こんにちは、富山人あるのんです。
今年は久々に大好きな奥飛騨へとやってきました。目的はもちろん現地のグルメをいただくことには他なりませんが、富山からだとちょっと遠出するにはちょうどいい距離なんですよね。
秘境っぽい景色をすすんでいくと、やがて目的の地である奥飛騨温泉郷へと到達。いやあなんていうか「奥飛騨温泉郷」の語感から発せられる秘境感ぱねえっすねえ~
うな亭
ということで今回の記事でご紹介させていただくのは、奥飛騨温泉郷にあるうな丼の有名店です。
温泉郷のど真ん中に鰻のお店があるというのもなんだか不思議な感覚に包まれますが、うな亭は先代から続く鰻の養殖場を持っているとのこと。
うな亭のオープンは11時。
開店10分前に訪れ、仕切りのない砂利の駐車場に車を駐めると、既に数人のお客さんが並んでいました。
まだ微妙に開店時間ではないのですが、暖簾が掲げられて5分前に入ることができました。
いかにもうなぎを出すっぽい雰囲気にほっこり。
メニュー
あの・・・めっちゃ安ない!?
税込価格で並なら1,100円だし特上でも2,750円~って凄まじく安いと思うのですが。
メニューはとってもシンプルな構成ですね。おかげで迷わずにすむというものです。
うな丼最速伝説
うなぎって捌くところから始めて炭火で焼くから、まあ1時間くらいはかかるんだろうなあ~と思いつつ撮ったカメラの画像をTwitterにアップすべく取り込む画像を選んでいたところ・・・
なんと、オーダーしてものの5分ほどでうな丼がやってきました。チェーン店ばりに早えええ!!
この2つの器はうな丼とお吸い物・・・ではなくて、特上丼と中丼であります。
中丼 ¥1,650(ご飯少なめ)
ツレがオーダーしたご飯少なめの中丼。
少食の雰囲気を醸し出したいツレはこの中丼で十分満喫できたとのこと。
ゆば吸い ¥220
うなぎのお店のお吸い物といえば肝吸いが鉄板ですが、あえてのゆばというのもなかなか小洒落てますよねえ。
特上丼 ¥2,750
「鰻ともやしだけは金を惜しむな」という前世の遺言を尊重し、ぼくは一番お高いメニューをオーダーしてみました。
確かに特上だけあってボリューム感すごい。これは丸々一匹は使用していますね。
ファーストインプレッション的には「こぶりな鰻が使用されているなあ」という感じでしたが、それだけに身の凝縮感があり「大きくて脂がのった中国産」とは対極をなす味わいだと思います。
歯ごたえはそこそこあって味わいは濃すぎず薄すぎずという精妙さ。秘伝のタレは色こそ濃いんですがその味わいは見た目のイメージとは違い、とてもまろやかでご飯とうなぎの架け橋として絶妙な味わいを醸し出しています。
「なぜこのお店のうなぎはこんなにスッキリした味なのだろうか?」と思って調べてみると、このお店のうなぎは〆たあとに奥飛騨の清涼な水に2日間晒しておくそうです。そうすることによってうなぎの臭みを抜いているのだとか。
それなりのうなぎ屋ってオーダーが入ってから捌いて炭火で焼き上げるというイメージがあっただけに、このお店のビジネスモデルには衝撃をうけました。
この爆速な提供速度を実現するためには「事前に焼きあげる」という工程が前提になるとは思いますが、それで高価な値段であれば不満もでるかもですがこのお値段であればコスパ抜群という他ありません。
肝吸い ¥220
やはり鰻屋の椀といえば肝吸いですよね。
スッキリとしているようで奥行きのあるうまさ。これはお供にする一択ですね。
調味料は山椒のみ用意されています。今回は入れるのを忘れましたが···
そして付け合わせのお新香なのですが、乳酸発酵による酸味が感じられるガチなやつでした。
うな亭 まとめ
この日うな亭が開店したのが10:55分ほど。11:10分頃には先に入ったお客さんは食べ終えて退店。
第一陣の中でも一番遅く入った我々も11:15分頃には退店していました。
まるでファーストフード店のようなスピード感でして、個人的にはもっと焼きにこだわって欲しいと思わなくもないですが、値段を考えれば文句のつけようもないです。
奥飛騨温泉郷で食べるうな丼。サッと寄ってサクッと食べるというのも粋かもしれませんね。
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