こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
水橋漁港前にオープンしたばかりのお店が、どうやら大変に盛況らしい。
密かにオープン前から行きたいと思っていたお店ですが、このたび念願かなって行くことが叶いました!
そのお店の場所は、まさに水橋漁港の目の前としか言いようがない。
水橋食堂 漁夫
はい、水橋食堂 漁夫(みずはししょくどう ぎょふ)というお店です。
“THE 漁港”的なノスタルジックな風景の中に、まるでインスタから飛び出してきたかのようなオシャレな建物がそびえ立っています。
こちらのお店は地元の漁師さんらで運営されているお店とのことですが、お店の内装もメニューもシステムもただごとではありませんぞ。
まず整理券をゲットせよ
開店前だというのに、もう人が並んでいます。
このお店に着いたら、まず真っ先にしなければいけないことがあります。
それは、整理券をゲットすることです。
外からだと見えないのですが、お店の出入り口に整理券発券機があるので、とにもかくにもまずは整理券をゲットしましょう。
この整理券は案内時に渡す必要があるので、なくさないように必ず持っていてくださいね。
この券さえゲットしておけば、並ぶ必要はナッシング!!
- 整理券のQRコードを読み込むと、呼び出し状況の確認や呼び出し用のメールアドレスの登録が可能。
- 電話番号も登録できるので電話での呼び出しも可能。
- なんならLINEからの呼び出しも可能。
あらゆる通知手段に対応していて、まさにイマドキといった感じですね。
これなら密集を避けることができるし、列に並ぶ負担もなくなって、こういうハイテクなツールはバンバン活用していっていただきたいものですね。
せっかく電話番号やらLINEやら登録してみたのに、実際の呼び出しは「4番の方いらっしゃいますか~!」「は~い!」で完了。まあそういうものですよ・・・
でも待ってる間は車の中にいてもいいし、漁港周辺を散策しててもいいしで、並んでなくてもいいという安心感と開放感はとてもありがたいですね。
駐車場
駐車場は仕切りとかはないけど、お店の前にずらりと並べて行く感じ。どんどん車がくる~!
メニュー
通常の丼メニューが「漁師ひつまぶし」がデフォになってるのが大きな特徴。
漁師ひつまぶし御膳=漁師の黄金だし+丼ぶりorお刺身+お漬物
という構成になっていて、食事がより楽しくなる趣向になっています。
映えっぷりがヤバすぎる「水橋えらべる小丼ぶり」と「水橋海鮮パフェ」も気になるところ。
水橋えらべる小丼ぶり3種と6種は自由にカスタマイズすることが可能となっていて、どれもこれもうまそうな予感しかしない。
期間限定メニューの紅ズワイガニ丼、漁師ひつまぶし御膳、カニみそ付きのパワーワードたるや。カニ好きにはたまらんでしょうなあ。
アルコールドリンクも一通り揃っています。富山の地酒がラインナップにあるのは嬉しいですね。
開店してしばらくすると、もうほぼ満席となっていました。
席はカウンター席とテーブル席があるのですが、2人までであればカウンター席優先で案内されます。
この「地元水橋おさかな図鑑 秋編」は、東京海洋大学海洋政策文化学科に在学中の「富山のさかなクン」こと大屋進之介さんによるものですが、ちょっと情報量が多すぎてぼくの脳では処理がおいつきませんけども、つまりまあ「かなり似てる!」って感じですよ。
漁師のお刺身御膳(漁師ひつまぶし)¥1500
あわてない、あわてない、一休み、一休み。
富山駅から市電に乗って、岩瀬浜駅からフィーダーバスに乗ってまでやってきたのだから、まずはルービーとすり身揚げで労をねぎらいつつ楽しい前菜といきましょうや。
外側の上品さとはうってかわって、中は野趣あふれるすり身がたっぷり仕込まれています。
これもまた漁師めしといえるのかもしれない。
さあ、きました!こちらが漁師のお刺身御膳になります。
舟盛りってのがまたなんともセレブチックじゃないですか。
うほ~、いいですねえ。
薬味は小ねぎ、わさび、お漬物。
調味料は醤油、ごま、アジシオ、七味唐がらし、一味唐がらし、きざみのり。
これだけ揃っていれば様々な楽しみかたができそうですね。
漁師の海鮮丼(漁師ひつまぶし)並盛り¥2000
海鮮丼は、小盛り¥1500、並盛り¥2000、大盛り¥3000の3種があるのですが、ここで大盛りを選択できないところにあるのんの弱点があるのかも・・・ とほくそ笑みながらビールをゴキュっと飲み干し、富山の地酒へと移行。
ほほう・・・!!
ほほほほ~!!
ほふぇぇぇ~!!
いいじゃないですかあ!!!
ところで海鮮丼って直接上から醤油をかけるべきなのか、刺身定食のように小皿に入れた醤油につけて食べるべきなのか、ちょっと迷いませんか?
ぶっちゃけ、食べやすさなら間違いなく刺し身定食に軍配が上がるでしょう。
でも、丼は理屈じゃないんだよ。
丼に盛られた飯に乗る豪華な具材。この魅力に抗えないことこそが日本人の誇りなのかもしれません。
どの刺し身もおいしくてこのままでもぜんぜん美味しく食べられるのですが、このまま食べきってしまってはあまりにもったいない。
漁師の黄金だし
刺身定食も海鮮丼もまずは普通に食べるのですが、他店には見られないこのお店の特徴として「漁師のひつまぶし」があります。
これこそが、満足度をより高めてくれる最大のギミックと言えるのかもしれません。
- まずはそのままで
- お好みの薬味をのせて
- 薬味を入れ、特製だしをそそぐ
だしは最初からあるわけではなく、「だしを下さい」と追加注文することでご登場いただけます。
既に10年選手のような佇まいでいらっしゃいますが、超アッチアチなので扱いには気をつけてくださいね。
まず出汁だけ味わってみました。
塩っ気はないですが、豊かな出汁の味わいがなんとも官能的です。
茶碗に飯をいれ、魚をのせ、だしを注ぎいれます。
これにアジシオを振りかければ・・・ 海鮮丼とはまた違うおいしさや新鮮味を発見することでしょう。
醤油を入れてみちゃったりもして。
ここでめっちゃ重要なことをいいますが、ご飯と、だしのおかわりは自由となっています。
海鮮丼のご飯は酢飯ではなく、生魚を乗せる前提からなのかご飯の温度は低め。でも、おかわりのご飯はホカホカでそれもまたいい。ちょっと硬めでとっても美味しいご飯ですよ。
正直「海鮮丼の料金としては安くないかなあ・・・」と思っていたぼくも、だしもご飯もおかわりしてお腹も気持ちも満たされて大満足という結果になりました。
まとめ
水橋食堂 漁夫は他とは一線を画す「漁師めし」のお店で、これほど人が集まる理由もわかろうというものでした。
- 魅力的かつ映えるメニュー構成
- 行列に並ばなくていいシステム
- 魚がうまい
- 「ひつまぶし」というギミック
- ご飯とだしのおかわり自由
海鮮丼の中盛りは、ご飯がぜんぜん足りないくらいに刺し身のボリュームがすごかったので、ご飯のおかわりとだしの追加は必須ですぞ!
ちょっとこういうのは今までにない楽しさというか美味しさだったので、魚好きの人はぜひ訪れてみてほしいと思います。
どうもごちそうさまでした!
水橋食堂 漁夫
住所:富山市水橋辻ヶ堂40-22
電話:076-460-3758
営業時間:11:00~15:00
定休日:月・火曜日(祝日は営業で、その場合は水曜が休み)
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