金沢の大地に降り立った富山人。
久方ぶりに訪れた片町の夜の賑わいはコロナ禍以前には及ばないものの、スクラブル交差点を通りかかるものなら「お店決まってますか?どうですか?」と容赦ない呼び込みが待ち構えています。
そんな我々はもうしこたま飲んで食べて、後は〆のお店を求めてうろうろと徘徊するのみ。
警官よ、職質するなら今やじ!
お、良さそうなラーメン屋あるやん!
・・・って、あるぇえええ!!?
ここって以前、片町の〆の名店「鳳凰」があったお店では!?
鳳凰とは惜しまれながら閉店した油そばの人気店ですが、いつの間にやら別のお店がオープンしてたんですね。
ラーメン 玄武
ほほう、見ればまだ7月1日にオープンしたばかりとな!
しかもお店の名前がラーメン玄武!!!これはほのかに鳳凰をリスペクトしているようにも伺えるというもの。
ちなみにこのお店は「居酒屋わたる」の姉妹店になります。
店内は全体的にシャレオツな雰囲気に様変わりしていて、カウンターまわりこそ同じレイアウトですが奥にはテーブル席が新設されています。
グループでしっぽり〆たい人たちにも嬉しいお店になりましたね。
メニュー
飲み歩きも3軒目ともなれば、画像のピントが合わないのも致し方ないところですよね。※言い訳ポイント
ラーメンは3種類ありますが、その1つは豚骨醤油ラーメンにトッピング盛り盛りのメニューなので、実際は「極上の豚骨醤油」と「こく旨ふつうの中華そば」の二枚看板となります。
唐揚げ 4個¥400
まあまあ、待ちなさい。そう慌てなさんな。片町の夜は長い。
メイン料理をいただく前にまずは前菜を楽しまなきゃね。
今日びなかなか見ないタイプの硬派な唐揚げです。
超薄ごろもな唐揚げはパサパサとの戦いの歴史といっては過言があるかもですが、さっぱりとしたカリカリ食感はこれはこれで良き。
おつまみ3種セット ¥500
チャーシュー、味玉、キムチが酒肴として楽しめるセット。
酒の〆はやはり瓶ビールがよく似合う。
では前菜もいただいたことだし、そろそろメインデッシュと洒落込みますか。
どのラーメンを食べるかは最重要案件。今回訪れた3人とも初めて訪れたということで、やはり「極上の豚骨醤油」は外せないところです。ということで3人とも豚骨醤油に決定。
「誰かが懐かしの中華そばをオーダーしてくんねえかな~」と淡い期待をしていましたが世の中はそんな甘くない。神はきっとそんなぼくの煩悩を見透かしていたのでしょう。
豚骨醤油 ¥950 +味玉100
これは・・・ 凄まじい油分・・・
けど・・・・・・
めっちゃうまいなー!!!
そもそも豚骨醤油って、もう巷に溢れかえりすぎてお腹いっぱいな感じがしていたのだけど、これはその中でも目が覚めるような鮮やかな旨さ。
シャキシャキした玉ねぎの食感も心地よくてこれは後を引く味です。
麺は中太ストレート麺。しこしことした弾力がありこの濃ゆい旨味スープと素晴らしくマッチしています。
これは良い〆だ!!
替え玉 ¥150
既に「無敵の人」状態の我々に怖いものなし。
替え玉は細麺で提供されます。
胃袋はもうビッグバンがショート寸前。どうもごちそうさまでした!!
総評
スープと麺が素晴らしくおいしいので片町の夜を〆るに相応しいラーメンと言えるでしょう。
その一方でこれだけおいしいラーメンなのに、ガッツリ火が通った薄切りチャーシューと味が薄めの煮玉子がちょっと気になりました。
トレンディーなレアチャーシューもいいと思いますし、醤油をたらさなくてもおいしい味玉であれば〆にはなお良いと思われます。
とはいえちょっとしたおつまみメニューも多いし、アルコールメニューも一通り揃ってるしラーメンは旨いしで、偶然このお店を知ることが出来たのはすごくラッキーでした。
次回は「ふつうの中華そば」を食べてみたいですが、酔っ払った状態であのコク旨な醤油豚骨をスルーできる自信はありません(笑)
21時からの営業ということですが、皆さんもぜひ片町の〆の際には立ち寄ってみてくださいね~!
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