富山人あるのんです。
東京・大阪・金沢で超絶に人気の金魚による水中アート展覧会「アートアクアリウム展」をご存知でしょうか。
金魚の数は3会場で計2万匹を超えるということですが、これらの金魚が幻想的に彩られたアートな演出によって、日々多くの人々の視線とハートを鷲づかみにしているのです。
大人気すぎるがゆえに、どの会場でも連日長蛇の列をなしているというこの水中アート展。
「まあ、いうても金魚でしょ?」
そんなふうに考えていた時期がぼくにもありました。そう、実際に見るまでは。
「行ってみたいけど都合がつかない!」
「そんなに並んでまで行きたくない!」
今回の記事はそんな人たちに捧げます。この記事を見て、ちょっとでも行ってみた気になっていただければ幸いです。
アートアクアリウム展 ~金沢・金魚の密~
ぼくは富山に住んでいるので、行くのなら金沢ですね。アートアクアリウム展は東京では毎年行われていますが、他の都市での開催地はさまざま。今回の金沢21世紀美術館での展示は公立の美術館では初の展示ということです。
金沢はならまだ人も少ないのではないか?
んなわけなかった!!
行列恐怖症の人ならば思わず震え上がるであろう人の多さ。ぼくもこれほどの行列に並んだのは20年ほど前に行ったコミケ以来でした。
午前10時に会場となりますが、この日は日曜で並び始めた時間は9時半ごろ。最初に並び始めてから会場に入れるまで、だいたい1時間10分位くらいでした。正直もっと待つかと思った。
さあ、いざ入場!!
テマリリウム
「ふ~ん、まあ金魚だよね~」
そんなことを思いながら会場の奥へと進む。部屋が暗くなると世界は一変した。
カレイドリウム 3D
外から見ているだけでもアーティスティックですが、水槽をよく見ると奥に伸びる棒のようなものがありますよね。これを覗いてみるとですね、そこへ金魚が通ると万華鏡を回したときのような効果が得られるのです。
おまん、どう見ても金魚ちゃうやろ…。
アンドンリウム
照明の手前はより金魚のシルエットが強調されるようになっているとのこと。日本らしさも感じる幻想的な空間が演出されています。
リンパリウム
ひときわ多くの人が集まっているこの展示。
今回この金沢21世紀美術館で展示することを選んだ理由に、インタラクティブな映像を演出するということにあったという。
インタラクティブ=情報処理・情報通信などの用語で「双方向の」「対話型の」
このときふすまだけが描かれていますが、なんと、金魚の動きに合わせて絵が変化するという世界でも初の試みだということです。
金魚が進む場所に合わせてプロジェクションマッピングの技術により花が咲いていくのです。
動画の撮影は禁止ということで、以下は静止画をつなぎ合わせてGIFにしてみました。右下の金魚に注目。花が咲いていく様子がうかがえます。
リンパリウムの醸し出す音と映像の世界にしばし魅入ってしまいました。
ボンボリウム
非現実で、どこかSF的でもあります。
プリズリウム
まったく形の全く異なる4つの水槽があり、それぞれに独自のプリズム効果が得られるようになっていて、独創的な世界観を造りだしています。
ギヤマンリウム
プリズリウムF12
パラドックスリウム
そしてこのなんだかよくわからない、王蟲の親分みたいなリフレクトリウム。
これには大小さまざまな形のレンズが付いていて、大きく見えたり小さく見えたり逆さになったり重なり合ったりと、他では絶対に見れないであろう圧倒的な視覚効果を楽しむことができます。
花魁(おいらん)
これは別に金魚をグツグツ煮込んでいるわけではありませんよ?
この『花魁』は、アートアクアリウムの総合プロデューサーである木村英智さんが、アークアクアリウムアーティストとして最初に手がけた処女作とのこと。
この豪華な水槽にいる金魚たちはどれも雑種。貧しい家に生まれて売られてしまった少女が、教養や女らしさを身に着けスターダムにのし上がっていくという花魁の世界観が表現されているという。
花魁を取り囲む高級金魚たち
花魁を囲むようにそれは立派な金魚たちがいます。
見るからにお高そう…
泳ぐ音が「シャナリシャナリ」っぽいBT虎瑠金。←名前からしてもうセレブ
そして、女子から特に熱い視線が注がれていたのがこちら、ピンポンパール。
きゃわわわ♡
コロっとしたちんまいのが短い尾びれだけでは前に進めないのか、体全体もふりふりしながら進む様子に女子の母性本能がわき立つ事案が発生。
ついでに男子のハートも釘付けに。
水泡眼
こぶでっけええええええ!!!
こぶとりじいさんかよ。と思ったら
ヒェッ……
虫歯悪化したのかい?(´・ω・`)
頂点眼
いや払ってますけど…
花魁の先に進むと、照明を落とした展示室から久しぶりに明るい通路に出ました。
フラワー×2アクアリウム
幻想の世界から久々に現実に戻ってきたような懐かしい感じ。
目玉展示も見たし、これで終わりかなと思ったその刹那。
ビョウブリウムII
金沢会場の目玉である片岡鶴太郎氏とのコラボ作品が展示されており、再び異界へといざなわれる。
12ヶ月を花鳥風月で表現したという、この美しい作品の世界にただ引き込まれるばかり。
屏風を超えて進む金魚たち。
この音と映像の一体感は見事というほかありません。
新江戸金魚飾り
これが本当に本当のラスト。
はぁ~~~……余韻がハンパないですね~。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
気がつけば会場内に1時間以上いました。写真を熱心に撮っていたというのもありますけど、いや~これは予想していたよりも遥かに満喫してしまいましたよ。
なんとなく会場の雰囲気を掴んでいただけたのであれば幸いですが、まあぶっちゃけ実際に見に行かないと本当のところはわからないよね。ということで、気になってた人はやっぱり見に行くしかないですね~( ̄∀ ̄)ニヤリ
平日なら土日祝ほどは混まないと思われるので、可能ならばぜひ実際にその目に焼き付けてください。
あ、今からだと今年はもう金沢しかやってないですが…。
アートアクアリウム展2016
金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
9月16日(金)~10月14日(金)
日~木曜日 10:00~18:00(最終入場:17:30)
金・土曜日 10:00~20:00(最終入場:19:30)
当日:大人1,200円/子供(中学生以下)600円/3歳以下無料
並ばずに入れるチケットもあります。(大人2,400円/子供1,200円)
コメント
コメント一覧 (4件)
光り物好きなのでメチャクチャ行きたく思っておりますので素晴らしい画像のオンパレードでした♪
行きたいけど人が多いと僕はすこぶる機嫌悪くなるので相方さんに止められてるんですよねw
タカキさんが光り物っていうとヤバイほうを連想するんですが^^;
それは残念ながら無理そうですね。カタギさんに迷惑をかけてはいけませんからね。
あっ!!これねっ大阪のスペクタクルツアー行ったときにポスター見た見た!
すごく行きたいなぁ~って思ったけど・・・・・
予定がガチガチだったんで行けなかった ザン(´≡ω≡。)ネン
あたい金魚好きなの!!それにしても綺麗ね( *uωu)ウットリ
ピンポンパールも飼ってたんだけど大きくなるとなぜか
転覆病にかかってしまい可哀想だから飼うのヤメたの ∋( ●‘)3 パクパク
ちゃま!綺麗な写真をありがとう(*´∀人)
お、さすがよく見てるwww
いつの日かそっちでも開催されたらいいね~∩( ̄∀ ̄)∩ドヤニッコリ
おお、金魚好きだったのね!
しかもピンポンパールまで飼っていたとはおみそれしました!
あのひっくり返るやつって転覆病っていうんだ。初めて知った!w
さすがネットの時代だけあって、治す方法がネットに載ってるね~。
お高級金魚はどれも個性的で面白かったな~(*´ω`*)