こんにちは、富山人あるのんです。
今は便利な時代になりましたよね。気になるお店があればお店の情報やクチコミを瞬時に知ることができます。
しかし── GoogleMapで調べても、なかなか辿り着けないお店が世の中には存在します。
「そりゃいったいどんな山奥にあるんだよ」と思った人もいるかもしれませんが、今回ご紹介するお店は既に約一年前から富山駅前にあるお店です。
ググれば住所はわかるしGoogleMapにも出てくるというのに、大の男が2人がかりでもなかなか見つけることができないのです。
本当に見つからなくて「さ来世ではきっと休肝日を設けますからどうか・・・」という祈りが通じたのか、ついにヘヴンへ通じる道が我々に開かれたのでした。
食堂ヘヴン
まるで千と千尋の神隠しの如く現れたこのお店。蜃気楼の如く消えたりしないか不安になりつつ店内に入ってみると──
先客は2名だけだったのですんなり座ることができましたが、その直後にやってきた2人組がもう断られていました。
座席はわずか6席ほどの小さなお店なのですが、6名どころか「3名」くらいがこのお店の適正な人数とのこと。つまり我々もあと10分遅かったら入れなかったということに・・・ あっぶねえ・・・!
店名に「食堂」が入ってるし営業時間は12:00~19:30ということなのですが、どう見てもこの店は8割がた『昼飲み』に寄っているお店にしか見えません。
残り2割はなんなの?というとカレーライスや定食も食べられるからで、ランチとしても利用できるし昼飲みもできるというハイブリッドな食堂です。
まずはこの桃源郷に無事たどり着けたことに乾杯。
おつまみセット¥1,000
おまかせのオススメ小鉢が4種ついて1,000円という実に魅惑的なセットがあります。
おまかせとは言いつつ食べたいものをチョイスすることも可能。
- マカロニサラダ
- 黒豆
- 味つけうずら
- わらびの甘辛煮
- わさび菜のおひたし
- 松前漬け
- ふき味噌やっこ
- マイタケの中華炒め
マカロニサラダとわさび菜のおひたし。わさび菜のツーンとくる感じがたまりません。
日本酒の減りがヤバいふき味噌やっこ。
味濃いめのふき味噌はそれだけで食べてもすごくおいしいのですが、豆腐と一緒に食べることでまろやかな味になるのもまたいい。
もはや我慢ならん!!
松前漬けとマイタケの中華炒め。
シャキシャキ歯ごたえな松前漬けとジューシーかつリッチな味つけのマイタケはどんなお酒にも合います。
「黒豆って甘いんでしょう?」
そんなふうに考えていた時期がぼくにもありました。この黒豆は甘みが極限までカットされていて、豆本来の味わいと歯ごたえが楽しめます。
4種だけでは飽き足らずさらに小鉢を追加してしまいましたよ。あれ・・・?あと味つけうずらを食べれば小鉢コンプリートだったのでは・・・
このちょっとずつ色々食べられるというのが酒飲みにはありがた嬉しいことです。
- 筑前煮
- ハンバーグ
- 塩からあげ
- 各種日本酒 ¥700~
- 一品もの ¥300~
- チャージ ¥300
- トマトキーマカレー ¥800
- 手羽中煮込み ¥500
- 瓶ビール ¥650
- 角ハイボール ¥600
- 焼酎 ¥600
- お任せ定食 ¥1,300
- ブラックコーヒー ¥250
グランドメニューから筑前煮。ちょっとだけ食べてみたいという要望にもばっちり応えていただけます。
このハンバーグ、めっちゃ肉肉しくて良き・・・
つなぎにパン粉ではなく「おからパウダー」を使用することで低糖質を実現。
塩唐揚げ。モモ肉ではなくあえて胸肉が使用されています。
食べやすいように筋をカットしているとのことで滑らかな食感が楽しめます。
トマトキーマカレー
「カレー食べてみたいけど今からじゃ厳しいな~・・・でも気になるなあ~」てなことを話していたら、小鉢サイズでもいただけるとのことで飛びついた我々。
こ・・・これは・・・!
うましっ!!
程よいスパイス感と絶妙な旨味。これは確かにご飯にも合うだろうし、おつまみとしていただいてもハマる一品。
このカレーはこのお店にたどり着けたならぜひ食べておくべき一品です。
あれ・・・?あと手羽中煮込みを食べればコンプリートだったのでは・・・
ヘヴンへ至る道程
食堂ヘヴンは家庭料理のような安心感と一手間加えたこだわりの料理が魅力です。
そしてこれらの料理はただおいしいだけでなく、パン粉ではなくおからパウダーを使用していたり、カレーには小麦粉を使っていなかったり、唐揚げがモモ肉ではなくムネ肉だったりなど、低糖質や低カロリーなものを積極的に取り入れていることから「密かに我々の健康にも気づかってくれているのではないだろうか」という温かみも感じられるのです。
場所も微妙にわかりづらくお店のキャパも小さいという隠れ家感モリモリなお店ですが、色々お話を伺っていると店主のママさんはその状況も楽しんでいるように感じられました。
あと個人的に気に入っているのが、スカイブルーを基調とした扉や窓枠の色合いがどことなく南国を思わせる雰囲気があって、ほんのり心が浮き立つような気持ちになれます。
食堂ヘヴンにたどり着けた者だけが体験できるヘヴンの頂きをぜひ貴方も目指してみませんか?
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