こんにちは、富山人あるのんです。
富山が世界に誇る山岳観光地「立山黒部アルペンルート」がめっちゃ安くなるキャンペーンがあるのをご存知ですか?
ちょっと聞いて!立山駅からの往復がほぼ半額になった上に、クーポンが4000円分もらえて実質1500円だったというもってけドロボーなキャンペーンを今月までやってるので、富山・新潟・長野・石川・福井・岐阜・愛知・静岡・三重県民は全力でアップするべし!#立山黒部アルペンルート#WEB予約のみ対象 pic.twitter.com/9jhpqcRX3b
— あるのん🍁富山のグルメとブログ (@_arnon_) September 19, 2022
これは10月9日分の申し込みで終わってしまうキャンペーンですが、10月11日(火)からは全国を対象とした別のキャンペーンが始まるので要チェックですぞ!
【お知らせ】
全国旅行支援「秋割キャンペーン」を10/11(火)より販売開始します!ご利用期間は10/12(水)からです🍁
詳しくは👇https://t.co/JUnp9gi43q pic.twitter.com/qdV4BYPyra— 【公式】立山黒部アルペンルート (@tateyamagirl) October 6, 2022
細かいことは公式サイトをご覧いただくとしまして、こんな安く行けるのであればもはや行かないという選択肢などありませんよ。
今回は黒部ダムまでではなく、お気楽な室堂散策をカジュアルに楽しんでみようと思います。
立山駅(標高475m)
室堂へは自家用車では行けませんので、まずは立山駅からケーブルカーに乗りましょう。※立山駅は駐車場無料
車両は平行四辺形でめっちゃユニークな形をしていますが、平均勾配24度の坂をぶっといケーブルで引っ張り上げながら(正確には往復の車両のロープがつるべ式になっています)約5分で標高700mを移動します。
画像ではわかりにくいのですが、結構な勾配があってかなり壮観な景色ですよ。
美女平駅(標高977m)
美女平駅から室堂までは高原バスでの移動になりますが、約50分ほどかかるので結構な距離を移動することになります。
美女平の景色はとにかく立派な立山杉やブナの気が生い茂っているのが特徴で、中には樹齢1000年モノという八百万の神が宿ってそうなそれはそれはご立派な立山杉を道中で見かけることができます。
道中、落差日本一の「称名滝」が見えるスポットでバスが停まります。
遠くからでもなかなかの迫力ですが、間近で見るととんでもない迫力に圧倒されることでしょう。一年の中でも特に水量が多くなる雪解けの時期に行ってみるのもいいと思いますね。
上へ上へとバスが進んでいくにつれ徐々に背の高い樹木がなくなり、景色が一変したことに気がつくことでしょう。
これは高山であるが故に森林が生育できなくなる「森林限界」のラインを超えたことを意味しています。
室堂が近づいてくると、壮大なパノラマが眼前に広がります。これは本当にいつ見ても何度見ても圧倒されるばかりです。
こればかりは写真や動画だけでなく、ぜひご自身の目で見ていていただきたい風景ですね。
室堂ターミナル(標高2,450m)
室堂の拠点となる室堂ターミナルを出るとすぐ目の前には「日本一高い場所にある湧水」として有名な「立山玉殿の湧水」がこんこんと湧き出ています。
今はコロナ禍の影響かひしゃくがないので、水筒やペットボトルに汲むか手で直接飲むしかありませんね。
しかしこんな高山に清水が湧き出ているなんて不思議すぎる・・・と思ったら、雄山の真下を走る立山トンネルの開通とともに地下水の一部が噴出したものとのこと。
もっと不思議すぎる・・・
室堂周辺を散策
散策にはしっかり遊歩道があるし、ところどころに地図の看板があるので適当に歩いていても迷子になることはありません。
逆に遊歩道以外に立ち入ることは固く禁止されていますので、皆でルールを守ってじっくりと散策を楽しみましょう。
とにかく風景がいちいちスゴい・・・とブロガー泣かせの語彙力になる素晴らしい景色。
雷鳥にとって理想的な営巣となるハイマツの群生地。そう、今回室堂を散策したのは雷鳥さんに会えるかしらという期待もありました。
ゆえに「雷鳥荘」という名前に惹かれて「らいちょう温泉雷鳥荘」を目指してみたのですが、景色はもはやこの世のものとは思えない雄大さです。
まんで富山県民であることが誇らしい・・・
外界とはかけ離れた世界です。
ずっと見ていたいそのお気持ちよくわかります。
ビールやワインがお供になってくれればいつまででも飽きずに過ごせそう。一人で人生の深淵に思いを馳せるもよし、気のおけない友人や大事な人とぜひここで語らってみてください。
まあでも、さすがにこんなところでアルコールなんて・・・
あるんだな、それが。
各施設にはアルコールメニューが充実していて目を引きます。
生ビールはおろかなんならピッチャーまであって、あの険しい道を行き来するのにそんなに飲んでしまっていいのだろうか···(誰も1人で飲めとは言ってない)
宿泊も出来るのでアルコールは宿泊客向けかなと一瞬思いましたが、次の瞬間には「山頂の雄山にもビールの自販機があったよなあ」という真実に気がついてしまったのでした。
あれは、万年雪・・・!?ぼくの万年床は面積変わらんけどね。
地獄谷
室堂平の美しい景観はまるで異世界のようでもありますが、あるポイントにおいては別の意味で異世界感に包まれています。
そう、そこはまさに「死の大地」と呼ぶにふさわしい雰囲気で、立ち込める硫黄臭もなかなかのものです。
ここでもしツレがいたならば、「ねえ、今こいた・・・?」とか「昨夜ゆで卵いっぱい食べた?」とかデリカシー罪があったなら極刑に処されかねないセリフが飛び交うところでしたが、いやあ一人だったので命拾いしました。
火山ガス情報ステーションやガスの濃度警報機があるのがなんかリアルですが、立山の弥陀ヶ原エリアは密かに「活火山」とのこと。
富山県民は普段から「富山に地震が少ないのは立山さんのおかげ」とか「台風が避けていくのは立山さんのおかげ」とか言ってますが、我々は立山さんが激おこしないよう襟を正した生活を心がける必要があるのかもしれませんね。
これは「血の池」と言われるもので、火山跡がそのまま池になったものです。酸化鉄が多く含まれているためにこのような色になっているとのこと。
地獄谷といい血の池地獄といいさすが立山は日本の三大霊山というか、昔の人が立山信仰をどう捉えていたのかが立山曼荼羅からもその一端が垣間見えようというものです。
みくりが池温泉
みくりが池はとても透き通って美しい池です。日本人はきれいな水を見るとすぐ「食べれる魚いるかなあ」と思いがちですが、魚はいなくているのはプランクトンやカワゲラの幼虫らしい。チッ・・・
いよいよやってきました。地獄谷の目と鼻の先にある「みくりが池温泉」に。みくりが池温泉は「日本一高所にある天然温泉」ということでも知られています。
宿泊施設もあり、800円で日帰り入浴も可能。レストランやカフェもあって魅力ある旅の拠点となっています。
温泉はなんせ源泉が「地獄谷」とのことで朝に別の温泉に入ったから遠慮しましたが、そんなこと思わずに入ればよかったなあと少し後悔。
ではいよいよレストランへ向かって見たいと思います。
レストランみくり
システムは食券制&セルフサービス方式。
ちなみにキャンペーンのクーポン券はこのお店でも使えました。入り口のフロントの人にクーポン券を渡すと食券を発行してくれます。
けっこうというか、かなり富山で攻めてますね。まさか標高2,410mで白えびだのゲンゲだのがあるとは思いませんでした。
ここでも生ビールどころかピッチャーやクラフトビール、さらにはワインや富山の地酒各種も揃っている上に「飲み比べセット」や「生中&ホタルセット」など、完全にぼくをマークしているとしか思えないラインナップばかり。泊まりに来たいなあ~・・・
黒チャーシューメン ¥1,000
この黒さよ。
このラーメンは「トヤマ ブラックラーメン」ではなく「黒ラーメン」と一歩引いたネーミングではあるものの、富山の名産「渦巻きかまぼこ」が中央にトッピングされている点からも、やはりこの黒さはこのラーメンが「ブラックラーメン」であることを示唆していると思わざるを得ません。
以前は「閻魔様の黒ラーメン」という名前だったらしいですね。具もちょっと違うようですが。
かなり黒いのでほんのり警戒しましたが、黒さほどにはしょっぱさ要素はそれほどでもなく、意外とあっさりしてスッキリとしたスープです。
一言でいうなれば、麺とスープは良くも悪くも「ほどほど」な感じ。
まあこんな高山で専門店並みのラーメンが出てきたらそりゃもうビビるというか、まずまともなお値段では提供できないし、そもそも食べる側もそういう本格ラーメンは求めていないと思いますしね。
ただ、ラーメンにワカメを入れるのってちょっとどうかな?と。ワカメって意外と磯の味が濃くて主張しちゃうので時間が経つとスープがワカメ味になっちゃうんですよね。
とはいえ、このチャーシューはかなりおいしい!ホロホロに柔らかい・・・というわけではありませんが、厚切りで食べごたえはあるし煮込みによってほどよく味が浸透しています。
喫茶みくり
食事を終えたらシームレスに隣のカフェでスイーツなどいただきましょう。
自家製レアチーズケーキ・コーヒーセット ¥900
レアチーズケーキは自家製。
コーヒーはもちろん自家焙煎の「地獄谷ブレンド」ですが、ほどよい硫黄のかほりが・・・するはずはなく、「どっしりとした苦味と深い香り、ほどよい酸味とコク」が特徴とのこと。
美味しいケーキとコーヒーでした。どうもごちそうさまでした!!
まとめ
立山黒部アルペンルートは散策・登山・宿泊・星空観察・写真・キャンプなど様々な楽しみ方があり、室堂の先となる「大観峰」や「黒部ダム」、さらに進めば長野まで行けてしまうし、現在宇奈月発のトロッコ電車と立山黒部アルペンルートを結ぶ「黒部宇奈月キャニオンルート」が2024年に一般開放される予定です。
乗り物はケーブルカー・高原バス・立山トンネルトロリーバス・立山ロープウェイなどスペクタクルに富んでいて非日常感を存分に楽しめる、富山県最大の観光地にして世界有数の雲上山岳観光ルートです。
現在はキャンペーンも積極的に行われていますのでこれまでに訪れたことのない人、あるいは子供の頃に行ったきりかなという人は特に訪れてみてほしいと思います。
感受性が育まれた今こそ色々感じるものがあるのではないでしょうか。
ちなみに今回、風が強かったこともあってか雷鳥さんにはお会いできなかったので、今後は雷鳥さんへのストーキングをライフワークにしていきたい所存です。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは
みくりのブルーベリーソフトクリームめちゃ美味いです。
寒くてもいけます。
少々さん、こんにちは。
ブルーベリーソフト良さげですね!
今度行ったらぜひ食べてみます。