日本三大珍味『からすみ・このわた・塩ウニ』の個人ランキング

こんにちは、富山人あるのんです。

日本三大珍味は何か?と聞かれて、スパッと答えられますか?

えーっと・・・いかの黒作り、ホタルイカの沖漬け、ホタルイカの素干し・・・ってそれ富山の珍味やん!

ということは置いといて、日本的にはカラスミ、このわた、塩ウニということになっていますが、より狭義には「長崎野母の唐墨」「三河の海鼠腸」「越前の雲丹」となります。

日本三大珍味にもしランキングをつけるとしたらどうなるかな~と思ったので、個人的な趣味志向が入りますが語らせていただきたいと思います。

第三位 カラスミ

カラスミとはボラの卵巣を塩漬けにし、塩抜きした後に干して乾燥させたものです。

古くは古代ローマ時代からあり現在では世界中の各地で作られていて、日本三大珍味の中では日本料理以外でも唯一目にする機会があるポピュラーな珍味といえるでしょう。

カラスミはボラ以外の様々な魚でも作られていますが、日本的にも世界的にもボラで作るのが最高級であるとされています。

「カラスミ」の名前の由来は、形状が中国伝来の墨「唐墨」に似ていたからということです。

ねっとりとしてコクのある味はチーズに例えられることも多いですが、珍味の中ではクセも少ないほうなので広く受け入れられる味ではないでしょうか。

大根の薄切りと一緒食べたり、パスタの具材としても人気があります。

第二位 このわた

見た目も名前もなんだかよくわからない『このわた』。

1つ箸で持ち上げてみると、紐状のものがにゅ~んとそそり立ちます。

このわたはナマコの腸の塩辛ですが、味は深い海の味がするとでもいいますか、形容しがたい奥深い磯の味に口内が満たされます。

「ナマコを初めて食べた人間はすげえ」とはよく言われますが、約1300年に編集された古事記の中に「海鼠」の記載が見られるほど日本人に馴染みのあった食材だったようです。

このわたの名の由来ですが、かつて海鼠(ナマコ)は「コ」と呼ばれていて「コのわた」という感じで普及していったようです。

ちなみにこのナマコ、外敵に襲われるとキュヴィエ器官と呼ばれるネバネバを肛門から射出するのですが、射出されたネバネバで外敵のエラを絡めにいったり、同時に腸も射出されるのでネバネバでどうにかならなかった敵にはこのわたを献上することで、生きながらえる確率をより高めているのです。

普段はナマケモノのようになかなか動かないナマコですが、これほどの生きる知恵と工夫に満ち満ちていることに驚きを禁じえません。

さらに驚きなのが、射出された内蔵器官は数週間~2ヶ月ほどかけてゆっくりと再生されていくのです。

考えれば考えるほどに理解できないナマコの生体は、まるで宇宙の使者の如き生命体といえるかもしれませんね。

くちこ

ナマコを使用した珍味には、このわたの他に一反木綿のような『くちこ』というものもあります。

くちことはナマコの卵巣を平たくして干したもので、1枚を作るために30~50匹分のナマコを使用するため、これまた大変高価な珍味となります。(三味線のバチに似ているため『バチコ』とも呼ばれています)

味はコノワタに比べるとクセの少ない洗練された味ですが、少々炙ってみると風味が増します。

第一位 塩ウニ

塩ウニの最高峰、越前仕立て汐うにの製法を200年守り続けてきた福井の天たつ。

カラスミやこのわたと比べると、居酒屋などの飲食店でお目にかかる機会はかなり少ないと思います。

なぜなら・・・高すぎるから!

今回初めて天たつの汐うにを通販で購入してみたけど、13gで3,360円(税込)というのは飲食店で出すにはあまりに厳しすぎるお値段です。

(楽天のショップ価格なので、直接購入すればもう少し安いです)

しかし高価ではあるけど、決してぼったくりではない理由があります。

さすが3,000円以上するだけあって念入りなパッケージ。

いよいよ陶器の蓋を持ち上げてみると・・・

フィルムを剥がした際に付着したブツは、秘密ですがもちろんペロペロさせていただきました。

少ない・・・と思うでしょ?

ところが意外とそうでもないんですよ。

皿に少量をとりわけて、

爪楊枝でさらに少量の汐うにをとり、いよいよ口へと運んでいきます。

うめええええ~!!!!

この凝縮したウニの旨味。数年ぶりに食べたけどやっぱ最高や!

この汐うには少ないように見えて、少量ずつ食べるのでわりと長持ちするんですよ。

通販で購入した際に同梱された汐うにのトリセツ。

高価だけど、決してぼったくりなどではない理由も記載されています。

天たつの汐うには、100個のバフンウニから100gしか製造できないのです。

つまり今回購入した13gの汐うには13個分のバフンウニが使用されているということなので、それでは確かに高価になろうというものですよね。

江戸時代では汐うに400gと米1俵(60kg)が等価だったということからも、昔から珍重されてきたということが伺えます。


汐うにを使用したレシピも親切に同梱されていますが、もったいなくて料理の素材に使う勇気はありません

ウニはそのまま食べても最高においしいものですが、塩ふり、浜風、熟成の段階を経て出来上がった汐うにの凝縮感は比類なき味わいといえるでしょう。

ほんの少量の汐うにを舌に乗せ、上顎ですりつぶすよう広げながら鼻から息を抜くと、圧縮されたウニの得も言われぬ旨味がふぁ~っと広がっていくのです。

そこで日本酒なんぞキューッとやろうものならもう最高としか言えませんが、日本酒の味が去った後も口内にウニの味が残っているという嬉しい誤算もあったりして、さらにもう一杯と杯が進んでいくことでしょう。

カラスミやこのわたは食べたことがあっても、この汐ウニを食べた人はそう多くないと思うので、左党の人はぜひ味わってみてほしいと思いますね。

日本最強の珍味をぜひ一度どうぞ!!

参考 旧藩爾来松平家御用達 越前仕立て汐うに(雲丹)専門店天たつ公式サイト

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