バール・デ・美富味を大満喫してきた！美富味のここがすごい

こんにちは、富山人あるのんです。

ついに富山駅前にMAROOT（マルート）がオープンしましたね。ぼくもさっそく訪れてみましたがすんごい人出でして、富山の新たな名所が爆誕してくれて胸アツ案件です。

MAROOTには飲食店やスーパーなど飲食を扱ったお店も多々あってどのお店も激混みでしたが、お酒好きにとってもっとも気になるお店はこちらではないでしょうか。

バール・デ・美富味

バール・デ・美富味は酒好きの間では特に注目度が高く、それは「MAROOTに入るお店だからじゃないの？」という理由だけではなく、富山にかつてなかった革新的なお店だからということに他なりません。

ちなみに開店時間はMAROOTと同じ10時ですが、飲食が利用できるようになるのは他の飲食店同様に11時からとなっています。

10時～11時までは店内の出入りは自由で、店内で販売されている日本酒を購入することも出来ます。

美富味のここがスゴイ.1

■シャレオツな素敵空間

店内は木が多く使用されていて、派手さを抑えつつオシャレで落ち着いた空間となっているので、年令を問わず（お酒はもちろん二十歳以上ですがノンアル飲料もあります）利用しやすい雰囲気づくりが演出されています。

座席はテーブル席とカウンター席、その他にも立ち飲み席や外にはテラス席もあって、一杯だけサクッと飲んでいくこともできるしじっくり腰を据えて飲むこともできますよ。

富山駅南口駅前広場に面していて、道路側にあるMAROOTの入口から入るとすぐ右にあり、「一秒でも早くお店に入りたい」という人はこのお店から直接出入りできる入口もあるので覚えておいて損はないですね。

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■オーダーは利用者のスマホから

お店に入ったらスタッフさんが席へ案内してくれます。満席のときは入り口にあるウエイティングシートに名前を書きましょう。

席へ着くとQRコードを渡されるので、このQRコードを自分のスマホで読み込むと画面にメニューが表示されオーダーすることができます。

操作方法は最近の飲食店でよく見かけるタブレット式とほぼ同じ。

メニューはテーブルにもありますが各席分は置いてないのですが、スマホからならどの席ででも見ることができます。

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■店内に日本酒リキュール醸造所がある

店内にはひときわ目を引くタンクが3基あります。

このタンクでは日本酒・果実・薬草・香草・ナッツなどを組み合わせた日本酒リキュールを醸造しているとのこと。

メニューを穴が空くほど見てみましたが、このリキュールについての説明やメニューが特になかったのでスタッフさんに伺ってみたところ･･･「4月中にお出しできる予定」的なことを言われました。

追記：5月現在はまだ仕込み中で、6月中には出せるかも･･･とのことでした

あくまで予定とのことでしたが、リキュールの組み合わせやバリエーションは無限にあると思われるので飲める日がすっごく楽しみです。

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■斬新かつ魅力的なメニューの数々

富山県内中の地酒がほぼ勢揃いしていますが、それぞれの日本酒が飲めるのはもちろんのこと、飲み比べセットや酒好きでなくてもお目を引くようなカクテルも揃っています。

フードも種類こそ多くないものの映えも強調されていてこだわりが感じられるものばかりです。

タップから注がれる日本酒は時期的に生酒が中心とのことですが、タップから注がれるお酒は季節ごとに変わっていくそうなので、これは何度足を運んでも楽しめるということになりますね。

関係ないけど、こんなタップが自宅にほしいのん･･･

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■魅惑の地酒とカクテル

津田店長オススメ！飲み比べ ￥1,200

このときいただいたのは津田店長オススメの飲み比べセット。

満寿泉プラチナ寿・AKEBONOFLAT・幻の瀧 純米吟醸うすにごりの3種でしたが、これほど個性の異なる貴重なお酒が飲み比べできるとういうのはなんとも贅沢。

各30mlというサイズは量を飲む人には物足りないかもしれませんが、日本酒に慣れてない人にもカジュアルに楽しんでほしいという思いが感じられます。

3種飲み比べセットは4種類あるので、そのとき食べるものとの相性で選んでみたり、そのときの気分や己のインスピレーションのままに選んでみるのもいいかもですね。

IWA5 ￥2,000

ふだん高級すぎてなかなか買う機会に恵まれませんが、「IWA5」のAssemblage2がグラスで飲むことができます。これは貴重！！

以前飲んだことのあるAssemblage1と比べると、一見軽やかでありながら風雅で気品と広がりを感じさせてくれる味わいでした。

45mlで2,000円もするのでこれはこれで高価ですが、一日本酒好きとしてはとてもありがたく思うばかりです。

Peroトニック ￥800

このカクテルめっちゃ爽やかでうまいな～！なんという清涼感でしょう。

このカクテルのベースとなる日本酒は「ペロッと飲めちゃうから」と名づけられた満寿泉のPero。これをトニックウオーターえ割ったから「ぺろっと」。

確かにこれは一瞬で飲めちゃうおいしさです。

リンク8888ハイボール ￥1,000

リンク8888はスコッチウイスキー「シーバスリーガル」の原酒の熟成に使用した樽で熟成させた満寿泉のお酒で、このカクテルはその貴重なウイスキー樽熟成日本酒をハイボールにしたものです。

このカクテルをオーダーすると店内の空気が一変しました。

スタッフさんがおもむろに枡をバーナーで炙りだしました。

いったい何がはじまったんだ···

炙った枡をハイボールに被せて！？

ほえ～っ！！スモーキーな香ばしさがたまらんですなあ！！

ただでさえ貴重なハイボールなのに、さらなる香りづけにこのような趣向を取り入れるなんて遊び心満載で、好きか嫌いかでいえば大好きとしか言いようがありません。

グラスの飲み口のところにある白い粉上のものはソルティードッグよろしく「塩」なのかと思いきや、塩麹パウダーとのこと。なかなか手が込んでますよねえ。

カウヒーラテ ￥1,000

貴醸酒と富山のコーヒー牛乳「カウヒー」を合わせたカクテル。

通常の日本酒は米と水で仕込むわけですが、水の代わりに清酒を使って仕込むお酒が貴醸酒です。究極超人あ～るでいうところのおかゆライスみたいな感じでしょうか。いやちょっと違うか･･･

甘さが控えめでこれもとっても飲みやすいカクテルです。すごく優しげな味ですが、カリカリした食感がなんともクセになりますよ。

今回いただいてみたどのカクテルも飲みやすいものばかりですが、アルコール度数15～16度ほどの日本酒ですから蒸留酒のカクテルに比べると必然的に飲みやすいものになると思います。

「お酒はあまり強くないし」とか「お酒は飲めるけど日本酒はあまり好きじゃない」という人にこそぜひ飲んでみていただきたいですね。

Kippis ￥500

ワイン酵母で醸された爽やかな味の日本酒と、マンゴーの香りも楽しめる国産プレミアムウォッカを合わせたカクテルです。

素晴らしく飲みやすいカクテルなんですが、けどメインコンテンツはこの人かもしれません。

レモンスライスの上に乗っている特殊な砂糖･･･ これがね、バチバチ弾けるんですよ！

皆さんは「はじけるキャンディー・ドンパッチ」をご存知でしょうか。

ドンパッチといえば思い出すのが、ぼくがきときとの小学生時代母にドンパッチを食べさせてみたところ、口の中でバチバチ弾ける音を手で覆いながらそれまでに見たことのない微妙な表情を浮かべていたのが今もはっきり覚えています。

皆さんもこのレモンと砂糖をかじりつつクイッとやって、それぞれの思いを馳せながら楽しんでいただけたらと思います。

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■もちろんフードにもこだわる

美富味プレート ￥1,500

【上段】甘エビのビンチョス・里芋クロケット・鱒のタルタルソースとバゲット。

【下段】ホタルイカのビンチョス・ホタテのビンチョス・ローストビーフのビンチョス・蒲鉾のビンチョス。

SNS時代を象徴するかのようなメニューですが、ちょっとずつ色々食べられるのがなんとも楽しい。

飲み比べセットにつく肴も地味にいい。これは白エビの素干しですが、別のセットを頼んだら「ホタルイカの素干し」が出てきてみたり。

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■デザートも日本酒にがぶり寄り

デザートとしてのメニューは「酒粕アイス」のみ存在し、塩麹・抹茶・シナモンの3種から選べます。

酒粕アイス ￥550

塩麹にしてみました。食べてみると･･･

う～ん･･･ 甘じょっぱ～～い！！酒粕感満載でかなりパンチのある味のアイスです。これはなかなかいいですねえ。

味は3種ありますがベースの酒粕アイスは同じで、上に乗っているパウダーが3種類あるという感じ。塩麹パウダーはほんのりしょっぱくてさらに味わい深く感じられます。

オススメの日本酒は貴醸酒とのことですが、ここはあえて「酒母搾り 生原酒 玉旭ECHOES Σ（シグマ）」をチョイス。

ΣはECHOESに炭酸ガスを足した商品ですが、ECHOESは洋菓子に合いやすいので酒粕アイスを合わせてみたところやはり面白い組み合わせでした。

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■支払いはキャッシュレス決済のみ

会計したいときはメニュー画面の「会計」を押すと、スタッフさんが決済用の端末機を持ってきて決済となります。

支払手段は各種クレジットカードか電子マネーのみ。現金払いはできませんのでご注意ください。

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■富山の地酒が購入できる

バール・デ・美富味では、富山県酒造組合に加入している蔵のお酒が飲めて店舗内でも販売もされています。

激レアの萬歳北一は別として、特約店扱いのお酒は購入こそできないもののお店では飲めるし、個人的にはIWA5が普通に販売されているのが衝撃的でした。

IWA5は通販が主なので送料を考えると直接購入したほうがお得ですからね。720mlで￥14,300もしますが日本酒の新たな扉を開いたお酒で、ただ値段が高いだけのお酒などではありませんよ。

あとがき

かつてない体験ばかりで既に2回訪れましたが、訪れるたびにわくわくさせていただきました。

とはいえ手放しで絶賛できるかというと、『価格設定が高い、フード・カクテル・スイーツ・ノンアルメニューが少ない、キャッシュカードorスマホ必須、QRコードを読み込んでアクセスできる程度のリテラシーが必要、現金が使用できない、キャッシュレスオンリーなのに対応電子マネーが少ない(※4/16再訪時取り扱い銘柄が倍に増えていました)、独自のルールが店の外からわからない』など思うこともありますが、富山駅前に革新的かつ富山県酒造組合を巻き込んだお店が登場してくれたことをとても嬉しく思っております。

現在醸造中というリキュールが気になってしょうがありませんが、今後どのように発展していくのか気になってしょうがありません。

現在MAROOT周辺の駐車場は激混みなので、自家用車ではなく公共交通機関を利用してMAROOTで昼飲みを楽しんでみませんか？新たな扉を開いてみましょうよ。