山奥にある素敵な『おおかみこどもの花の家』へぜひ足を運んでみよう!

ども、富山人あるのんです。

おおかみこどもの雨と雪の舞台のモデルとなった家、通称『花の家』が上市町にあります。

映画が公開されたのが2012年ですが、5年たった現在も全国から多くの人たちがこの聖地に訪れています。

ぼくは残念ながらまだ訪れたことがなかったのですが、9月25日のTwitterで大変ショッキングなツイートが流れてきました。

それは『おおかみこどもの雨と雪』(全3巻)のコミカライズ版や『五時間目の戦争』(全4巻)の作者であり、『やわらかモラトリアム』を連載中だった漫画家の優さんの訃報でした。

「これは一度行ってこなくてはいけない」と謎の使命感にかられ、行ってみることに決めました。

でもいったい上市町のどこにあるんだ?

花の家への行き方

まずは上市町の大岩山日石寺、またはドライブイン金龍を目指します。

そこから山の中を進むことになるのですが、花の家へは徒歩かタクシーの利用を推奨としているので、自動車は大岩親水公園か、ほんの少し山の上にある第二駐車場に停めましょう。駐車場の料金はどちらも無料です。

地図ですけど、花の家への地図は花の家公式ホームページでも見れるし、上市駅にある観光案内所でもらうこともできるのですが、今回ぼくも花の家への地図を作ってみました。どうかお役立ていただければ幸いです。

おおかみこどもの花の家の地図

花の家の住所:富山県中新川郡上市町浅生18

Googleマップで見る

ドライブイン金龍から花の家までの距離は1.8km。これが平地なら28分で到着できる計算になるようですが(GoogleMap調べ)、金龍を超えてから花の家までは常に上り坂なので、その点を考慮すると花の家の公式サイトによる「徒歩40分」というのは、かなりリアルな数字なのかなあと思いました。

なぜ地図が必要かというと、山に入ると携帯の電波が余裕で届かないために、オンライン接続の地図アプリが機能しないためです。(オフラインで使えるものならOK)

金龍方面から行く

第二駐車場方面から行く

どちらのルートから行っても途中で合流するので大丈夫なのですが、ハッキリ言って第二駐車場から行ったほうが体的には楽です。

というのも花の家までは常に上り坂なのですが、金龍を超えたあたりがもっとも勾配がきつく、ぼくなんか進みはじめて1分で後悔しましたからね。第二駐車場からならその部分がカットできるんです。

車で行ったらだめなの?

公式サイトでは「徒歩」または「タクシー」の利用を推奨しています。

理由は明確で、車一台がやっと通れるような見通しの悪い細い道の中を進んで行かなきゃいけないので、運転に慣れた人でもかなり危険だからですね。

苔が生えた先の見えない道路を進むのはかなり怖い。

しかもすれ違えるポイントもそう多くはないので、もし訪れる人たちが皆車で来てしまったら詰まってしまい、前にも後ろにも行けないという恐ろしい事態になりかねませんからね。

たまにはハイキングがてら、山の中を歩いてみるのもいいものですよ。

自然を肌で感じよう

山の谷間から見える富山平野。

生命力のたくましさや不思議さに触れてみたり。

そう、山は熊に気をつけなくてはいけません。

そう滅多に出ないらしいですが、こっちも熊もお互いに気づけないのでは偶然ばったり出くわす可能性はあります。

道中に「熊鈴の箱」というのがるので、そこで熊鈴を借りることもできるようです。その箱は元々「凍結防止剤」を入れる用の箱なので、ぼくは残念ながら気づけませんでした。

そして熊だけでなく、厳しい自然界の中では我々のルールや常識は通用しません。花の家公式ホームページではその辺もかなり細かく解説されているので、訪れる際はには熟読しておきましょう。

分かれ道では常に左へ

分かれ道は常に左へ進んでください。

ここまで来ればもう目的地は目の前。

てか、こんなとこまで選挙ポスター掲示場があるとは……ご苦労様です。

着いたーーー!!!!

ここでチラッと右を見ると

こ、この畑は、もしや劇中の・・・

おおお…

やったあああーーー!!!

山道を歩いてきた苦労、そしてこんな山奥に古めかしくもこんな立派な家屋があるだなんて、ちょっと感動だなぁ。

あの車も劇中で花さんが乗ってらしたジムニーじゃないっすかー!

建物の中って入れるの?お金は?

玄関すぐ左にはトイレがあり、正面から中に入ると善意の募金箱が置いてあるので、気持ちばかりの金額を投入させていただきました。

この家は個人の所有で、築130年・部屋数19室・木造3階建てという凄まじいスペックをお持ちなんですが、なんでも先代が亡くなられたときに取り壊されそうになったそうです。

しかし「まだお家が建っていたそうだったので」ということで、ハイカーやピクニックを楽しむ人の休憩所として開放していたところ上市町出身の細田監督の目にとまり、舞台モデルとして登場することになったそうです。

こちらの家には朝の9時から夕方の5時まで、閉まる日(休日)とかもなく、管理人がいなくても自由に出入りできるようになっています。

こちらでは水やジュースも販売されていますが、お茶やコーヒーは無料でいただくことができ、弁当を持参してこちらでいただいていってもいいとのこと。

おみやげ・グッズコーナー

おみやげ・グッズコーナーもなかなか充実しています。

代金は自分で代金箱に入れて、お釣りが必要なら自分で代金箱から取り出します。無人野菜販売所もそうですが、人を全面的に信用したこういうシステムってなんだかほっこりしますね。

ひえひえメロンソーダ、名前からしてちょっとそそられます。

ほほう、大人買いもできるとは…

ふう・・・

やっぱ縁側にはメロンソーダよね。

建物以外にも見どころ満載

将棋?

置いてあるものがいちいち最高。絶対に壊れかけないレディオ。

懐かしの黒電話。今どきの若いスマホ世代はこの電話のかけ方を知らなかったり、ガチャンって切る「ガチャ切り」の意味がわからなかったりするらしい。まあ見たことないとそうなるだろうね。

この電話からタクシーを呼んだり、逆に電話がかかってきて管理人からお願いされることもあるそうで。

ちなみに右下に見える花さんの車ですが、これは普通の仕様ではありません。

車に乗っての記念撮影もできますよ。

お絵かきコーナー

ここで書いたものが家の壁に貼られたり、ホームページで紹介されたりします。腕に自信のある人もない人も、ぜひ思い出の1ページを貼り付けてもらいましょう。

ご来場者MAP

海外の地図も

日本の地図もあるので、来た人はぜひ足跡を残していってください。ちょっと書き込みが寂しいようですね。

皆も乗るしかない、このビッグウェーブに!

後はご自身の目で見てほしい

このガラス戸を突き破ったのは・・・

これらの他にもまだいろいろあって、映画を見た人なら食いつくこと間違いなしです。

そして密かにフリーWi-Fiにも対応しているので「おおかみこどもの花と雪の家なう」とか存分にやっちゃってください。

終わりに

公式ホームページを一通り見てみるとなんとなく感じていただけると思うのですが、こちらの花の家は「来てくれる人に楽しんでいってほしい」、「いい思い出にしていってほしい」という気持ちに満ち溢れています。

この魅力は残念ながら文章やカメラだけでは伝えきれないので、ぜひご自身の目で確かめに行ってほしい。そして、まだ訪れたことがないという人たちも、ぜひこの温かい気持ちに触れてみていただけたらと思いますね。

よし、また来年も行ってみよう。

花の家の住所:富山県中新川郡上市町浅生18

おおかみこどもの花の家 公式ホームページ

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コメント

コメント一覧 (4件)

    • スマホで見やすい地図にしたかったので、このような形にしてみました。
      画面は下から上へスクロールするので出発点を上にしましたが
      実際使うとなると見にくいかなと思い、上下反対に変更しました。

      そして新たに「北」の方角を入れてみました。
      実際現地に行くと方角がわかりにくいんですけどね(^_^;)

  • すみませんでした。手持ちの地図を見ながらだったもので、駐車場から
    南方面への道とよみちがえてしまいました。
    スクロール用の縦長の地図としての掲載とまでは頭がまわりませんでした。

    • いえいえ~、結果よりわかりやすくなった(つもり)ので、
      ご指摘ありがとうございました。

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