蕎麦はお好きですか?
ええ、わかります。全人類蕎麦好きですよね。間違いなく多分きっと・・・
ということで今回は富山駅前エリアにある十割蕎麦の人気店をご紹介させていただきます。
神通町 田村
そのお店は富山駅から歩いて約10分のところにあります。
富山駅の南口から出た最初の大通りを右方面へひたすら歩いていきましょう。
到着!開店は11時ということで10分ほど前に到着しましたが既に人が多い。
もっと早く来るべきだったか・・・と思いつつウェイティングボードに名前を記入します。(携帯番号を書くことで呼び出してもらうことも可)
初陣に参入できるかどうかが運命の分かれ道。11時になったと同時にお客さんが順番に案内されていきます。
我々は──入れませんでしたあああ・・・
駐車場
駐車場はお店の前に2~3台、横の提携駐車場に6台駐められます。
提携駐車場は1番~6番に駐車となっていますが、その番号が車止めのところに書いてあるのでちょっとわかりにくいかも。
上の画像の手前側が1番で奥へ順番に2~6番という感じになっています。
到着してから入れるまでピッタリ1時間ほど待ちましたがいよいよ入店!
座席はカウンターとテーブル、更にお店の奥には小カウンターと座敷もあって、外観から想像する以上に店内は広く感じられます。
メニュー
十割蕎麦の種類の多さがすごい・・・
全国から選りすぐりの「石臼挽きの最高級蕎麦粉」を使用し、つなぎも打ち粉も使わない十割そばが楽しめるということで、これは何を食べるべきかめっちゃ悩みますよね。
まあ今回は十分考える時間はありました。ということで・・・!!?
まあまあ、そう慌てなさんなよ。
まずはわざわざ公共交通機関と徒歩でやってきた労を労います。
ビールを頼んだときに出てきたこのお通し的な一品、めっちゃさっぱりしておいしいなあ。身体に染み渡る酸味と抜群の歯ごたえがたまりません。
まずニシンの煮物(¥650)がきました。
ニシンはめっちゃ深い味でナスとしいたけも抜群の味わい。いやこれは煮物としての完成度がすごいですよ。
はい!?越前蕎麦エールとな!?
これもいいですな。ぼくにはそれほど蕎麦の香りは感じられませんでしたが、エールとしての完成度は上々。ちゃんと蕎麦とも一緒にいただかねば。
メニューを見て気になっていた生麩田楽。(¥550)
いやこれは思った以上にヤバい一品です。抜群のもちもち食感がなんとも官能的なんですが、「くるみ味噌」と「鳥みそ」の二種類の田楽みそによってまさに「これぞ逸品」と言うしかないうまさ。これは大好きすぎるやつです。
階上(はしかみ)大盛り ¥1,700
で蕎麦ですが、ぼくは青森産の「階上+大盛り」にしてみました。
大盛りにすると¥1,700ということでなかなかのお値段になりますが、青森産のそば粉とか食べる機会はなかなかないですし、月替り蕎麦ということで今しか食べられないとなるとやはり気になってしゃあない。
おおおおお・・・きたきた!
ねばりと香りが強いのが特徴と書いてありましたが確かに!蕎麦の香り高さにうっとり。
オススメの食べ方というのがありますが、①~③まではぼくが普段やってる食べ方。④はかなり独特ですね。
酵素塩はサラサラのパウダー状になっているので蕎麦と馴染みがいいです。粒が大きいと塩の味が主張しがちですからね。
蕎麦つゆは香り高くカドのない味で繊細な十割蕎麦の味わいを引き立てます。
大盛りにすると通常の蕎麦つゆの他に「煮抜き汁」(江戸時代からある味噌味の蕎麦つゆ)がついてくるのですが──
コナン君よろしくペロッと舐めてみたところ「凝縮させた味噌汁」という感じで、塩分濃度はかなりあるものの蕎麦つゆとしてはちょいマイルドなくらい?
これもいいですね!江戸時代からあるとのことですが、現代的に斬新でもありどこか懐かしさも感じられる味わいです。
ツレは山形産の「鳥海山」を注文。メニューに書いてあった「ぜひ味わっていただきたい」の文言が決め手となったようです。
そういう背中を押してくれる一言って大事ですよね。
芳香さは階上のほうに軍配が上がるように思いますが、確かにもちもちした感触も楽しめておいしい蕎麦でした。
おっとぉ、ここで「黄金タモギ茸」の天ぷらがやって来ましたよ。
タミギ茸って聞き慣れないキノコですが正式名称は「コガネキヌカラカサタケ」といい、うまみ成分がたっぷりで美容・健康にもバッチグー。
数日で枯れてしまう儚さやその鮮やかな色合いから「幸せを呼ぶキノコ」とも呼ばれています。
花言葉は「幸せを呼ぶ」「高貴」「願いが叶う」ということなんですが、てかキノコに花言葉あるんかい・・・
食べてみると確かにおいしい。衣がかなりガッツリしてるので食べごたえも満点です。
このお店では「山椒香味油」で蕎麦つゆの味変も楽しめるます。すごっ!
2、3滴たらして蕎麦をいただいてみると・・・
うまあああっ!!
しっかり山椒の味がして蕎麦に出しゃばらない程度に存在感があるので楽しくいただけます。これはアリ!
最後に蕎麦湯で締め。
一般的に蕎麦湯は蕎麦湯入れで出てくるお店が多いですが、ここでは湯呑みで提供されます。
蕎麦湯入れは量が多くて・・・いや別にぜんぶ飲む必要はないんで残せよって話ですが、出されたものはなるべくいただくぼくとしてはお腹ちゃぽんちゃぽん案件だったのですよ。
ちょうどいい量でいただけてそこもよかったです。ちなみに「煮抜き汁」を投入するとちょっと味噌汁っぽくなってなんか良かったです。
終わりに
駅前エリアにしては駐車場もしっかりあるし富山駅からも歩いていけるので、蕎麦好きなら行かないという選択肢はないように思います。
あとこのお店は予約ができないのでオススメの時間帯としては、開店時間のかなり前に行くか13時前後くらいに行くのがいいのかなあと思いました。
11時~12時くらいだと1時間ほど待つことになりそうです。なんせまだ一回しか行ってないので参考になるかはどうかわかりませんが・・・
神通田村は富山をはじめとした全国からよりすぐりの蕎麦が食べられて、サイドメニューもしっかりおいしいとあらばそりゃあ人気があるでしょうよという感じでした。
そば粉は常に五種類ありますがそれとは別に月替りのそば粉もあるので、何度行っても楽しめてしまうという蕎麦好きにはたまらないお店ですね。
行きつけの一店にぜひどうぞ!
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