こんにちは、富山人あるのんです。
南富山駅といえば地鉄と市内電車、そして飲み屋が交わる大人の交差点。
南富山駅界隈には味のある飲み屋がポツポツと存在する中、いにしえより食事もお酒も昼呑みも楽しめる激シブな飲食店が存在しています。
見た目は食堂、中身は飲み屋、その名は丸一みなみ!
丸一みなみ
このお店はぼくが十代のころから訪れていたお店ですが、もちろんその時はお酒ではなくカツ丼やラーメンなどを嬉々として食べていたきときとの少年でした。
少年はすくすくと成長しきって、今や立派なぎとぎとのおっさんになったわけですが、大人になってから訪れてみると肴メニューも充実していて昔とはまた違う魅力を感じるようになりました。
しかし、しばらく足が遠のいていたのですがつい最近になって数年ぶりに訪問してみると、何やら様子が変わっていることに気がつきました。
いや、お店は昔のイメージそのままなんですが・・・
メニュー
え・・・!?
なんかメニューからほとばしる女子力を感じる・・・
数年前のメニューと比べてみてもその差は一目瞭然。(値段部分のモザイクは色々値上がりしてるので自主規制)
ていうか以前は大将一人のお店だったと思うのに、今は女性もいらっしゃるではありませんか。ある日は3人体制のときもあったりします。
ほんのり灯油ストーブの香りを漂わせる昔と変わらない店内。「変わらない良さ」があるのだということを心から実感するばかりです。
もちろん食堂メニューは今もなお健在。
座席はコの字カウンターと奥にテーブル席がありますが、座る席によってはホワイトボードの肴メニューがまったく見えないこともあるので、座る場所には気をつけたいところ。
一回写真を撮ってしまえばスマホから確認できるので、他のお店でもよくやる手法です。
真冬なのに・・・いや真冬だからこそ、このキンッキンに冷えた生ルービーが愛おしい。春どころか夏を先取りじゃい!
お通しは枝豆だったり黒豆だったり。
ここでもう一回メニューをば。さて、何からいこうかなあ~
サーロインステーキがやたら気になってしゃあないのですが、さすがにネタのためだけにというのもちと厳しいので、何やら超オススメらしい餃子をオーダーしてみました。
ギョーザ
うわ!!めっちゃすんごいニンニク感!!こんなニンニクの強いギョーザは初めて食べた。
味は確かにおいしい!!キンキンに冷えた生ビールとの相性は神ですが、翌日はマスクをしていてもあるれ出るニンニク臭が不可避かも。
ぎんなん
メニューにあると必ず頼みたくなるほどのぎんなん大好きマンではありますが・・・
・・・なんか、多くね?
出てきた瞬間、「ぎんなんって、たくさん食べ過ぎたらなんかなかったっけ!?」とさすがに不安になるレベルの盛りに驚愕。
調べたら大人で影響があるのは40~300個ほどとのことなので、まあ全然余裕でした。ちなみにその次に訪れたときもぎんなんをいただいたのは言うまでもありません。
おでん
眼前にそびえたつおでん鍋。店内に「すぐにお出しできます」と書いてあるだけあって爆速で提供されるスピードメニュー。
おでんはどの季節でもおいしいですが、やはり冬のおでんはまた格別なものがありますね。
かつ煮
かつ煮とは卵とじカツ丼からご飯を抜いた蕎麦でいうところの「ヌキ」にあたるもの。
こ、これは・・・!!!
この味つけ、このトンカツの分厚さ、なんて懐かしいんだ・・・
昔食べてたカツ丼を思い出すなあ~
ボリュームも結構なものですが、それ以上においしくて懐かしく幸せな気分に浸ることができました。
いわし刺し身
いったい何匹分使ってるんだ・・・と思わずにはいられないボリューム感。
近頃はいわしが豊漁とのことでいろんなお店で見かけますが、これほど盛りのすごいお店は見たことがありません。
これにはやっぱ熱燗でしょ!
生ビールとは真逆に手で持てないくらい熱い。この冷暖なコントラストが丸一みなみに深い陰影を与えているのだ。(酔っ払い)
銀だら
銀だらって居酒屋ではわりとお高級な感じがありますが、丸一みなみ価格でいただけるのはありがたいっすねえ~
すじこ
若干硬くなっていたので、ちょっと熱燗を垂らしてみると・・・ ふふふ、特に変わりはなかった模様。
味が濃いので野菜と一緒にいただきたいところですなあ~・・・でも熱燗うまうま!
そして芋焼酎のお湯割りへとシフト。てかグラスでけえええ・・・(嬉しい///)
昆布〆
やっぱり盛りがすげえ・・・
刺し身がこんなたらふくいただけるってなんか嬉しいですねえ~
さて、締めに何か麺類が食べたいなあ。ラーメン?蕎麦?それともオススメのかけ中華?
いえいえ・・・
っぱカレーうどんっしょ!!
出汁のきいたドロリとした濃厚なカレースープ。そして・・・
コシのあるもっちもちの太麺。「カレーうどん」と聞いて想像する期待値を裏切らないおいしさです。
お酒の締めにいただくカレーうどんの破壊力は控えめに言ってヤバすぎ。
麺メニューがめっちゃ豊富にあることから、季節・余力・その日の気分にも対応可能なフレキシブルな選択肢もまた魅力といえるでしょう。
/ お茶無料(セルフ) \
お店の入りやすさ
丸一みなみはお客さんの年齢層がすこぶる高めで、アカランどころかアラセブと思わしき方々もよく見かけますが、年期の入った飲み屋にありがちな「常連が多くて居心地が悪い」という印象は皆無でした。
コの字カウンターと厨房の間は透明なビニールシートで仕切られており、それが微妙にお店とお客さんの距離感を物語っているように思うのです。
一人のお客さんは一人で黙々と飲み、連れがいる人は連れの人とだけ会話する。
見た目は食堂、中身は飲み屋、でもやっぱり原点は食堂・・・というのがここ最近数回訪れてみて感じた印象です。
ということで南富山駅で電車を乗り換える際は、「あ~まだ電車まで時間があるなあ~・・・チラッ」、「なんか喉かわいたなあ~・・・チラッチラッ」、「もう電車くるけど次の電車でもいいかあ~・・・チラッチラッチラッ」と、無理やり丸チラからの一杯をねじ込んでまいりたい所存です。
丸一みなみ
住所:富山市大町2-136
電話:076-423-3322
営業時間:11:30~21:30
定休日:水曜日
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