り出してこういう形にいただくというのは初めての体験です。
これがあまりにもおいしくてびっくりしました。
イカワタもそうですがホタルイカのワタって濃厚な味と独特のクセがあって、好きな人は好きだけど苦手な人は苦手って感じの味ですよね。
でもこのホタルイカのワタは上品な旨味しかなく、クセのようなものはまったくありませんでした。
イカの刺身一つとっても丁寧な包丁が入れられていて、舌触りなど食感が良くほんのり甘さすら感じられます。
もちろんぶりや本マグロも間違いのないうまさ。いやあ、高級な魚っていいなあ~^^
焼き魚
焼き魚って魚だけポンと出てくるのかと思ったら、とろろや鰹節に筋子まで加わってなんだかとても楽しいことになっているではありませんか。
この日の魚はカジキと鱈で、下に敷かれているのは春キャベツ。
魚自体はあっさりした味つけなので、どう組み合わせて食べるかはあなたのお好きなようにどうぞ。
ふき味噌の鍋
鍋が煮えるのを待つ時間って楽しいですよね。
箸でチンチンしたい♪(やんないけど)
さあいよいよ待望の蓋を開ける瞬間が!!
豚肉、きのこ、野菜がたっぷり~!!
豚肉は薄切りながらしっかり味があっておいしい豚肉ですよ。
この汁がめっちゃおいしいんですよ!
すごく上品で淡い味なのにしっかりと旨味があって、いつまででも飲み続けていられそうな味。
店主曰くには「目には見えない部分ですが、手間暇や材料費もかなりかかってますね」とのことでした。
お酒を注文する度に氷を取り替えてくれます。
和らぎ水もお願いしたところ、その後はグラスが空になりそうな頃を見計らってお水を注いでいただけました。
蒸し物
白子や牡蠣につい目を奪われがちですが、タケノコ、こごみ、スナップエンドウ、スプラウトなど、富山の旬をこの一碗に凝縮させたような茶碗蒸しに心が踊ります。
これぞ富山旬の恵み蒸し!
お食事
最後は茶漬けと香の物で〆となります。
優しい味の出汁にはあおさが浮かび、ご飯はなんとバーナーで炙られています。
薬味にはわさびと梅干しが添えてありました。
お新香もまた素朴なんだけどとってもおいしい。
「軽く揉んだだけですよ」と、まるで格闘技の先生のように店主はおっしゃるけど、いやいやいや!
ここまでくるとお腹は十分いっぱいになっていますが、ミニサイズなのでペロッと食べれちゃいました。
かさ桜亭 まとめ
富山の旬を心ゆくまで堪能することができました。
富山の食材をふんだんに使用した料理と富山のうまい地酒。
お店のスタッフたちの細やかな気遣いと温かな接客によって、特別な時間を過ごしたという満足感でお腹も気持ちもいっぱいになることができました。
富山の味を堪能したいけど何がいいのかよくわからないという県外の人や、大事な接待があるけどどのお店がいいのか悩んでいる人。
そして大事な記念日や、大切な人を連れて行くお店に悩んでいる人にもオススメのお店ですよ。
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