【山守屋】念願!新梅田食道街の居酒屋に潜入してみた

こんにちは、富山人あるのんです。

「おれ、また大阪に行ったらあそこで飲むんだ」という夢と死亡フラグを抱きながら訪れた場所。

それは、大阪で一番カンパイが似合う街──

100店舗近くの飲食店が軒を連ねる「新梅田食道街」です。

新梅田食堂街には以前ニ度ほど訪れたことがありますが、そのときはたこ焼きやらお好み焼きやらばかりでお酒をじっくり飲む余裕はなかったんですよね。

数年前に訪れたたこ焼き店「はなだこ」

たこ焼きばりにでかいタコが入った行列必至の人気店はなだこ。

行列はあるもののスタンディング形式ということで長居は無用。回転が早いので意外とそんなに待たない印象でした。

数年前に訪れたお好み焼き店「きじ本店」

外で待つ

階段でも待つ

中でも待つ

お好み焼きは焼くのに時間がかかることもあり、ひたすら待ちに待った有名なお好み焼き店「きじ本店」。

どちらも有名人気店えでゃありますが、ぼくの中で本当に気になるお店たちは以下のような感じ。

コロナ禍前の週末ということもあり大いに賑わっていたのがすごく印象的だったのです。



── あれから数年 ──


念願の再訪を果たした2023年末。

到着するやいなや新梅田食道街のガサ入れを開始。

立ち飲みのお店もけっこうあっていずれも魅力的なんですが、平日ということもありどの立ち飲みのお店も会社帰りのリーマンの憩いの場となっていました。

「疲れ切ったリーマン(妄想)の聖域を荒らすわけにはいかねえな──」ということで探し回っていたところ、なんだか気になるお店が・・・・

なんの確信もないけどこれはきっと良さげなお店にちげえねえ!という酒飲みの勘だけで入ってみることにしました。

せ、せまい・・・けどこれがいいんですよ!

周囲との距離の近さ、密室感、これぞまさに「THE・都会の飲み屋」って感じです。椅子の後ろは全くスペースがないほどにギッチギチですが、意外にも席数は18席もあるそうで。ほんまでっか!?

二人での訪問だったのですが、お通しは2種類違うものが提供されました。

違うものが提供されるということは、さして親密でない人とだと「実はあっちのが好きなんだよなあ~」とか「うわ、◯◯が入ってる。これ苦手だけど言いだしにくいなあ」など、立場や関係性でめんどくさい心理戦が繰り広げられる可能性あると思います。

こんなこと考えてるぼくが実は一番めんどくさいヤツ説。

メニュー

おでんに串かつ、幅広い酒肴。さらにはホワイトボードメニューもあり、刺し身など海鮮系のメニューも揃っています。

おでん

三種盛りのほうではなく単品でオーダー。

大根と厚揚げと、もう一つは富山では聞かない「梅焼き」。富山人的には「梅焼きってことは梅が入ってるの?」と真面目に思いがちなんですが、これは梅の形をしたかまぼこということのようで、魚のすり身を卵でとくのでふわふわになるしダシも吸っておでんダネにもピッタリとのこと。

タコのぬた和え

あ~・・・これはいいなあ~

味ももちろんいいけど、こういう心に染み渡るような料理ってホッとしますわ~

串カツ

大阪名物というものは多々ありますが、串カツはその上位に入るものと言えるでしょう。

なぜ串カツが大阪を代表するグルメの一つになっているのか疑問だったのですが──

戦後になると、食糧の供給が安定しない中、食中毒の心配がない串カツを出す店が増えたようだ。2000年代、串カツを主力とした全国チェーン店が登場し、串カツを大阪名物として宣伝したこともあり、全国に串カツの名が広まった。

農林水産省

「諸説ある」とのことですが、串カツの歴史は長いものの大阪名物として認知されたのは2000年代に入ってからということのようです。企業のプロモーション効果恐るべし。

出し巻き

ぷるんぷるんでみずみずしい出し巻玉子。大きさもかなりのものですが味も抜群。大根おろしは惜しげもなく大盛りで提供。

出汁巻き玉子に抱くイメージの理想的なものと言っても過言ではないクオリティのこれが、なんと400円とは・・・アルコールの安さと言い、大阪の物価はいったいどないなっとんでっか!?

生酛純米ひやおろし!こんなん熱燗にしたら絶対うまいやつやん。

ということでお燗につけてもらいました。この量と味で500円はほんまありがたいねんな~

じゃこおろし

シンプルイズベストなチョイス。大根おろしが三角おにぎりの如してんこ盛り。

ちりめんじゃこの塩味でさっぱりいただくもよし、ちょいと醤油をたらしてもよし。富山ではありそうでないというか意外と見かけない気がするので新鮮に感じられました。

きずし

ホワイトボードメニューに書いてあった「きずし」。見たことも聞いたこともない料理ですが、果たしてそれはいったいどんな料理なのか・・・


生寿司・・・?巻きずし・・・!?



気になる正解は──


はい、しめ鯖ちゃんでしたー!!「きずし=しめ鯖」というよりは魚に塩をして酢で締めたものをきずしと呼ぶそうやで。


それにしてもこのきずし・・・


酢加減が絶妙である!!

生っぽさも残しつつ酢の締まり具合も楽しめる。しかもこれで確か500円くらいだったし、ほんま大阪はんってごっついわー

大好きなしめ・・・きずしも食べられて大満足。どのメニューもしっかり美味しくて何を頼んでも間違いない安心感がありました。

ふらっと入ったお店でこんなに楽しめてリーズナブルとは大阪恐るべし。どうもごちそうさんですー!

またそのうち梅田に訪れることがあればまた新梅田食堂街を探検したいですね。梅田スカイビル・空中庭園展望台にも行ってお上りさんもしてきましたが、こちらもオススメなのでぜひどうぞ~!

山守屋
住所:大阪府大阪市北区角田町9-26
電話番号:06-6361-3249
営業時間:13:30〜23:00
定休日:日・祝
新梅田食道街 山守屋

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