今度こそ釜飯にありつきたい──
「宇奈月温泉街で居酒屋」といえば、地元的にも観光的にもいちばん有名なお店はこちらになるのではないかと思います。
そう、宇奈月温泉街における釜めしとおでんの聖地「味処 河鹿(かじか)」というお店です。
そもそも宇奈月温泉街はお店が少ないので、まあだいたいが聖地になってしまうんですが。
唯一ある焼き肉店も「宇奈月温泉街における焼肉の聖地」になってしまうし、「書店の聖地」とか「郵便局の聖地」とか、さらには「コンビニの聖地」などなど、もう聖地のバーゲンセール状態に陥ってしまう罠。
ちなみにこの宇奈月温泉界隈は「民法の聖地」とも呼ばれていたりもします。
味処 河鹿
ということで河鹿ですが、河鹿の営業時間が11:00~14:00・17:00~22:00ということで昼か夜のどちらに行くべきか問題が重要になってきます。
昼飲みだと14時までということで時間を気にしながら飲むよりは、思うさま飲んだくれることができる17時以降のディナータイムに行くほうが良さげかなと。
開幕ダッシュをキメるために開店5分くらい前にお店の前に来てみましたが、幸運にもポールポジションをゲット!──が、そこから徐々に人が増えてきて開店時には10人近い人が並んでたんじゃないかな。
17時と同時にオープンし順番に入店となるわけですが、十数分後にはもう満席になって入り口にある「順番待ちシステム端末機」が稼働を開始しました。
いつもはここまで混んでないっぽいんですが、少し前にテレビで紹介されたということで納得の人の多さ。やっぱテレビの影響力って今も大きいんですねえ。
メニュー
名物の釜飯やおでんをはじめ、一品料理や富山名物も充実。中華料理まであるのはちょっと謎ですが選択肢が多くなるのは単純にありがたい。
まずは生ルービーとおでん5種盛り。
おでんって人それぞれ「心のネタ」があると思うんですよ。
本当はおまかせじゃなく一品一品頼むほうが好きなものが食べられていいと思うんですが、それすらめんどくせえ・・・息をするのも面倒で嫌だということも時にはあるでしょう。
それにおまかせってメリットもあるんですよ。おまかせすることによって「普段自分では絶対に頼まなさそうなネタ」が入っていたりしますから、それが想像以上に当たりだったとかになったら新しい発見にもなるわけで。
ということで、鶏つくねとかまぼこは大当たりでした。
このかまぼこのプリプリ感は生地蒲鉾のものだと思うのですが、ぼくは生地蒲鉾大好きマンなのでこれが厚切りでおでんダネとしていただけたのは超嬉しい。
これはいったい何・・・?という感じですが、これは紅ズワイガニの天ぷら。なんとも贅沢な一品ではありませんか。
衣はさっくさくで中はほっこりとした紅ズワイガニ。これはいいですね~!ビールにも日本酒にもめっちゃ合うやつ。
冷酒の中では一番コスパよさげなマボタキの濁り。観光地にしか売ってなさそうなエディションになんちゃって旅情緒が刺激されます。
そして・・!!
み~んな大好き!!ホワイトボードメニューちゃんもありますよ~
ホワイトボードメニューはその日のオススメだったり期間限定メニューだったりして、グランドメニューにはない魅力がありますよね。
小松菜とうすあげの煮浸しにしてみました。
さっぱりしているようで、出汁のうまさが際立った一品。こういうのがちゃんと美味しくつくれるというのは大きいですよ。
そしておでんのおかわり。今度はおまかせではなく自分で食べたいものをチョイスしてみました。
厚揚げ、豚串、玉子、車麩など、ぼくの欲望が100%詰まっています。
ぼくの横の席の一人客も、そのさらに横の一人客人も釜飯を食べています。このお店は釜飯が特に有名なお店ですからね。
厨房の奥には釜飯を複数セットできる専用の釜飯コンロがありますので、多くの釜飯オーダーをさばくことができます。
さて、いよいよ人生初の河鹿釜飯と洒落込んでみるとしますか・・・
「激辛麻婆豆腐」の字面に惹かれてやらかしました。だって食べたかったんだもの・・・グスッ
こ、これはうめえええ・・・!!旨味が濃くてどろりとしていて、これはめっちゃ酒の肴にもなるしもちろんご飯にも合いまくりでしょう。
激辛というよりは花椒(ホアジャオ)の刺激が強いいわゆる「シビカラ」ってやつですね。
この後は別のお店にも行く予定だし、さすがにここから釜飯という感じでもないので、我があこがれの釜飯トライはまた次回ということで・・・
釜飯は自販機でも買える
河鹿の釜飯は河鹿店舗前の自販機や、黒部峡谷鉄道 宇奈月駅前の自販機でも購入できます。
買って帰っても良かったんですが、ぼくのはじめてはやはり実店舗に捧げたいのん・・・
味処 河鹿
住所:富山県黒部市宇奈月温泉330-19
電話:0765-62-1505
営業時間:11:00~14:00 17:00~22:00
定休日:火曜日
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