チーム激安王が通ったあとはぺんぺん草一本残らない
などと飲食店界隈で噂されてない、恐れられてもない我々6名が今回向かうお店は、石川県小松市にある「男飯ロッキー」である。
おとこめしロッキー・・・・
なんと男子の胃袋を刺激する名前だろうか。
男飯ロッキーはその名が示す通り、ガッツリ系のお肉やご飯を腹いっぱいたんまり食べられる有名店である。
ここで今回のチャレンジャーたちを紹介しよう。
ほい!いつもの愉快な面々たちだよ~
ということで我々は意気揚々と小松へ車を走らせ、期待に胸を膨らませながら胃袋をしぼませていた。
そう、約1名を除いては・・・
なんか・・・ 車内酒くさっ!!!
そう、T井は既にストロングゼロを2本やっつけていた。
しかも・・・!!!
一同:はあっ!?
ま~た食べる前から言い訳か・・・
お家芸始まったよ!!
・・・などなど、道中キャッキャウフフしながらの楽しいドライブとなった。
そして到着!
これはなんと男らしい店構え。
「男は見た目じゃねえ、熱いハートよ」と言わんばかりのロックなスタイルに、我々のテンションはより高まっていく。
男飯ロッキーの独特なシステム
この店はちょっと他にはないシステムなので、前情報なしに訪れるとかなり面食らうのではないかと思う。
(1) メニューを決めて食券を購入するべし!
メニューは実に豊富であるが、そのすべてが肉料理であることに注目したい。
ここで注意したいのが価格表記が外税という点である。
メンバーの一人が「お金を入れたのに買えない!?」と困っていたが、税金分も合わせて投入しないといけないので、例えば1,000円+税となっていたら1,100円を投入する必要があるので注意しよう。
券売機を目の前にして悩みに悩みまくるメンバーたち。
数日前からこのお店に来るのはわかっていたことなのに、この段取りの悪さもまたチーム激安王の微笑ましき日常といえるだろう。
小生はそんな彼らを微笑ましく見守りながら、一人静かにメニュー選びに没頭するのであった。
(2)食券を提出するべし!
「あれ!?食券が中華そばになってるんだけど」
食券を購入したメンバーが言った。確かに中華そばなどというメニューはどこにも見当たらない。
小生も悩みに悩んで食券を購入したところ、
不覚にも横で聞いたばかりのセりフをリフレインしてしまった。
中華そば
ロッキーマッスル丼
中華そば注文のみ単品ライス
ロッキー焼肉ミックス丼
お得フライドポテト盛りガーリックバターコーンセット
とりカルビ焼肉定食
てりやきチキンタルタル定食
グリルチキンステーキセット
サーロイン・チキンノックダウンステーキプレートシングル
がっつりノックダウンステーキライスプレート
サーロイン・チキンノックダウンステーキプレートダブル
ハラミ焼肉定食
ひとつも一致してねえ!!
どうやら昨年からメニューが色々と変わってるようで、券売機のメニュー変更が追いついていないものと思われる。
食券を購入したら返却口横に食券を置き、自分と店主を信じて静かに待とう。
(3)丼の場合は自分で好きな量のご飯をよそう
このお店ではご飯・スープ・水・調味料などはセルフであるが、丼のご飯だけは事前によそっておかなくてはならない。
店主がタイミングを見計らって「○○丼のご飯よそっといてー!」的なことを言うので、自分で食べられる分のご飯をよそってお盆にご飯を置いておこう。
- 必ず食べきれ
- おかわり厳禁
- 持ち帰り厳禁
ライスは一回のみよそうことができ、しかも残してはいけないという鉄の掟がある。
持ち帰るためによそうなどということも当然許されないので、自分が食べ切れる分だけよそおう。
※券売機で「食べのこしお持ち帰り容器20円」を購入すれば、自分が食べているものに関しては持ち帰ることができる。店の外に持ち出した時点で自己責任となる。
ちなみに釜のライスは追加で炊かれることはなく、ご飯がなくなり次第営業終了となるので、遠くから来る場合は電話を入れてほしいとのこと。
忙しいときは出られないので、多くても3回ほど電話してもらえれば出れるそうだ。
(3)料理ができたらセルフで完成させるべし!
コムタンスープ(テール&牛骨スープ)は舌や口がすっきりするので必ずゲットしておきたい一品だ。
カレーはレードル一杯まで無料。カレーをよそうのは後からでもいいとのことなので、ご飯が余りそうなときに活用するのがいいと思われる。
福神漬け、紅生姜、にんにく、豆板醤をお好みで入れて
料理はボリュームがあるので豊富な調味料で味変を狙っていくのもいい。
冷水はもちろんのこと、ジャスミン茶までが無料で飲み放題。
先ほどからなんとなく画面が白っぽいのはカメラの設定を間違えているわけではなく、店内が煙で白くなっているからである。
常に肉を大量に焼いていて排煙が追いついていないからであるが、故に初デートの食事にはおすすめしない。
そして待つことしばし、料理が順番に完成していく。
MASA:グリルチキンステーキ定食 500g 900円+税
お酒を愛しすぎたゆえに、節酒生活を余儀なくされたMASA氏。
そんな彼の絶望の矛先はグリルチキンステーキへと向けられる。
ほほう、これはなかなかのボリューム。
1,000円未満という価格でこのボリュームの本格グリルチキンステーキが食べられようとは!
胃袋に厳しく、肝臓には優しい(はずの)MASA氏なので見事に完食!
シュンジ:ハラミ焼肉定食 200g 1,100円+税
ゴールドカレーチャレンジでは妖精のような食事をしていたのが印象的だったシュンジ氏。
そんな彼がどのようなチャレンジを見せてくれるのか注目したいところだ。
まあカレーに関しては両隣りがでかすぎただけだけど。
ハラミ200gもけっこうボリュームある!
やはりうまそうにしか見えない。
テラめし界の妖精シュンジ氏も立派に完食!
T井:とりカルビ焼肉定食 650g 1,100円+税
まだ真冬だというのに肩をまくり、やる気満々のT井氏。
日向小次郎ばりの猛虎魂を見せてくれ!
こ、これは・・・!かなりの迫力!!!
しかし元祖フードファイターT井にとっては、0次会の付き出しレベルの食事といえるだろう。
ふーむ、これもすごくおいしそうではないか。
余裕の表情のT井氏。そう、彼はやればできる子なんだよ。
付き出しの次はメイン料理ということで、さっさと券売機へ走ってほしい。
T井氏完食!
とるきち:ロッキーマッスル丼 豚カルビ焼肉300g からあげタルタル5個 1,300円+税
ここからいよいよ丼メニューへと突入。
キターーーー!!!
やはり丼ものは映える。
彼らのこのテンションの上がりようはどうだ。
寿司屋に連れてった子どもの喜ぶ顔を見てほほえむ親のように、彼らを微笑ましく見守りながら熱心にシャッターを切る小生であった。
ぶ厚い焼肉の下には立派なから揚げが5個も入っている。
タルタルソースはご飯に合うものの、とるきち氏は「味が濃いめなのでこの量を食べるのはなかなかしんどかった」と後ほど語った。
そのとき歴史が動いた!
↑とるきち氏の箸が、シュンジ氏のハラミを捉えた決定的瞬間である。
世が世なら石富戦争に発展していても不思議ではない侵略行為であるが、実はシュンジ氏からトレードの申し入れがあり、とるきち氏がそれを受け入れたものである。
※石富=石川富山
こういう楽しみかたもできるのがこのお店のまた楽しいところといえるだろう。
とるきち氏も完食!
あるのん:ロッキー焼肉ミックス丼 牛バラカルビ200g 豚バラカルビ200g とりカルビ200g 1,500円+税
肉の3トップを担う「鶏豚牛」が一同に会す焼肉ミックス丼。
肉が大好きすぎるあるのんのワクテカがとまらない!
ヌホーーーッ!!!
もはやご飯どころか丼すら見えない。
まさにこれは肉のピラミッド!
それでは眠る財宝を求めて中を暴いていこうではないか。
うまっ!!
とりカルビうまっ!!!
柔らかくてほどよい味付け。これはうまいなー!
牛カルビも大きいし味付けもご飯に合う。
豚カルビもまた然り。脂身がおいしいのだけど、後半はこの脂身のこってり感に苦労することになる。
前半:うま~い うま~い
中盤:食べても食べても減らねえ・・・
後半:これもう無理ゲーやろ・・・と不安な気持ちしかない
後半には余裕どころか不安しか残らなくなり、徐々に口数も減っていく。
なんというか、きついのは量よりもむしろ味かなと。
もちろんそれは素材や調理の話ではなく、これだけの量の肉を一気に食べ続けるということがしんどくなってくるからである。
とりカルビうまい~・・・けど、既に味を楽しむ余裕はまったくなくなっていて、しんどくてしょうがない気持ちを堪えながらなんとか完食!!
この気持ち、例えるならフルマラソンを走った感じによく似ている。走ったことないけど。
ピラミッドの財宝はすべて闇(腹)の中へ。
がっつりノックダウン ステーキライスプレート 牛肩ロース400g チキン400g 1,600円+税
そんなイケメンなセリフを言ってのけたそうへ氏は、すべてのメニューの中で一番ボリュームがあって、一番高額なメニューを選んだ。
こ、これはあああ・・・!!!!
なんという肉の暴力!!!
この肉の大海原のどこにピントを合わせていいのか、カメラさんも若干迷ってらっしゃるやん!
やる気ナンバーワンのそうへ氏だったが、やはり中盤から後半にかけてとても辛そうで、口数も徐々に減っていったのであった。
3分の1くらいで「これ無理じゃないか!?」と絶望感に苛まされたというそうへ氏。
この牛肩ロースステーキはかなり歯ごたえがあり、この歯ごたえによって高い満足感と満腹感を生んで飲み込みづらくなってくるのである。
しかし修行僧のようにもくもくと肉を食べ続けるそうへ氏。
辛そうな表情のまま最後の一切れを頬ばった!
満腹に耐えてよく頑張った!!感動した!!
エピローグ
我々が料理を待っているとき、お店に新たなお客さんが入ってきた。
お店の人から「ごめーん!そこの6人のお客さんで多分ご飯終わるから、もう終わりやわー」と入店を断られていた。
ごめん・・・
釜の中にはまだガッツリご飯残ってるんだ・・・
少食な我々でごめんなさい。
とりあえず今回の成績は
全員完食!!!!
誰も食事を残すこなく、男飯ロッキーチャレンジは大成功のまま幕を下ろした。
そう思っていた小生であるが、翌日にはもう元気モリモリに肉にありついていたのであった。
どうもごちそうさま!
────── 完 ──────
男飯ロッキー
住所:石川県小松市北浅井町1-1
電話:0761-46-6811
営業時間:11:00~14:30 17:00~22:00
定休日:不定休
コメント
コメント一覧 (2件)
待ってましたチーム激安王!
今回も完食さすがです!
見てて気持ちいい~(^O^)
妖精のような食事に吹いてしまいましたw
石川にこんなおもしろい店あるんですね~
今度豚道場のラーメンも行ってみてほしいです(^^)
おじゃるるさん、こんにちは。
不定期連載?のチーム激安王シリーズを気に入ってくださって、どうもありがとうございます。
石川も広いですから、まだ見知らぬ面白いお店はいろいろあるんでしょうね。
豚道場はT井さんが立山そばとストゼロを腹に仕込む未来が見えますね・・・笑