こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
富山市の上滝エリアにちょっぴりハイソな飲食店があります。
店主が富山に来られる以前は銀座でお店を経営していたという、銀座クオリティの豪華なランチが食べられるお店。
はい、それが「はづき」というお店であります。
過去にディナータイムには訪れたことはあったのですが、ランチタイムに来たのは今回が初めてです。
さて、いったいどんなランチがあるのでしょうか。
カウンターとテーブル席があり、和モダンなテイストが落ち着いた空間を演出しています。
ランチメニュー
なんていうか、ド迫力のメニューに圧倒されました。
左下のカレー・ハヤシライス・オムライス・ねぎトロ丼定食あたりが注文しやすい価格帯ですが、やはりメインとなるランチメニューは2,000円、4,200円、6,000円のものでしょう。
セレブランチも気になりますが、残念ながらぼくはセレブじゃないので今回は見送って・・・ というかそもそも予約必要なんで、限定20食の厳選日替わりランチに突撃してみたいと思います。
お店の人に「厳選・・・」まで言いかけたところ、何やら紙を一枚いただきました。
あらん・・・?
日替わりランチって5種類あるのね。
う~~~ん、どれもおいしそうだし実際どれもおいしいのだろうけど、見た目や味の想像が一番つきにくいあのメニューにしてみよう。
和紙敷紙、箸置き、いい匂いのするおしぼり、レモンの香りがするお冷や。
「なんか高級な店にきた」気分になって背筋が伸びる思いです。
帆立貝と湯葉の餡掛け 2,000円(税込)
しかしまあ2,000円のランチなんて果たしていつ以来かな・・・
まったく覚えてないくらいなので、ぼくにとってはこのランチも十分セレブランチといえるかもしれません。
はい・・・!?
いきなりすごいの出てきた。
これは鮪と山芋のミルフィーユだそうです。ちょっと醤油をかけて食べてくださいとのこと。
箸を入れるのがためらわれるのんねえ~
こちらは小鉢。
味付けはきんぴらごぼうっぽいですが、ごぼうは使ってなくてやたらシャキシャキと歯ごたえの良いヤーコンが使用されていました。
この気持ち良い食感は癖になりますよ。
そしてサラダ。
上にかかっているのはゆで卵を裏ごししたもの。見た目にも彩りが素晴らしいのですが、いちいち手が込んでますよねえ。
コース料理のような組み立てになっていて気持ちが高鳴ります。
山芋はおろしてあるのではなく、みじん切りにしたものを丸く固めてある感じです。
こ、これは酒がほしいぞ・・・
ぷっくりとした立派なうにちゃん。
舌の全体で慎重に味わってみると、豊穣な海の味が風のように体を吹き抜けていきました。
日本酒なしでこんなうまいものを食べてしまうとは・・・
そして次に運ばれてきたものは、
ご飯と、
お味噌汁と、
香の物。ご飯は少し柔らかめでした。
そして!!
いよいよこれが、メイン料理の帆立貝と湯葉の餡掛けでございます。
シャラララ~ン♪グルメ番組の効果音が脳内に流れました。
ホタテでっかっ!!!!厚みもめっちゃある。
すごく柔らかいけどほどほどに弾力もあり、食べごたえがすごい。
湯葉も野菜も存分に入っていて、なんとも贅沢な一皿じゃないですか。
餡はとろみがあり、味付けは薄くもなく濃くもなく絶妙なおいしさです。スプーンとまらねえ~!
一方、この一皿と格闘していたころ・・・
え、茶碗蒸しまで!?
具はエビやシイタケが入っていて、出汁がきいた熱々の茶碗蒸しは最高ですよ。
食べ終えて、ふう・・・ と一息ついた頃、
デザートのアイスクリームが運ばれてきました。
普段はコーヒー派だけど、なんとなくセレブっぽく〆たくてお紅茶にしてみたざます。
いや、このランチ、ちょっとお得すぎない!?
この内容で税込2,000円って・・・ 果たしてこれで利益があるのか、こっちが心配になるほどの贅沢でお得すぎるランチでした。
気になる松阪牛
ランチメニューも松阪牛推しですが、ディナーでももちろん松阪牛が食べられます。
富山で松阪牛が食べられるお店ってそうそうないと思うのですが、以前このお店に訪れたときに松阪牛をいただいたことがあります。
ぼくには甥がいるのですが、以前このお店に訪れたとき甥は東京の寿司店で絶賛修行中の身でした。
まとまった休みは盆とか正月になるのですが、そういうときは積極的に富山に帰ってきていました。
甥は寿司だけでなく料理全般に強い好奇心を持っていたので、ぼくはどのお店に連れて行ったら喜ぶだろうかと毎回真剣にお店をセレクトしたものです。
甥と巡り巡った中の一店がこちらのお店だったわけですが、修行のことを色々聞くのが楽しいので会話も弾んでいたところ、普段厨房の中にいる店主が出てきて我々に声をかけてくれました。
と。
意図がわからないまま大丈夫なことを伝えると、店主はしばらくしてこちらへやってきて、なんとも鮮やかな牛肉の入った小皿を我々の前に差し出しました。
面食らう我ら。
お話を伺ってみると、我々の会話を聞いた女性店員さんから「料理人の人たちが来てるみたいですよ」と店主に伝えてきたのだそうです。
牛肉は生で熱を加えてはおらず、少しだけにんにくの効いたタレと絡めてあるだけのものなのですが・・・
これが、おいしいなんてもんじゃなかったんですよ。ねっとりとした食感と清涼感あふれる肉の旨味。
もちろん牛肉は熱を通したほうが旨味が出るんですが、これは本当においしくてこのときの感動は今だにぼくの脳裏に焼き付いています。
牛肉そのものの質が素晴らしいからこその味なのだと思いますね。
ギョヘーーーー!!!><
さすがザギン、何も言えねえ~~!(語彙力の枯渇)
そして店主からお話を伺っている中で頂戴した、先輩料理人としての貴重なアドバイス。
おかげさまで甥は一人前の料理人になることが出来ました。その説はおいしい料理と大変貴重な体験をどうもありがとうございました。
夜のメニュー
写真がなくて申し訳ないのですが、和の食材を使った和洋折衷の素晴らしい料理を出されています。
素材のこだわりもすごくて、利尻産のうに、比内地鶏、松阪牛、信州産馬肉など、良いものは積極的に取り入れていくというスタイルで、ぼくが訪れたときは三陸産のそれはそれは立派な岩牡蠣もあり、大変に美味だったことを今もよく覚えています。
必然的に値段はそれなりのものになりますが、ザギン価格に比べたら全ッ然安いですよ。(はず)
ディナータイムは普段使いというよりは、特別な日に特別な人と行くのが非日常的な贅沢が堪能できて、より大きな満足感が得られるのではないかと思います。
しかし現在夜は予約のみの営業のようで、もしかしたらコースだけということもある得るかもしれませんが・・・
まあ、とにかくランチですよ!
絶対にお得でおいしいから、ほんと行ってみて~!
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