ども、富山人あるのんです。
2017年8月26日に富山県美術館が本格オープンしました。
「近代美術館が環水公園の横に移転するよ」
と聞いたときは、ふーん、わざわざ環水公園の横にねえ…と思ったものですが、実際行ってみるとなるほど、これはまさに環水公園と対をなすに相応しい新名所であることを確信しました。
アートとデザインをつなぐ、世界で初めての美術館の大いなる魅力を、微力ながらなんとかお伝えできればと思います。
目次
富山県美術館の魅力
この美術館は単に芸術作品を鑑賞するだけの施設ではなく、触れたり感じたり、遊んだり食べたりと大人はもちろん子どもにも楽しい場所なのです。
TADギャラリー
アトリエでの創作体験の作品や、県内からの発表や展示の場として活用されます。
こちらの閲覧は無料。
アトリエ
小さなお子さんから大人まで、誰もが夢中になって楽しめるワークショップが開催されています。作家による公開制作も開催されるとのこと。
キッズルーム
遊びの中に隠れたアートを楽しめるスペース。
ホール
人の動きによって画面にアートが描かれるという趣向で、誰でも芸術家気分を味わうことが出来やうんです。
他にも、企画展にあわせたトークイベントや上映会なども行われます。
映像コーナー
企画展の記録や、世界のアートアニメーションなどを自由に見ることができます。
図書コーナー
くつろぎながら雑誌や専門書を見ることができます。
ポスタータッチパネル
常に人だかりができる人気のコーナー。
大型パネルに触れると個性的なサウンドと共に、ポスター画像がアニメーション効果により拡大表示されます。
富山県美術館所蔵の13,000点ものポスターコレクションより3,000点が見られるという。
これは見てるだけでも楽しい。
有料展示物の閲覧
有料の展示には2種類あります。コレクション展と企画展です。
高校生までが無料で、大学生も割安での閲覧が可能です。
学校教育、社会教育活動としての児童・生徒の引率者
各種手帳をお持ちの障がい者の方の観覧
70歳以上の方の観覧(コレクション展のみ)
コレクション展
※コレクション展は撮影可能な展示と撮影不可の展示があります。
※フラッシュ、三脚、動画は不可
2階と3階に分かれていて、300円で観覧でき、誰もが知ってるあの巨匠による作品や近代的なアートなどが楽しめます。
企画展
【2017.11.7追記】下記のLIFE展は終了しました
現在開催されている企画展は、富山県美術館開館記念展Part1『生命と美の物語 LIFE ー楽園を求めて』。
企画展だけなら1,000円、コレクション展も観ようとすると合計1,300円になります。…ゴクリ
正直、最初値段見たときに軽く怖気づいてしまいましたが、見終わってみるとこれは本当に素晴らしかったですよ。見てよかった。
生きるとは何か、死とは何か、人間とは何か。
芸術家の美意識や苦悩、魂の結晶とも言えるような作品が日本各地の美術館から集まっているのです。
これぞまさに開館記念展に相応しい充実の企画展といえるでしょう。
11月5日(日)まで開催されているので、ぜひ観に行ってみてください。作品の質もさることながらボリュームも相当なものですよ。
※企画展の撮影は一切不可
レストラン・カフェ
日本橋たいめいけん 富山店
芸術作品を真剣に見るとお腹が減ってきます。
この美術館には、あの有名な日本橋たいめいけんが入っているのでランチにぴったり。メニューも実に豊富なので、悩みながら珠玉のチョイスをセレクトしましょう。
今回は日替わりランチ(¥1,580)にしてみました。
■冷たいコーンスープ
■オムライスとハンバーグ
オムライスはとろふわ、バンバーグは肉の質感が楽しめて満足の味。
電話:076-471-6306
定休日:美術館の休館日
※予約は17時以降の個室のみ可能
Swallow Cafe
富山県内のベーグル専門店が出店。
古英語の「swallow」には、飲む・食べるという意味があり、美術館を堪能した後はツバメが巣に帰るように繰り返し訪れ、飲んで食べて、ゆっくり『すわろう』という意味が込められているのだとか。
ここにしかないスイーツや野菜たっぷりの料理が楽しめます。
電話:076-433-6755
定休日:美術館の休館日
広々として落ち着いた館内
環水公園がすぐ目の前にあり、世界一美しいスタバといわれるスターバックス富山環水公園店もあります。
全体的に広々とした作りで開放感を感じます。
環水公園側は全面ガラス張りで、外には素晴らしい景色が広がっています。冬季は美しい立山連峰も一望できることでしょう。
そして館内を見て回ってると、意外と多くの木が使用されていることに気づきます。木の温かみを感じることができて気持ちが落ち着きますが、これらの木は富山県産の杉が多く使用されているとのこと。
オノマトペの屋上
富山県美術館の目玉の一つ、注目度抜群のオノマトペの屋上。
『オノマトペ』という不思議な語感は、なんとも楽しげな遊び心を感じますね。
ちなみにオノマトペの意味は何かというと、
自然界の音・声、物事の状態や動きなどを音(おん)で象徴的に表した語。音象徴語。擬音語・擬声語・擬態語など。
オノマトペの屋上とは『オノマトペ』をコンセプトに、「ふわふわ」「ひそひそ」「ぐるぐる」などの擬音語・擬態語からなる8つの遊具により構成されています。
オノマトペの屋上において、一番人気はこちら。
「ふわふわ」です。子どもたちに大人気。
ぶっちゃけ大人の皆さまもこれで遊んでみたいことと思われますが、対象年齢は3歳~12歳までなので、楽しそうなお子さまを見てるだけで我慢してください。
そして、あるのん的にちょっとツボだったのがこちら。
こちらの「あれあれ」です。
どうやらこのベンチに座ると、アッというものが見られるらしいんですよ。
ふむふむ・・・?
あ・・・はい・・・よくわかりました。
休業日:12/1~3/15
まとめ
気がつけば、この美術館でたっぷり半日すごしていました。
無料で楽しめるコーナーが数多くあるので、お子さんのいるご家庭では日々頭を悩ませているであろう貴重な遊び場としても重宝するのではないでしょうか。
「オノマトペいく?」
「いくーーー!!」
こんな会話があちこちの家庭から聞こえてきそうですね。
富山の新名所、富山県美術館は想像以上に楽しい場所でした。皆さんもぜひぜひこちらで観て触れて楽しんでみてくださいね。
富山県美術館
住所:富山市木場町3-20
電話:076-431-2711
美術館の営業時間:9:30~18:00(入館17:30まで)
休館日:水曜日(祝日は営業)・祝翌日・年末年始
有料駐車場:103台(8:30~22:30)2時間無料あり
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