こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
その歴史の長さからか、牛丼といえば吉野家、吉野家といえば牛丼というイメージがありますが、2000年代初頭のBSE問題以降は少しづつ牛丼以外のメニューが増えていきました。
現在のメニューを眺めていると、「いったいどこのファミレスや!」っちゅーくらい豊富なメニューになりましたよね。
メニューが飛躍的に増えたことで牛丼の質が下がったのではないかという不安もあるかもしれませんが、むしろ品質は向上しているのです。
2013年に牛肉の熟成期間を長くしたことでアミノ酸の分解がすすみ、肉そのものの旨味が増して、さらにワインや生姜の素材や配合も見直されています。
現在は多角的メニューを展開する吉野家ですが、近年の吉野家にはさらに「吉呑み」なるメニューも存在し、酒飲みをも囲い込もうとしているのです。
なんということでしょうか。あるのん氏ピンチ!!
あるのんはこの危機をどう切り抜けるのかにもご注目ください。
吉呑みチョイ
吉呑みそのものは以前から存在していましたが、吉呑みは店舗限定であることや限られた時間のみの提供となる上に、都会以外は車でないと行けない店舗も多く、二の足を踏んでいた人も多いのではないでしょうか。
ぼくは以前、吉呑みを試してみようとまっ昼間に電車&徒歩で吉呑み提供店に行ってみたことがあるのですが、「17時以降でないと利用できません」とけんもほろろに断られてしまい、とぼとぼと駅前へ向かいヤケ酒をかっくらったあの日を思い出しました。
しかしつい最近、ついに吉野家富山駅前店でも吉呑みができるようになったということで、涙に暮れたあの日と決別するべく訪問してみました。
ところがこのとき、時間はまだ17時前。
一応「吉呑みできますか?」と聞いてみたところ
「5時からなんです~」と取り付く島もなく断られてしまいました。一瞬、あのときのトラウマが甦りそうになりましたが、しかし今回のあるのん氏は一味違います。
ならば17時まで飲みながら待つまでよ
ええ、酒飲みもときには成長するのです。
牛皿並 330円(税込)
吉野家といえばやっぱこれは外せませんよね。
味も濃ゆいのでビールがぐいぐい進みます。いやあ、エイジング肉はうまいなあ~(正直よくわからんけど)
生ビールの銘柄はモルツで、メンテもばっちり。
無限に食べていたい鉄板のメニュー。
鶏の唐揚げ 1個130円
唐揚げは注文が入ってから揚げてくれます。揚がるのに時間がかかるからか、店員さんの「お時間をいただきます」コールが素晴らしく行き届いています。
胸肉ではなく、ちゃんとモモ肉なのがいいですね。
1個から注文できるというのもありがたいし、あつあつでジューシーな唐揚げがビールに合わないわけがありません。
やばっ・・・17時まで出来上がってしまわないか心配です。
17時経過!
ネットで調べてみたのですが、吉呑みの公式メニューというものは存在しませんでした。
共通メニューはあるもののその数は多くなく、店舗によってメニューは異なるようです。
吉呑み 共通メニュー(税込) | |
さば味噌煮 | 340円 |
牛皿 | 330円 |
牛皿ファミリーパック(4人前) | 980円 |
豚皿 | 300円 |
ねぎ塩豚皿 | 440円 |
牛カルビ皿 | 454円 |
ねぎ塩牛カルビ皿 | 490円 |
ねぎ塩鶏皿 | 390円 |
ベジ皿 | 390円 |
だしまかず | 180円 |
牛カルビ皿 | 330円 |
お新香 | 110円 |
キムチ | 110円 |
生ビール(グラス) | 186円 |
生ビール | 352円 |
角ハイボール | 350円 |
レモンサワー | 350円 |
焼酎(芋・麦) | 300円 |
冷酒 | 340円 |
ウーロン茶 | 120円 |
カルビ焼きそば 280円
ジュージューと音を立てて運ばれてきました。
吉野家でこのような演出が見られるとは思わなかったのですごく新鮮です。
太めの麺にしっかりとソース味が絡んでいて、カルビも吉野家らしい深い味付けになっていて、想像以上においしい焼きそばでした。
ちなみに「炙り塩鯖」はお客さんの目の前でバーナーで炙ってくれますよ。
だしまかず 180円
メニューによると吉呑みメニューの1番人気とのこと。
ほおお、これまたなんと珍妙な・・・
あ、でも確かに・・・!
いわゆる「す」が入りまくっているものの、濃いめのだしの味がなんともホッとする味です。とにかく安いし、これはリピート間違いなし。
少し前に、握らないおにぎり「おにぎらず」が話題になっていましたが、この「だしまかず」は巻かないだし巻き卵風の玉子料理でした。
ベジ皿 390円
いかにも健康そうなメニューであり、いわゆる「罪悪感」は皆無。味はカレー風味でちょいとピリ辛なのが食欲をそそります。
これもリピートしたい安定感のあるおいしさでした。季節によって使用される野菜も変わるようです。
だしまかず ごろっと明太 280円
だしまかずに明太子が入ったもの。
富山ブラックラーメンに耐性のあるぼくでもかなり塩っ気があるように感じたので、ちょびちょび舐めるように食べると小さな幸せが長く得られることでしょう。
「ごろっと明太」の「ごろっと」はさすがにちょっと誇張じゃね?と思われたかもしれませんが、ちゃんとごろっとしていましたよ。
まあ、ぼくは最初から信じていましたけどね。
〆のラーメン 280円
まさか吉野家でラーメンが食べられるようになるとは、かつていったい誰が想像したことでしょう。
キン肉マンもびっくりですね。
う~ん、しかしこのラーメン・・・
麺は中太でもっちりしてなかなかおいしい麺ですが、申し上げにくいことにスープが残念でした。
ほどよい醤油感とかすかな甘みのような味は感じますが、だし成分が皆無というか、店員さんの何かの入れ忘れとかでなければ、正直コンビニのカップ麺のほうがイケてると思います。
吉呑みメニューには「〆の牛丼」という小盛りよりもさらに少なめの牛丼があるので、〆には牛丼のほうをおすすめします。
吉呑み まとめ
フォードメニューやドリンクメニューの数は多くはないものの、低価格ながらツボを抑えようとする工夫が見受けられてなかなかおもしろかったです。
でも、吉呑みが17時から(吉呑み終了は10:30頃)というのが、個人的にはちょっともったいないなあと。14時頃からの客足が落ち着く時間帯から始めてもいいんじゃないかと思います。
吉呑みは、1人でサクッと飲みたい、0次会、2次会以降など、用途は色々あるものの、17時からだと競合が多すぎるように思いますしね。
とはいえ、「いつもの吉野家で飲む」というのは新鮮で楽しいので、チョイと呑みに寄ってみませんか?
昼間に行って呑みながら17時まで待つというのが「まだ変身を残してる」感があって、それもまた楽しい要素となりうるのではないかと思います。
ええ、ぼくはもちろん吉野家に囲い込まれてしまいました。ピンチをチャンスに変える男あるのんを今後もよろしくお願いいたします。
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