【かれー屋 伊藤】富山でカレーいうたらまずここっしょ!

ども、富山人あるのんです。

富山の老舗カレー四店王のひとつ、かれー屋伊藤。富山に住んでて、まさかこのお店を知らないという人はいませんよね、というくらい有名なお店です。

かつてはインデアンカレーという名前のお店でしたが、店名が変わりお店も移転して広くなりましたよね。ちなみにインデアンカレーは金沢カレーの源流的存在で、創業は1947年。このかれー屋伊藤も創業から39年が経過しています。

 

さーて、今回はひさびさにあの呪文でも唱えに行くか。

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移転してもうかなりたつよなあ、なんてことを考えながら店内に入る。

 

うっ……

 

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店内に入った瞬間に全身を覆いつくすカレーの香り。この歓迎っぷりはあいかわらず情熱的だ。

では店内に入ってすぐのところにある、やたら出来のいい食品サンプルを眺めながら作戦を練るとするか。

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え?カウンター空いてる?あ、そう。

 

豊富なメニュー。

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ここで一応メニューを眺めるふりをするが、実はもう呪文は決まっている。

 

「ご注文お決まりですか?」

 

「ヤサタマカツコロッケオオモリカラクチ」

 

よし!噛まずに言えた!

 

昔からもうこればっか。たまにはウインナーカレーとか目玉焼きカレーも頼んでみたいのに、たまにしか行かないものだからついつい一番好きなものを頼んでしまう。老舗あるあるですな。

ちなみに昔、このお店のカレーにドはまりした友人が「ヤサタマダブルカツダブルコロッケトクモリカラクチ」というより難易度の高い呪文を唱えてみた結果、バイトの女の子にクスッと笑われたというご褒美を得た伝説も我々の間で語り継がれています。

 

◆やさたまカツコロッケ大盛り辛口 1,050円
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この洗練されたフォルム。心躍る瞬間である。しかしここでひとつ気になることがあった。

コロッケをトッピングしたときにマスターがいつも言ってくれていた「コロッケ熱いですよ」のひとことがなかったのである。「これも時代の流れか…」と、ほんのり寂しい背中を演出しながらカレーをいただいてると、向こうのテーブル席へカレーを持っていったバイトの女の子の口から衝撃のことばが。

 

「コロッケ熱いのでお気をつけください」

 

言うんかよ!!

 

うむ、もしやあの呪文は通である証として認められているのやもしれぬ。

 

■カツさっくさく
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ほどほどに厚みのあるトンカツがカリッとジューシーに揚がって絶品。

 

■コロッケとろっとろ
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コロッケはどどんと3つ。

 

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わざわざ忠告されるだけあって、本当にアッツアツでとろっとろ。もちろん外側はカリッカリ。これをカレールーに絡めて食べるともうね……ウットリ

 

■カレールー
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スパイスの香りはすさまじいのに、食べてみるととてもまろやかな味わい。うんうん、この味だよ。辛口なのにちっとも辛くないのも、うんうん、昔のままだよ。

 

■やさたまの謎
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で、やさたまって何なの?

 

長年の疑問に終止符を打つべくじっくり味わってみることにしましょう。

 

ふむふむ、うーむ、これは……

 

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中に玉ねぎが入ってますね。ということは、やさたまの「たま」は、たまねぎのたまに違いない!!………あれ?

 

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おもっくそメニューに書いてあるがな///

完食!!

いやあ、満足満足!!

 

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会計を済ませて車に乗り込んだ瞬間、自分の全身から発するカレーの匂いに気づく。

 

加齢臭をカレー臭で上書きインストール!!

 

ポマードいらずで職場も円満!!

 

「俺って避けれているのかなあ……」と、なんとなく察しているそこの貴男。かれー屋伊藤のカレーを食べて出社すれば、嫌な匂いもせずカレーの匂いにも気づいてもらえて、話に花が咲くかもしれません。

唯一問題があるとすれば、朝から営業していないということくらいでしょうか。

 

定休日が日曜日なので県外勢にはちと辛いところかもしれませんが、まだ食べたことがないという人も昔は食べていたという人も、ぜひこの老舗のカレー店へ呪文を唱えに行きましょう。

 

ヤサタマトリプルカツトリプルコロッケオオトクモリカラクチ

 

ぜひ店員の女の子を爆笑させてください。多分引かれますけど。

 

かれー屋 伊藤
住所:富山市大泉町1-2-9
電話:076-425-1888
営業時間:11:00~21:00
定休日:日曜日

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コメント

コメント一覧 (12件)

  • ヤサタマがあるって事はやっぱりインデアンの流れを汲んでますね♪
    こちらのとは多少違うみたいですが個人的には富山バージョンの方がそそりますね。

    • 味は当時のままですからねw
      地域によって微妙に違うんですかね?石川まで行ってわざわざインデアン食べようとも思わなかったので、ノーチェックでしたw

  • 大学生の頃に教えてもらった時は衝撃で、更に意地悪な友達が「コロッケ美味いから最初に買ったほうがいいぞ」と言われ、信じて一口で食べたら後で口の中の皮が全部剥けたのを思い出しましたw

    一番ハマってた頃は昼と夜、一日2回行ったことが…( ´△`)

    自分の呪文は「ヤサタマカツコロ」です。たまに「ヤサタマチキンコロッケ」になりますがチキンだとソース掛かってるんですよね。

    久々に行きたくなりましたw

    • おでんコントってレベルじゃねーぞw
      友情はもちろんお壊れあそばされたんですよね?w

      昼と夜www新しいなそれw
      あなたもダブルカツダブルコロッケの素質があるようですなw

      チキンは食べたことなかったな~。
      それもおいしそう。てか20円しか違わないのねw

  • あるのん先生、
    富山の老舗カレー四店王って
    伊東、デリー(あわら)、かれえてい(五福)、インデアン(魚津)
    でいいでしょうか?
    電気ビルレストランや食堂系は違うだろうし。

    • あ、はい、大体そんな感じかなと思いますが、個人的にはタージも入れたいですねえ。
      (考えてなかったなんて言えにゃい…)

  • 驚きました。この店の在処を見たらば、あらま、母の里はここから五百メートルに満たないとこでした。だから私は、毎夏、旧市民プールへば、毎日々々、照日はいいけど曇る日も雨の日も、台風の日までも、この店の前を通って、台風の日は泣きそうになりながら、閉まってていっそう涙をこらえるのが辛くなりながらも、この大きな邪魔な藁網帽子をかむったままでいいんだかわからないまま、前を通って帰った、いったい何度、この店の前を往来したことでしょう。

    美味しいんだ。250はご飯の重量ですな。こんど食べます。たぶん来年のお盆あたりに。たしかに美味そう。

    • ほお、お母さまの里がすぐご近所だったのですね。あれほど「THE.市民プール」と呼ぶにふさわしいプールもそうなかったでしょうね。
      子どもの頃は深いプールが「大人のプール」として憧れの的でしたねえ。

      うつせみさんの呪文は何でしょうか。
      呪文の効果は「ノスタルジーに包まれた!」かもしれませんね。

  • インディアン時代のシーフードカレーをもう一度食べたいなぁ

    • 今のシーフードカレーとまた違うんですかね?
      何のせヤサタマコロッケオオモリカラクチしか頼まないので
      シーフードを食べたことがないのん・・・

  • おつです。当時のシーフードカレーは、サフランライス?(黄色いご飯だけどわかりません)にシーフードが入っててルーは通常のものでした。やたら美味しくて、週1、2通ってました(笑)
    メニュー落ちしてからは足が遠退き、かれー屋伊東に再会した時は嫁と小躍りしたっけ。

    • それは恥ずかしながら存じませんでした。
      周りもヤサタマカ…(略)だったもので(笑)
      また食べに行きたくなりました!(笑)

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