「干物」はお好きですか?
個人的には、ほっけ、さば、丸干しいかにはよくお世話になってますし、富山人的にもホタルイカの干物は大好物です。
では「蟹の干物」をご存知ですか?
おそらく多くの人はご存じないのではないでしょうか。
今回ご紹介する蟹の干物は、富山の企業と富山県食品研究所がタッグを組み、全国で初めて商品化されたというまったく新しい食べ物です。
富山湾の紅ズワイガニは漁期が9月1日からと決まっている上に、大量には捕れない貴重な紅ニズワイガニをスタッフが手作業で1つ1つ作り上げることから蟹の干物は貴重な限定品となっておりますので、テレビで紹介されて買えなくなる前にぜひどうぞ。
越の干蟹
蟹の干物はおおざっぱに分けると2種類あり、1つは「かにぼし」という商品。蟹の足を一本だけパッケージしたもので価格は1本390円(税込)。
もう1つは「越の干蟹」という商品で、まとまった量の蟹の干物が入っています。
越の干蟹にも2種類あり「ボウ」という蟹の足だけが入ったものと、蟹の爪と胸肉が入った「ミックス」があります。
越の干蟹の価格はいずれも税込で1,026円。
価格だけ見ると「高級な蟹を使ってるんだからそんなもんでしょ」と思うのですが、パッケージの裏面を見て思わず驚かずにはいられませんでした。
内容量10g!!!
1gあたり100円以上もするのか・・・ と、つい野暮な計算に頭を働かせてしまいましたが、サイズよりも価格よりも、何より大事なのは満足感ですよ。
その値段を出して買ってよかったか、また買って食べたいと思うか、人に勧めたいと思うか、一番大事なのはそこですから。
とはいえ、やはりなかなかの小ぶりっぷりではあるな。
手に持ってみると・・・
かるっ!!
よく見ると富山県みたいな形してて愛着がわこうというものですが、それで忖度するとおもったら大間違いざますよ!(*´д`*)キュン❤
思わず重さを量ってみると22gでした。本体より包装フィルムと乾燥剤のほうが重いとは。
厚みはこんな感じ。
ではお皿に移してみましょう。
出先だったので紙皿から失礼をば。
いろんな部位が入ってるので色々楽しめそうです。蟹の足だけが入っている「ボウ」や「かにぼし」のほうが見栄えはいいし、カニといえばそっちのイメージなんでしょうけど、ぼくのような欲張りさんはやはりこっちかなあと。
いよいよ口へほうばってみると・・・
う~ん、確カニ・・・・・
まさにこれはカニそのもの。まあ「蟹と塩」だけの無添加商品ですから当然といえば当然ですけど。
この蟹の干物は極限まで乾燥させてあり、干物の名に偽りなく味が凝縮。噛めば噛むほどにカニの旨味が溢れ出てきますよ。
思わずスナック菓子感覚でバクバク食べてしまいそうですが、そこまで安い買い物ではないので大事に大事に食べていきます。
これはお酒に合いますな~
パッケージには「そのまま酒の肴として、贅沢な汁物の具として、蟹のコクを感じる雑炊に」と書いてあるものの、これを汁物の具にするにはかなりの勇気を要しますが、でもこれだけ旨味が濃ければ確かにいい汁物や雑炊になりそうです。
珍味としては少々高級かもしれませんがそこまで敷居の高い価格設定ではないと思うので、試してみるにはほどよい価格帯ではないかと思います。
購入できるお店
これがどこで買えるかというと、富山県射水市の内川沿いにある実店舗と通販、そして一部の売店で販売されているようです。(ぼくは黒部峡谷鉄道の宇奈月駅で購入しました)
そして2021年、かにぼしが北陸新幹線のグランクラスにも採用されたということで、その可能性が公に認められたといっても過言ではないのではないでしょうか。
この蟹の干物は常温で半年間もつし、贈り物にしてもインパクトがあって喜ばれると思いますよ。
やはりテレビで紹介される前に買っておくべきですね!
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