ども、富山人あるのんです。
先日東京のイベントにて、富山が10年がかりで開発した新しいお米がお披露目されました。
その名もズバリ
『富富富』
さあ、なんて読むでしょう?
とみとみとみ?
なあん、そんなんもちろん「ふふふ」に決まっとっちゃ!
富山米新品種名称発表会にて
名称は「富富富」🌾 pic.twitter.com/Ysb6MQeT7D
— 書家/森 大衛 (@TAPPITSUOU) 2017年3月26日
このお米の品種名は別に富山の偉い人が考えたわけではなく、県内外から寄せられた9,411もの候補の中から選ばれたということです。
『富富富』に込められたもの
富山の水・富山の大地・富山の人が育てた富山づくし
食べた後に思わず「ふふふ」となる幸せな気持を表す
「富」は、豊かさやめでたさにつながる
富山県広報課WEBサイトより引用
「富富富」に込められた思いは理解できるんですが、「ふふふ」って口に出して発音してみるとまあ言いづらいし、パッと見て商品名もわかりづらい。
仮に、TOYOTAが走る楽しさを追求した車を発売したとして、その車名が「走走走」だったらどうでしょう?この走り、思わず「ははは」と笑いたくなるような楽しさだ!とか言われてもちょっと共感できそうにはありません。
まあこれは冗談にしても、富山県知事の「インパクトがあり、一度聞いたら忘れない名前。縁起がいい漢字3文字なので、海外の人にもPRできる」と言われるのは確かにその通りだと思います。
ですが、読みづらい言いづらい商品が果たして定着するのかは甚だ疑問に感じるところです。石川県の『ほほほの穂』は語呂が良いというかリズミカルで心地良いんですけど、富山はどうしてこうなるんだ…。
Twitterを眺めてみてもやはり否定的な意見ばかりだし、逆に炎上商法的な意図があるのだとしたらお見事というか正直見直しますけど、それは多分ぼくの思い過ごしでしょう。
なぜぼくがここまで言うかというと、恐らく商品は本当に素晴しいものだと思うんですよ。なので、商品名なんかでつまづいてほしくないという気持ちがあるからです。
『富富富』その抜群の品質
富山のお米は美味しいんですよ。本当に。
その富山が10年もの歳月をかけて、温暖化対策により高温に強く、草丈を短くし倒伏に強い、いもち病に強いイネを交配し、コシヒカリの課題を克服した品種を作り上げたのです。
品種の特徴は、美味しくて高品質!
炊きあがりは、つやがあり透明
高温でも白身塾粒子が少なく、高品質
富山県広報課WEBサイトより引用
旨味、粘り、香りが良く、全体的な食味のバランス面で優れているとのこと。草丈が低く倒伏しにくい特徴を持ち、いもち病に強いことから、農薬・肥料の節減にも繋がるとのことでいいことづくし。
なんかいい話しすぎて、思わず疑っちゃうレベルにすごい!
まとめ
この富富富は、平成29年の秋に先行販売され、平成30年の秋には本格販売される予定です。
富山のスーパーや飲食店で富富富が扱われるのかも気になるし、コシヒカリと比べて実際味に違いがあるのかも実際に試してみたいと思ってますので販売が実に待ち遠しいです。
北海道の『ゆめぴりか』、山形県の『つや姫』、新潟県魚沼産のコシヒカリのように、全国に轟くブランド米となるか期待したいところですね。
コメント
コメント一覧 (6件)
わおぉぉぉぉ!
あたい、おかずがなくてもお米があれば大丈夫ってなくらいお米が好きなの!!
我が家が食べてるのはズバリ!!『つや姫』なのん
「富富富」を食べれるとしたら来年かぁぁ~
見かけたら買って食べてみよぅ(*'∇')フフフ!!
おおお、深刻なお米離れが懸念される中、そこまでお米好きな人がいるとなんか嬉しいね(*^o^*)
つや姫は食べたことないな~(愛媛のお米は?w)
富富富関係者の皆様、どうか愛媛まで販路を広げてあげてくださいましw
そういや石川でも新品種でるみたいですね。
自分は小矢部の知り合いから分けて貰ってますが富山の米は米をオカズに米を食べれるレベルですよね♪
「富山の米は米をオカズに米を食べれるレベル」
至言いただきました!w
ちょっとググってみましたらば、石川県のお米の新品種の名は
「ひゃくまん穀」(ひゃくまんごく)
に決定してました。うーん、いいね!w
富山での食用米生産は現在ほぼコシヒカリですが、20〜30年前は富山のオリジナル品種として「越路早生」(こしじわせ)や「日本晴れ」なども生産されていました。しかし生産コストなどの面から今では殆ど作られていないと思います。今回の作出種は耐病性やコストの面からも追い風になるかも知れません。
こちらのお米は存じませんでした。
さすがお詳しいですねw
しかし、越路早生……
富富富も真っ青な掟破りのネーミングですねw
ちょっとググってみたら、越路早生は現在も新潟で作られているようです。
(通販もしてます)
日本晴れはササニシキなんですね。
コシヒカリに比べてあっさりしているとのことですが、病気や倒伏に弱く現在の作付面積は0.4%だとか(wikipedia情報)
かつては憧れのササニシキでしたので、一度は食べてみたいですねえ~