こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
富山湾の宝石と呼ばれて久しいホタルイカさん。
ホタルイカのポピュラーな食べ方としては刺身、ボイル、干物、沖漬けなどがありますが、それぞれに全く違った個性があって「もうぜんぶ好き♡」という人もきっと少なくないことでしょう。
まるで、憧れの彼の真面目な授業中の顔、部活中の必死な顔、生徒会での凛々しい顔、バイト中の真剣な顔、「もうぜんぶ好き♡」と捗る妄想のようです。
ホタルイカは小さくてもその身にはイカ一匹分の味を宿していて、ぷっつり弾ける感触や濃厚なワタの旨味がたまりませんよね。
今回ご紹介するのは、ホタルイカの沖漬けの中でも高級品「ホタルイカの活漬け」をご紹介させていただきます。
活漬けがすごい理由①活漬けってなんなの?
まず「ホタルイカの沖漬け」の名の由来ですが、捕ったホタルイカを船上で醤油ダレに漬けこむというところからきています。
そして「活漬け」の由来ですが、これまたホタルイカを生きたまま漁師が醤油ダレに漬けこむということに由来するのです。
あれ・・・?同じじゃね!?
とつい思ってしまいましたが、沖漬けを作っているいくつかの会社の情報を調べてみると、「新鮮なホタルイカを漬け込んで・・・」「鮮度の良いホタルイカを・・・」などの記載はあるものの、実際に沖で漬け込んだという記述は一切ありませんでした。
つまりこのことから考えられるのは、一般的に沖漬けは陸で漬けられるものであり、活漬けこそが沖漬けの名の由来通りの製法であるといえるのではないでしょうか。
活漬けがすごい理由②添加物のないシンプルな味
一般的なホタルイカの沖漬けの原材料をいくつかチェックしてみましたが、それぞれに違いはあるものの各種調味料や添加物が使用されています。
- ほたるいか(日本海)、醤油、みりん、還元澱粉糖化物、食塩、たん白加水分解物、調味料(アミノ酸等)、環状オリゴ糖、甘味料(カンゾウ)、酸味料、香辛料抽出物、酸化防止剤(V.C)、(一部に小麦・大豆を含む)
- ほたるいか(天然)、醤油(小麦を含む)、食塩、Dソルビトール、調味料(アミノ酸等)、酒精、酸味料、保存料(パラオキシ安息酸)
- ほたるいか(国産)、砂糖、鰯魚醤、醤油、食塩、酒、醗酵調味料/甘味料(ソルビトール)、酒精、調味料(アミノ酸等)、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、(一部に乳成分・小麦・いか・大豆を含む)
ホタルイカ活漬けの原材料はいたってシンプルであります。
味付けは醤油のみで、添加物として酸味料が加えられています。
「これだけで味が成り立つのなら、なぜ他の商品はいくつも調味料を使うの?」
という疑問もわいてこようというものですが、それは実際に食べてみるとよくわかります。
活漬けがすごい理由③希少品ゆえに価格が高価!
市販されているホタルイカの沖漬けの価格をいくつかチェックしてみましたが、100gあたり300円~500円くらいで販売されていました。
そしてこの活漬けは180g入で1,620円。つまり100gあたり900円もする高級品です。
ホタルイカの漁期にしか作れないという希少さもあるでしょうが、ホタルイカを生きたまま沖で漬けるということがどれほどコストが上がってしまうかが伺えるというものです。
活漬けがすごい理由④賞味期限が短いのにはワケがある
これまた他社の沖漬けの情報をストーキングしてみたところ、商品によって違いがあります賞味期限の平均は冷蔵で1ヶ月前後のものが多いようです。
そしてこの活漬けの賞味期限は冷蔵で一週間!!冷凍でも一ヶ月以内ということです。
調味料が醤油のみで保存料が添加されていないのは、生のホタルイカの味わいを最大限に引き出すためなのです。
では食べてみよう
この活漬けは以前にも食べたことがあるのですが、久しぶりなのでワクワクします。
実に垢抜けてこじゃれたパッケージ。
一般的な沖漬けに比べると色が黒っぽいのが特徴。
ちなみに生のホタルイカは寄生虫が心配ですが、この活漬けは漬け込みの後に冷凍するので対策はバッチリです。
目玉がついたままなのは、まさに生きたまま醤油につけるという証。
食べられないことはないですが、取ったほうが間違いなく食べやすいです。(説明書きにも目玉はお取り下さいと書いてあります)
背中の軟骨も当然残っていますが、ぼくにはさほど気にならないレベルで、口に残る人は飲み込まずに取り出すといいでしょう。
活漬けを食べるときは日本酒かご飯を用意しとかないと悶え死んでしまいそうです。
さあ準備は整った!!
う~ん、この複雑にして濃厚なうまさ!!
はじけるような身の弾力、噛みしめると溢れ出そうな汁気、そして醤油だけでこれほどに複雑な味わいがでようとは驚きです。
活き漬けの最大の利点は、生きたまま漬け込むことでより内部にまで漬けダレが浸透し、その旨さは格別なものになるということなのです。
この染み渡るような深い味は、まさに活き漬けならではのものといえるでしょう。
ささっ、すぐに日本酒を~!!
ホタルイカの活漬け まとめ
ホタルイカはどれも大きめでサイズにばらつきがなく、製法だけでなくホタルイカも吟味されているんだなあとしみじみ思いました。
食べ終わった後に残った汁も、せっかくなので有効活用したいところですね。
炊き込みご飯やパスタの味付けにも使えるし、蒲鉾やイカにつけて焼いて食べてもめっちゃおいしそう。
価格は決して安くはないどころか他社をごぼう抜きにするお値段ですが、ホタルイカの沖漬けが好きな人ならば一度は食べてみるべき商品だと思います。
1年間でもわずかな期間の漁期のみ、生きたまま船上で漬けられる幻の活漬けを、ぜひぜひ堪能してみてくださいまし。
購入はウェーブパークなめりかわ(ほたるいかミュージアムの場所)で販売されていますし、遠方の方はネットショップからも購入できます。
ウェーブパークなめりかわではありがたいことに活漬けの試食もできるので、この機会に味見だけでもぜひ体験してみて下さいね。
コメント
コメント一覧 (2件)
石垣島の友人に教えたらすぐにポチっててびっくりしました。
自分も活漬けは食べたことないので買いに行こうと思ってます。
老竜さん、こんにちは。
行動力がすごいですね!送料が心配になりますが(笑)
記事に画像を追記しましたが、活漬けの汁で炊き込みご飯にしたらおいしかったです。