ども富山人あるのんです。
『新湊きっときと市場』に行ってきたんですよ。
「きっときと」とは何か。前にもどっかで書いた気がするけど、まず「きときと」というのが富山弁で「新鮮」とか「活きがいい」という意味なんですね。なので「きっときと」というのは、きときとをより強調した感じでしょうか。
「きときと」という言い回しは今日びのヤングは使いません。でも富山に数多くある回転寿司店の中でも歴史が長い「きときと寿司」というお店があったり、特産品を扱う商売ではわりと「きときと○○」というのを見かけますので、きときと自体の認知度はバツグンですね。使わないけど。
でもいくらなんでも、
空港名にまで使うのはやりすぎっしょ。富山県民としてはちょっと恥ずかしい…。
新湊きっときと市場
話を戻してこの新湊きっときと市場、駐車場も広大だし建物も立派。でもお客さんちょっと少なめ。
その理由は新湊きっときと市場、道の駅カモンパーク新湊、ひみ番屋街の御三家による三つ巴の激しい争闘で消耗しあってるからでしょうか。
新鮮な魚介類がその場で買えたり食べれたりするし、特産品も色々そろってるので目移りしちゃいます。
今回、ぼくの視線を釘付けにしたものがこちら、
ダイオウイカするめちゃん
富山湾ではたま~にダイオウイカが水揚げされます。こちらの浜常水産では水揚げされた3匹を試食用に、状態のいい1匹を展示用に加工されたという。
しかしダイオウイカをスルメにって加工会社であれば一瞬思うのでしょうけど、普通現実にはやらないですよね。そんな社長さんの遊び心が素敵です。
1匹目ですら乾燥機を5日間もストップさせたとか、本業に支障でまくりじゃないですか。
来場者に無料で配られたとのことですが、ぜひ食べてみたかったですね~。もし試食できたらその心意気に敬意を評してなんか買っていったと思うのですが、もうやらないそうなのでとても残念です。
気になるお味の方は、おいしくはないそうです。アンモニア臭はスルメの工程で抜けるらしいけど、苦味が残るとのこと。食べられるけど、また食べたいという味ではないそうな。
でもダイオウイカを食べた!というその事実が何よりおいしい。「ダイオウイカ食べたことねえあん?^^」ってドヤ顔したいもん。なので味のうまいまずいではありませんよ。まあ食べたら食べたで「うーん、うまいもんではないなぁ~」とか言ってそうだけど。
こちらの展示用のダイオウイカちゃんをよく見ると、
見るからにガッチガチ。
スルメが大好きなぼくだけど、こんなんジャック・ハンマーじゃないと噛みきれんわ。
とまあこのように、富山湾ではたま~にダイオウイカが水揚げされるのです。超貴重な生きているダイオウイカの映像もニュースで公開されていました。
某企業じゃないけど、ホタルイカからダイオウイカまで、くらしに海をひろげる富山湾の提供でお送りします。
ダイオウイカなんてぼくが子どもの頃はまだ幻も幻、まぼろしパンティ以上の幻で立派なUMAでした。それが今や生きてる映像どころかスルメイカにまでしちゃったんですから、ダイオウイカの神秘性は薄まってしまったことは否めませんね。
ということで常浜水産さん、いつの日か超ウルトラ幻級、
クラーケンのスルメやってください!!
新湊きっときと市場
住所:富山県射水市 海王町1
電話:0766-84-1233
WEBサイト:http://kittokito-ichiba.co.jp
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