こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
富山県最大の繁華街である桜木町の中には、長年にわたって人気のある居酒屋があります。
そう、「金泉」といえば富山市に住む酒好きの人の間では有名なお店ですよね。
かつては、普通に歩いて見つけるのが困難な細い路地の奥にそのお店はありました。
ぼくが初めて金泉に訪れてから既に20年以上が経過していますが、その時から夜中遅くまで営業していて桜木町でお勤めの人たちが仕事帰りに寄るお店であり、早い時間から遅い時間まで途切れることなく多くのお客さんで賑わっていました。
今回訪れたのは3年ぶりか、もしかしたらそれ以上経過していると思います。
お店の手前にあった建物が駐車場になってしまい路地裏感はほぼ消滅しましたが、以前にはなかった賑やかさや華やかさといった要素がプラスされています。
金泉・銀泉・銅泉・別館
最初は「金泉」のみが存在していたのですが、10年ほど前に「銀泉」というお店が登場しました。
そう、めっちゃ金泉の横に!!ちかっ!!!
その後さらに、金泉と銀泉をはさむように「銅泉」というお店ができました。
これらの店舗はいずれも内部的には繋がっていてどの店でも同じメニューが提供されるのですが、違いはお店の雰囲気というか内装ですかね。
金泉
カウンター席が10席?ほどと4人がけのテーブルがあり、2階には8人ほど入れる個室があります。
昔この個室で15人ほどの飲み会をしたこともあるので、ちょっと無理をすればかなりいけますよ(笑)
オーダーはインターホンを使用しますが生ビールの提供が無理ということなので、ビールは個室の冷蔵庫内の瓶ビールを自由に開けて最後に精算する方式。
昔からあるお店ということで内装は年季が入っていて、ヴィンテージ感あふれるトラディショナルな居酒屋といった感じです。
銀泉
1階はカウンター9席のみのお店。立派な木のカウンターテーブルが印象的で、照明は金泉同様に薄暗くこちらのお店はBARっぽい雰囲気となっています。
2階もあって6人~25人の利用が可能とのこと。
銅泉
2階に上がったところにあり、1部屋のみの貸切個室店舗となっています。
数年前に1度だけ利用したことがありますが、収容人数は8名くらいでしょうか。
ちなみに銅泉を予約して訪問すると、「あなたが予約したのは金泉ですか?銀泉ですか?」と聞かれ、
「銅泉」
と答えると・・・まあこんなやり取りはないですけどね。完全な妄想でどうもすいません。
別館
以前の訪問時にはなかったこの別館。
ビニールで覆った部分が別館とのことなんですが、いつ出来たのか聞いてみたら2~3年前くらいに出来たとのこと。
この界隈はまるで東京の埋立地のように領土が拡大しているので、いったい将来がどうなっていくのか見守っていきたい案件ですね。
さて、それではどのお店に行くかですが、今回は久しぶりなので金泉へ……と思ったけど、料理の写真も撮りたいのでちょっとでも明るそうな銀泉にしてみました。
銀泉
と思ったら、めっちゃ暗かった!!
以前は結構明るかったと思うのですが、約10年ぶりに(銀泉には)やってきといて以前と同じであることを期待するのが無茶というものでした。
カメラが一眼なのでなんとか最低限の光を確保できた感じですね。
つきだし
ポテトサーモンサラダ。サーモンの風味が強く肴感たっぷりでうまい。
これだけ豊富なメニューが揃ってますが、さらに黒板メニューもあってこの日は「馬刺し、のどぐろ姿焼き、とろろ鉄板焼き、白子天ぷら、ばい煮つけ、マダラ白子天ぷら」などがありました。
お酒はこの他にも定番メニューがあって一通りのものは揃ってるし、強いこだわりが感じられます。(撮り忘れた…)
このメニューのラインナップは酒飲みにとって垂涎ものであり、いつまでも眺めていられる魅力的なものばかり。
ただ、これらのフードメニューには一切値段が書いてないんですよね。(定番ドリンクメニューには値段が書いてある)
値段だけ見れば決して安くはないので今どきなかなか勇気ある選択だと思いますが、その分満足感は素晴らしくこの変わらない人気っぷりを目の当たりにすれば多くの人に愛されているお店だということがよくわかります。
超人気!ホーレンソウ&ベーコンサラダ(ハーフ)
ハーフサイズなのにこのボリューム!
ハーフサイズができるメニューは他にもあるので、一人飲みなどで色々食べてみたい人はお店の人に聞いてみましょう。
すべて火が通ってるので、サラダというよりはソテーかな。
以前あった「ピロドレサラダ」が大好きだったのですが、現在ではなくなってこちらのメニューになっているとのこと。
ドレッシングは同じものを使用しているとのことですが、以前はドレッシングの旨味が強かったのに対してこのサラダはもうちょっと素材の味を活かした味付けになっていました。
自家製ベーコンの旨味が強くてクセになる味です。
わさびピザ
チーズの旨味と濃いわさびの風味がたまらない逸品。
わさびの味がかなり強くてわさび好きにはたまらないですね。ビールがじゃぶじゃぶ消費されていきました。
刺身盛り合わせ(2人前)
富山は新鮮な魚が手に入りやすいので、どのお店もかなり刺し身のクオリティは高いと思うのですが、このお店では富山でもかなりマニアックなものが食べられます。
左から、白エビ、〆ます、さんま、ほたて昆布〆、本マグロ、かさご昆布〆、銀だらの7種。
銀だらの刺し身とか初めて食べました。上がかさごの昆布〆で左が本マグロ。
富山県民は日常でいいマグロを食べる機会が少ないのでこれは嬉しいですね。
〆ますもレアですがさんまの刺し身も脂がのってるし、富山湾の宝石と呼ばれる白エビの刺し身も最高です。
どの昆布〆もとてもよく締まっていたので、醤油は香りづけにほんの一滴つけるくらいがおいしさをより堪能できるのではないかと思います。
熱燗が3種類あるというのも珍しい。
漬物盛り合わせ
パッと見「大根とキュウリ?」と思ってしまいましたが、キュウリは右上だけで、手前が長芋のわさび漬け、左上が小メロンという粋なラインナップ。
小メロンは歯ごたえが素晴らしいし、長芋は味付けが良すぎて一口で食べるのがもったいないくらいおいしい。(実際ちびちび食べていたのは内緒)
厚めの銀ダラ照り焼
本当に分厚い!!
味付けも濃すぎず薄すぎずの絶妙な塩梅。
いやあ、お酒が進みまくりです。
サービスも満点
日本酒を飲んでいるので和らぎ水(チェイサー)も頼んだのですが、お水を飲みきるかどうかの絶妙なタイミングで足してくれてたし、他のお店のように追加で頼むことを意識しなかったのがすごく嬉しいサービスでした。
そして、銀泉のトイレがお店を出たところにあるのですが(中にもあるっぽかったけど)、お店の人がさりげなく着いてきてくれていてエスコートしてくれるのも素晴らしいと思いました。
日替わり まかない味噌汁
このお店で味噌汁とやらを初めて注文してみましたが、これがまたとんでもないものでした。
超具だくさんなんですよ!
これはもはや味噌汁というよりはミニ鍋。
味付けも酒粕も入っていたりして酔っぱらいの肝臓により染み渡るのです。
味噌汁の内容は日替わりなのでその日その日で違うようですが、これからは必ず〆に食べるべきものだと脳内にインプットしました。
まとめ
酒飲みの心を知り尽くしたかのような肴の数々。
肴の魅力を大きく膨らませてくれるお酒。
そして、居心地のいい雰囲気と行き届いたサービス。
久々の訪問でしたが、やはりこのお店は満足感が素晴らしいと改めて思いました。
金泉、銀泉、銅泉、別館の建ち並ぶ賑やかな光景はもはや「金泉横丁」と呼ぶに相応しい存在で、平日も週末も早い時間も遅い時間もいつも多くの人で賑わっています。
この日もすぐ満席になったので、確実に行くなら必ず予約をしていってくださいね。
横の路地裏から懐かしい場末感を感じるのもまた一興ナリ。
金泉
住所:富山県富山市本町8-1
電話:金泉076-441-6163 銀泉080-1968-5223
営業時間:18:00~翌3:00
定休日:月曜日
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