こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
ぼくは鍋が好きでしてねえ。スーパーに行くと毎回のように「鍋スープの素」をチェックしてしまうんですよ。ええ、それはもう一年中。
夏場は当然ラインアップが減るんですが、それでもついつい売り場を覗いてしまうのです。
「可愛子ちゃんが転校してこないかなあ~」・・・ じゃなくて、「もしかしたらナイスな新製品が出ているかもしれない」と思うと、自然と足は売り場へと向かってしまうのです。
そんなある日、刺激的な商品を発見してしまいました。
富山ブラック鍋つゆとな!!?
う~~ん・・・・
「富山ブラックラーメン」といえば、確かに今や全国的に認知されたご当地グルメといえるでしょう。この商品はその富山ブラックラーメンを鍋スープの素にしたものです。
富山ブラック鍋つゆ
元ネタとなる「富山ブラック」は、すべてを飲み込むかのような漆黒のスープ、そしてその刺激的な黒胡椒や塩味は富山でも好き嫌いが大きく分かれるところ。※食べやすい富山ブラックラーメンもあります
正直、この商品を初めて見たときは少々冷ややかな目で見ていました。
冬季における鍋スープの素といえば、スーパーの数ある商品の中でも最も多様性に富んだ商品の一つと言えるでしょう。
そんな「鍋スープ戦国時代」に、黒くてしょっぱくてスパイシーが特徴の鍋スープにどれだけのポテンシャルがあるのやらと、懐疑的な気持ちが先立ってしまったのです。
が、しかし・・・!!
この鍋スープのメーカー「寿がきや」は、富山ブラックラーメンや白えびラーメン等のご当地カップ麺を販売していますが、これらのクオリティはいずれもかなりの完成度だったことを思い出しました。
であるならば、この鍋スープも実はイケてるのではないかと思い至り、横目で眺める日々と別れを告げるが如くついに購入へと至ることとなったのでした。
裏ラベルを見ても鍋スープとして、果たしてどれほどのポテンシャルを秘めているのかまったく想像がつきませんわい。
まずは鍋にスープを投入。
うん、真っ黒・・・
まずはスープだけを飲んでみると・・・
ぬお、しょっぺええええ!!!
いや、鍋スープの素はしょっぱめに調整してあるので無問題。この時点では「めっちゃしょっぱくて、黒胡椒感はそれほどでもないけど、動物性の出汁感があってなんか期待できそう」という印象。
まあ、「黒くてしょっぱいだけじゃ商品として成立しないのはよくわかってらっしゃる」ということですね。
具材を投入。黒い・・・
裏ラベルを見ると、具材には豚バラ・キャベツ・もやし・ネギ・人参がオススメとのことで、さらにアレンジ具材として餃子・つみれ・きのこ・油揚げ・ニラ・鶏肉などもいいみたい。
つまり、だいたい何を入れても間違いなさそうな守備範囲ということですな。
ちなみにこのとき入れた具材は、長ネギ・ニラ・まいたけ・しめじ・絹ごし豆腐・豚バラ・ソーセージ・キャベツ・豚粗挽き肉という盛りだくさんのコンテンツ。
わがままボディに磨きがかかることは必定。
そろそろ食べごろに。
あ、うめえ・・・!!
野菜などから水分が出る上に、いい感じに具材から出汁も出つつ塩味もマイルドになって、でもパンチもあるという不思議なうまさ。
これは確かに富山ブラック鍋!!
そして、ちゃんと鍋スープとしてばっちし機能しています。
富山ブラックはブラックペッパーが肝。
この鍋スープにおけるデフォのペッパー感は富山人としては少々物足りなく、追いペッパーは不可避。
鍋が終盤に差し掛かってきた頃、いよいよファイナルのお楽しみ・・・
麺投入~!!
鍋スープは最初に入れた具材が煮えてくるといい感じの塩梅となり、そして終盤には煮詰まってまた味濃くなるのもお約束。
スープの味も最初のときより終盤のほうが圧倒的にうまい!それは具材の味がスープの味をさらに豊かなものにするからに他なりません。
あえて水で薄めずにそのまま食べるのがまた富山ブラックラーメンっぽい。そして、それがまたうまし。
今回は細麺だったけど、太麺のほうがよりイケると思いますね。
具材は何を入れても美味しいと思いますが、長ネギは絶対に入れるべきであると断言します。
元々富山ブラックラーメンには刻みネギがとってもよく合います。ラーメンの味が濃ければ濃いほどに、ネギは「死海のオアシス」となって潤いを与えてくれるのです。
今回は長ネギを斜め切りにしましたが、ぶつ切りのものをよく煮込んでも美味しいでしょうし、普通の鍋にはあまり見られない「刻みネギ」をトッピングするというのも絶対に美味しいはず。
ちなみにこの鍋には2かけのおろしニンニクも追加しています。富山ブラックはニンニクもめっちゃ合うんですよね~
まとめ
この商品は見た当初は尖ったイメージがあって「富山県以外の人向けの商品かな?」と思っていたのですが、どっこい富山人もめっちゃ楽しめる結果となりました。
「見た目は黒いけど味はマイルド」とかじゃなくて、しっかり富山ブラックの本質を追求していく姿勢っぷりにも好感が持てました。
何不自由のない平穏な鍋生活を送っていたA子。満たされているはずの鍋生活なのに、気持ちは高ぶるどころかぽっかりと穴が空いたよう。そんなある日のこと、個性の強い刺激的なTBNと出会ってしまった。・・・という昼ドラ展開的な「富山ブラック鍋つゆ」をぜひ一度試してみてくださいね。
※TBN=富山ブラック鍋つゆ
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