こんにちは、富山人あるのんです。
今回はコロナ禍を経て数年ぶりとなる大阪へ食い倒れの旅。
その一発目に相応しいものといえば、やはり大阪を代表するB旧グルメ、お好み焼きに他なりません。──と言っても日程の都合でそうなっただけですが・・・
以前訪問してめっちゃお気に入りになったお店は定休日。ならばと、これまでに培ったネットリテラシーを最大限に発揮すべし!と、オンラインゲームのフレンド(大阪在住)にオススメを聞きまくるという奥義を使用。
中にはすごく行ってみたいお店があったものの、営業時間を調べてみるとどうにも時間が合わない・・・
ならばと自分でも色々調べてるものの、数多に存在する大阪で人気のお好み焼き店をネット情報だけで選び抜くのは難しい。
ならば、もう割り切って「宿の近いところで探してもいんじゃね?」という疲れた思考に走っていったのでした。
お好み焼き 次玄
数年前、大阪でどこに泊まればいいかわからず大阪駅周辺で安い宿を探した結果、風俗街だった上にオバケが出ると口コミでも評判の宿に泊まりましたが(そのおかげで近所の居酒屋で美味いたこ焼きにありつけたけど)、今回は新大阪駅を根城にしたのでその周辺で探してみることに。
すると、しっかり出てきましたよ!新大阪駅からほど近くて評判のいいお店が!!
しかし・・・手放しで喜べるお店ではないようで、その理由というのがごくごく一部ではあるものの、「口コミでちょいちょい、親父さんに叱られる」というもの。
「他のお客さんに罵声」やら「忙しいから早く決めてくれと高圧的」やら「食べたらさっさと帰ってくれ」やら。
そ、それは・・・
たとえそのお店がどんなに美味しくても、居心地の悪い店にあたると気分は最悪。ぼく的に二度目の訪問はありません。できれば一度目から避けたい・・・
しかしそのお店。しっかりお好み焼きの評判はいいので、「うまいお好み焼き」であることには違いない。ていうか、むしろそうでないと納得できん。(探すのももう疲れたし・・・)
ということで、ド平日の開店時間に合わせて訪問してみました。
平日だったからなのか、特に並ぶこともなくニュルっと入店できました。我々の先客といえばおそらく長年の常連であろう「見るからに大阪のおばちゃん」一人だけ。
おーー!!
こういうのは見てるだけでもワクワクしますよねえ。全体的に安いと思うんですが、多分これでも値上げしたんだろうな~なんて思ったり。
さて何にしようか・・・と思ったその瞬間!
ぬぉっ!きたよきたよ~~!!
接客に関して丁寧に説明されていてオブラートに包んだ表現にもなっていますが、「理にかなわないこともあるかもしれません」とあえて書くあたり、「そこは変える気ねーから」という意思表明に他なりません。
これがいいか悪いかでいえば、ええ・・・もちろんいいに決まっています。
今どき狙っていくお店はまずネットで調べていくので、口コミとか見ればそのお店がどんな感じなのかおおよそはわかるし、個人店や家族経営店の接客態度なんてその人次第。合わなければニ度と行かなければいいだけの話です。
その代わり、不快な思いをした人によって「周囲に伝える」、「口コミに書かれる」、「YouTuberやインフルエンサーによって発信される」というリスクは表裏一体でもあります。
そのリスクを受け入れ、かつその提供されるコンテンツが優れていることが必要不可欠で、そうでなければ営業は成り立たちません。
唯一不幸なだけの人がいるとするならば、それは何も知らずただ美味しものが食べられると思ってやってきて不快な思いをしてしまった善意の第三者でしょうか。
メニュー
これは迷いますな・・・「こういうときだけギャル曽根の胃袋があれば」と思わずにいられませんが、夜を考慮しながら食べる量を考える必要があるので、ただやみくもに好きなものを食べていた若かりしあの頃とは攻め方を変えねばなりません。
ま、悩んだらとりあえずこれを頼んどきゃ間違いない。ビールが運ばれてくる間に思考を張り巡らせるのです。
にしても・・・この鉄板の輝きっぷりは尋常ではない。思わず何かを転がしたくなる衝動を抑えつつ、とっとと食べるものを決めなければなりません。
ちなみにこの鉄板は自分で焼く用ではなく、提供されたものをいつでもアチアチで食べられるようにするためのものです。富山ではちょっと見られない文化だけに羨ましく思ったり。
まずは、定番のすじぽんから。
牛すじとポン酢。もうね、これはビールが蒸発しますよ。
しかも3ヶ月目のアベックのように常にアツアツ。しかし放置しすぎると熱されすぎてカラカラになるから気をつけろ。
はい、豚ぺい焼きですよ。本場でいただく豚ぺいはふわとろでソースたっぷり!
卓上調味料も豊富。
これはいいよねえ~
これは大好きなやつ。もっと牛すじくらい全国の居酒屋で提供されてもいいメニューだと思います。
さてさてさてさて、いよいよお好み焼きちゃんが運ばれてきますよ~!
お好み焼きが運ばれてきましたがマヨは自分でかけるスタイルで、その後にお店の人が鰹節をかけるか聞いてくれるというという流れ。初めてですねこういう趣向は。
マヨをどんだけかけるのが適正なのかわからんってのもありますが、そもそも「マヨ食べれん」て人は意外といるし「押し付けない」というのがこのお店の流儀なのかな。
あれ・・・!?
それって食べる人のことを第一に考えているということじゃないですか。
小さめのヘラは大阪のお好み焼きではおなじみ。
後からこうして改めて見てみると、微妙なマヨのかけっぷりに「遠慮の塊やんけ・・・」てな感じですが、でもそこはそれほど重要でもなかったです。
次玄のお好み焼きは美味いのか!?
これはうまい!間違いなく美味しい!!
けど・・・ ここであえて「けど」という表現を使ってしまってちょっと申し訳なく思うのですが、お好み焼きとしての完成度は高いと思います。
ですが、このお好み焼きはキャベツの占める割合がすこぶる高いが故に、「大阪で人気の特別なお好み焼き」を期待してしまうと、ちょっとそういうのとは違ったかなと。
これはこれで技術もいるし地元で人気があるのもわかるのですが、自分の中でハードルが上がりすぎてしまっていたこともまた満足しきれなかった要因なのかなと。
接客は果たしてどうだったのか!?
こちらのお店はお父さんと息子さんの二人で営まれています。
ハッキリ申し上げて、今回不快な対応をされることは一切ありませんでした。それどころかお二人共とても感じの良い接客で気持ちよく食事をさせていただきました。
・・・と言いたいのですが、やはりあの文言を見てしまうと楽しくおしゃべりをしたりくつろいだりという気分にはなれず、退店まで満席にはなっていなかったものの会話もあまりぜず食べ終わったらそそくさと退店するという流れに。
周囲の地元の人らは普通に楽しそうにおしゃべりをしたりしてたので、よほどのことがない限りは何も言われることはなさそうには思いました。
昔から通ってる地元の人であれば多分問題ないとは思うのですが、有名店が故に県外から来たと思わしき(もしくは海外)非礼なお客さんに対して物申したくなるという感じなのかもしれません。
大阪のお好み焼きは色々食べてみたいので、一周回った頃にもう一度食べたらまた印象も変わるのかなと思った次第です。どうもごちそうさまでした!
お好み焼き 次玄
住所:大阪府大阪市東淀川区東中島4丁目1-37
電話:06-6326-7011
営業時間:11:30~13:00、17:30~21:00
定休日:火・祝日
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