こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
ここ近年「吟魚」という名の居酒屋をあちこちで聞くのですが、残念ながらいまだ未訪であります。
意を決して予約の電話を入れてみるも、いつも予約でいっぱい・・・
今回も断られ思わず天を仰ぐぼくに、受話器の向こう側から思いもかけない一言が放たれました。
「二号店の吟チロリならまだ枠があるはずです」
ナ、ナイスキラーパス!!!
さっそく電話してみたところ、無事吟チロリの予約がとれたのでした。
目次
ここで吟チロリに関して2点お伝えすることがあります。
1つ目は、席(入店時間)は2時間となること。
2つ目は、刺身の盛り合わせが人数分出てくること。
人気店ゆえのお約束という感じですね。
吟魚のはなれ 吟チロリ
GoogleMapに住所を入れて、指示通りにてくてく歩いていくと・・・
あれっ!?・・・通りすぎた!?
えっと、それらしいところあったかな・・・
引き返してみると、どうやらこのビルのようなんですが。
THE・わからん!!
隠れ家をアッピールするお店は多々ありますが、ここまで本気で隠しちゃってる感じのお店ってなかなか珍しいのでは。
ビルの中に入ると店名がわかるようになっていました。
お店に入ってみると・・・外からは想像もつかないほど活気にあふれ、お店は既に満員御礼。
これはもう予約専門店といっても過言ではないでしょう。
けっして広いとはいえない店内ですが、座席はカウンター、テーブル、座敷があります。
フードメニュー
地物、鮮度、季節感、創意工夫が感じとれるメニュー構成となっています。
刺し身の単体のメニューがないというのがちょっと驚きで、盛り合わせのみというのは珍しいですね。
素材にこだわったものはそれなりのお値段ですが(それでも安めではないかと)、それ以外はなかなかリーズナブルな価格設定のように思えます。
ドリンクメニュー
日本酒は富山の人気のものだけでなく県外の珍しいものもあり、酒好きなら色々試したくなります。
他のお客さんが飲んでいた大ジョッキの透明なお酒が気になって店員さんに聞いてみたところ、どうやら「ジャンレモ」というメニューのようです。
それは残念ながらジャンボレオンチューハイではなく「ジャンボレモンチューハイ」が正式名称とのこと。
つき出し
もずくのさっぱりした酢加減が、暑さで疲弊した胃袋を活性化させてくれそうです。
刺身盛り合わせ 2人前1,500円
この日の刺し身は、クロダイ、さわら、太刀魚、さす、ヒラマサ、穴子、きすの7種。
どれも間違いなくおいしい刺身ですが、富山で穴子の刺身は実に珍しいですね。
イカの塩だれナムル
さっぱりした味付けとごま油の香ばしい風味が後を引きます。
吟吟餃子 380円
「吟チロリ手作り」といわれれば、そりゃ頼まないわけにはいきません。
実に良き焼き加減。焼き餃子はこのくらいガッツリ焼いてくれたほうが好きですね。
何もつけずにそのまま食べても十分おいしい餃子ですが、麹味噌ベースと思われる特製ダレがかなり個性のある味となっています。
味がかなり濃いのですが、つけずにそのまま食べるもよし、ちょっとだけつけるもよし、どっぷりつけて食べるもよし、そこはお好みで。
地だこのすり身揚げ 390円
ただでさえすり身揚げ好きなぼくなのに、「吟魚1番人気」だなんて書いてあったらそりゃ頼まないわけにはいかないじゃないですか。
1つ1つがおっきいいいい!!
ムチムチプリンな食感と旨味の集合体のような味わいがたまらない逸品です。
これは常に皿に常備して無限に食べていたいと思わせるようなすり身揚げでした。確かに1番人気なのも頷けるというもの。
穴子と夏ヤサイの天ぷら 980円
穴子の刺身も珍しいですが、天ぷらもなかなか見かけないメニューなので試してみることにしました。
おおっ・・・!?
おそらく富山人の多くは「げんげの天ぷら?」と思うのではないでしょうか。
天つゆもなく、塩をつけるわけでもなく、そのままでしっかり味がついている天ぷらというのもなかなか珍しいです。
食感はふわりとして柔らかいんですが、げんげよりもかなりしっかりとした魚感があり、さっぱりとした味付けが淡白な味をより引き立てています。
長いもフライドポテト 480円
えっ!!長芋をフライドポテトに!?
できらぁ!・・・と厨房から聞こえてきそうですが、果たしてどのような感じになるのでしょうか。
おお・・・ 確かに!!
皮付きポテトのような半月切りですが、長芋をこのサイズで揚げるとかなりガッシリとした食感になりますね。
下に敷き詰められている醤油ダレの味がまた濃くて、ビールの消費量がマシマシになりました。
自家練り かにみそ 480円
もちろん「自家練り」に惹かれたのはいうまでもありません。
これはいいカニミソ!
ゴマの香ばしさや、きゅうりの食感とさっぱり感によって、より食べやすく上品な味になっています。
これは日本酒を追加しないわけにはいかなくなりました。困るやないか・・・(嬉しい)
吟チロリ まとめ
2時間しばりがあるので、お客さんの回転にキレがあります。
このように席があいても、すぐにまた次の予約のお客さんがやってくるのです。
この日は6時に予約して入店したのですが、7時前後に一部が入れ替わり、8時前後にもまた一部が入れ替わってというふうに、フル回転の状態でした。
我々も本来は8時には出なくちゃいけなかったのですが、我々の席の次の予約にはまだ猶予があったようで、お店の人が「8時半まで大丈夫ですよ」とわざわざ言ってくれたのもゆったりできて嬉しかったです。
これだけ繁盛しているのにお店の皆さんの感じがとても良かったのも印象的で、板前さんも忙しいのにしょうもない質問に丁寧に調べてくれて、お店を出るときにも他の店員さんが「わかりましたか?」と言ってくれたりして、とても親切にしていただけました。
【おまけ あるのんのしょうもない質問とは】
「淡線」の意味がどうしてもわからなくて、ググっても出てこないし、お店の人も最初はわからなかったのですが、瓶を確認したらラベルが「淡緑」(ウスミドリ)になってたのを教えてくれました。
お忙しいのにすんませんした・・・
このように、味もよくリーズナブルでお店の人も皆感じのいい人ばかりとなれば、お店の評判は良くならないはずがありません。
憧れの吟魚も行ってみたかったですが、ぼくは今回この吟チロリに来れてよかったです。
今回は鮮魚系メニューの注文が少なめでしたが、他のお客さんが食べてるのを見た感じではどれも間違いなくおいしいやつですよ。
皆さんもぜひご自身の目で見て舌で味わって、富山の奥深さを堪能していってほしいですね。
吟魚のはなれ 吟チロリ
住所:富山県富山市宝町2丁目4-20 宝町ビル1F
電話:076-442-5135
営業時間:17:00〜24:00(LO23:00)
定休日:月曜日
コメント
コメント一覧 (2件)
2時間制ですが、一度も2時間いさせてくれませんだいたい平均1時間20分ぐらいです。あしからず
へいほーさん、こんにちは。
それは残念なことですが、言い換えればそれほどに繁盛しているということですよね。
久々に行きたいなあ~