こんにちは、富山人あるのんです。
今回はとやま飲み歩きクラスター界隈では既に有名という「居酒屋はしもと」へ行ってみたいと思います。
結構前から狙ってたんですけどなかなか訪れることができなかったんですよね~
場所は富山市太田口通り。ガラス美術館の裏の通り沿いにあるお店です。
居酒屋はしもと
民・・・家・・・?
駐車場に囲まれたその建物は、ぱっと見一般的な民家にしか見えなくて知らないと普通に素通りしてしまいそうですが、「居酒屋はしもと」の看板があることでこのお店が飲食店であることに気づかせてくれます。
オレでなきゃ見逃しちゃうね。
ドアを開けると、そこに広がっていた光景は──!!
うん、民家だ・・・・・
思わず靴を脱ぎたくなるいにしえの日本人。ここは違和感をぐっとこらえて室内へ入っていきます。
戸を開けると二人の女性がカウンターの向こう側にいて、にこやかに迎えてくれました。
座席はカウンターが8席のみ。こじんまりとしてはいますが品を感じさせる小綺麗さがあり、かかっている音楽も洒落てて店内は落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
メニュー
値段お安い···しかも税込みですよ。
そしてこの絶妙な酒肴のラインナップ。「もうちょっとだけ食べたいけど、何が食べたいのか自分でもよくわからん」という酒呑みあるある人にもぴったりハマるのではないでしょうか。
卯の花 ¥400
素朴ですが心が温かくなる味。家庭的なお総菜で一杯飲める幸せを噛みしめることができます。
居酒屋にありそうでなかなかないメニューではないでしょうか。
焼きぎんなん ¥420
っぱこれよ!ぼくにとって秋の味覚の代表格といえばこれ。これを食べとかないとぼくは冬を迎えられません。
ちゃんと殻を砕いてから焼いてるので味わいは抜群。ぎんなんうますぎる···
ぎんなんには日本酒。日本酒は3種類あるのですが、立山、よしのとも、玉旭デスペラードという激アツなラインナップ。
スッキリ飲みやすい立山か、厚みのあるボディと熟成感のよしのともか、うまさはじけるデスペラードか。
この日は久しく飲んでない気がするよしのともからはじめてみました。
関野屋さんの鱒カマ塩焼き ¥480
おほほー!これは見事!!
「関野屋」といえば老舗の鱒のすし店ですが、鱒のカマは使用しないのでそれをこちらのお店で提供しているとのこと。よき仕入れルートをお持ちで。
一個一個は小ぶりですが3つもあってこのお値段はコスパ最高すぎますよ。
カマをほじほじしながら飲む酒はうまい。脂も適度にノッててこれは特にオススメの一品ですね。
おでん
秋といえば人とおでんが恋しくなる季節。
秋の味覚の代表格のおでんを食べとかないと冬が迎えられ──略
厚揚げ、ちくわぶ、だし巻き玉子、だいこん、がんも、とろろ昆布をオーダー。
いや、このおでん···つゆがめっちゃ淡くて上品な味。軽やかだけどすっごくおいしいなあ。
レタスのおひたし ¥370
面白い切り方だなあ。シャキシャキした歯応えがなんとも心地よく、素朴なようで心染み入る味。
作るところを見ていたら、レタスの葉をゆがいた後にくるくるっと巻いていたので、それを均等に切るとこんな感じになるのかあ。お手軽そうだし自分でもやってみようかな。
この日は一番乗りの入店だったのですが、少しするとお客さんが一人、また一人とやってきて、いつの間にか満席となり後からやってきた人が断られていました。
やはりいいお店には人がやってくるんですねえ。
一人飲みに最適なお店
こちらのお店は多人数でというよりは一人かせいぜい二人で訪れるべきお店で、一品一品が一人でも重たくない量なのでその分お値段も安くなっているのが嬉しいポイントですね。
お店は女性二人で切り盛りされていますが、女性二人ということはさぞかし店内は賑やかな・・・・と思いきや意外とそんなことはなく、話しかければもちろんにこやかに話し返してくれるのですが、向こうからガンガン話しかけてくるという感じではなかったです。
このお店は逆にそれがいいと思うんですよね。
お店の人とお客さんの距離感が近いお店はいくらでもあるしそういうお店を行きつけにすると楽しいのですが、そういうお店は常連さんが多くを占めていることが多く、一人飲みに慣れていない人や初めて入る人には敷居が高いものがあります。
お店の扉を開けた瞬間の、店内の全員の視線がこっちに向く視線フラッシュの洗礼。あれは慣れているつもりでもちょっと緊張が走る瞬間です。
そういう意味でこのお店の適度な距離感はそんな緊張感もなく、まるでカフェに訪れたような感覚で一杯ひっかけることができるのです。
なので、一人飲みに慣れていない人でも、女性一人でも、カルピスが飲みたい人も、ちょいと寄ってみたら新しい世界が広がるかもしれませんよ。
またぼくもお腹がいっぱいでも立ち寄ってみたいと思います。
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