こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
12月7日、富山駅前に突如謎のテントが出現しました。
サーカス…!?なわけはなくて、出張カキ小屋という期間限定で海鮮バーベキューが楽しめるお店なのです。
目次
牡蠣は宮城県石巻産直送
「宮城県の石巻」は全国でも有数の牡蠣の産地として有名なところですが、石巻と聞いて多くの人が思い出すのは2011年に起こった「東日本大震災」ではないでしょうか。
地震によって養殖施設は壊滅的な打撃を受けてしまいましたが、それから徐々に復興が進み牡蠣の生産も再開されたものの、以前のように牡蠣が売れなくなったということなのです。
風評被害の影響というものはなかなかに深刻なものなのですね。
しかし決してそこで諦めるようなことにはならず、それから大きな動きへと発展していくのです。
大切に育てた牡蠣を以前のように食べてもらえない…そんな生産者の皆さんの落胆ぶりを目のあたりにして、「業者が扱ってくれないなら、自分たちで売ろう」とスタートしたのが、出張カキ小屋でした。
活動を続けていく中で、少しずつ協力していただける方が増え、いまでは北海道から沖縄まで全国各地で展開。
「東北の牡蠣を美味しく食べていただく」という活動を通じて漁港が活性化し、東北の復興支援につながっています。
引用:牡蠣奉行ホームページ
2015年度は11箇所だった出張カキ小屋は、2017年度には26箇所となって年々大きな広がりを見せています。
手順1. 入り口に並ぼう
発泡スチロールの山に胸がときめく
店内が満席だと入り口で並ぶことになります。お店の人の支持に従いましょう。
※混雑時のみ席は90分制となります
手順2. 好きな具材をトレーに乗せていこう
おほーー!!牡蠣じゃ牡蠣じゃーー!!
牡蠣は「ご支援特価」ということで通常1,200円のものが580円(1kg)で提供されています。
1kgと聞くとオオー!って感じですが、殻のほうが圧倒的に重量があるので、牡蠣1kgは牡蠣5個分ってところですね。
席料(炭代)として別途380円かかることを考えると、超絶にお得なので2セットくらい食べていきたいところですね。まあ1セットでも十分お得だとは思いますが。
牡蠣以外にも豊富な食材があります!
ありとあらゆる海鮮食材がズラリ。魚介類だけでなく肉類もあるんですよ。
富山ならではの食材もいくつか見られたので、その地域によって食材に違いがあるものと思われます。
どれもこれも魅力的な食材ばかりですが、あれもこれも好きなだけ乗せていくと結構な料金になりますので、そこは財布とのご相談ってことでお願いします。
もちろんお酒もありますよ。
牡蠣料理の定番、牡蠣ご飯・牡蠣汁・カキフライもありますよ。
これもまた魅力的ですなあ~!!
手順3. 先に会計を済ませる
食べたい具材を乗せ終えたらレジで会計します。
後から追加で購入することも出来るので、先読みしまくって頑張って買わなくても大丈夫です。
会計が済むとお店の人が席に案内してくれます。
※席料(炭代)として380円かかります
席に案内されると牡蠣の焼き方やら、軍手やトングを自分で取りに行かなきゃいけないことなど、お店の人が説明してくれます。
してくれますが、そんな一度にいっぱい言われてもちょっとわからん…という感じも多少ありましたので、その辺をわかりやすく単純に解説していきたいと思います。
手順4. 軍手などの備品は自分で取りに行く
トング、ハサミ、軍手、牡蠣ナイフ、箸、おしぼり、紙皿などは別の場所にあるので、自分で取りに行かなくてはいけません。
なぜか軍手だけわかりにくいのですが(富山だけかも知れないけど)、必要に応じて必要な分だけ持っていきましょう。
手順5. 牡蠣の焼き方
色々書いてありますが、一番のキモとなる部分は以下のようになります。
- 平たい部分を下にして網にセット
- 蓋をかぶせて3分以上焼く
- 蓋をとって牡蠣を裏返し、また蓋をかぶせて3分~5分以上焼く
基本的にはこれだけです。
軍手はしっかり着用しましょう。熱された牡蠣にさわると超熱いです。
炭火だ炭火だ!ワッショーイ!
蓋をかぶせることで爆発の衝撃もしっかり吸収
日本人は刺し身信仰が強いのでついつい生っぽいのを食べたい人は多いと思うんですが、冬の真牡蠣は生では食べるのはとても危険なのでしっかり焼きましょう!
そして「3分なんてわっかんねーよ!」という人もどうかご安心下さい。
STARTボタンを押すとカウントが開始され、3分経つとアラームが鳴ります。とてもわかりやすい。
「牡蠣を裏返してから3分~5分焼く」と書いてありますが、食べてる間も他の牡蠣は焼かれている状態だし火から外しても蒸し焼きになってるので、最初の1個めだけ生っぽくないか注意を払えば割とその後はいけると思います。
手順6. 開かない牡蠣は牡蠣ナイフでこじ開けよう
ほどよく焼きあがって、うっすら貝が開いていれば手で開けるのも余裕ですが、中には頑固に自分の殻に閉じこもっているのもいます。
牡蠣ナイフで心の扉を開けてさしあげましょう。
こ、これは絶対うまいぞ……!!
ほら、うまああぁいぃ~!!!!
海のすぐ近くでもないと炭火で牡蠣を焼くなんてお店はなかなか見かけませんが、富山駅のすぐ目の前でこんなことができようとは驚きだしテンションも上がろうというものです。
調味料としてポン酢や醤油もあるんですが、そのまま食べても十分いい塩味が利いていて、ぼくはずっと何もつけずに食べました。
手順7. 追加注文はレジ横から会計
外にある説明書きには「食材の買い足しには最初から並べ」的なことが書いてあるのですが、店内の説明書を見ると「追加注文時は列に並ばずレジ横からお願いします」とあり、思わず「どっちやねん!」とツッコミ入れたくなろうというものですが、店内のレジ横から注文するのが正しいとのこと。
確かに追加するたびにいちいち行列に並ばなくてはいけないというのは、なかなかにハードですからねえ。
手順8. 退店時は備品やゴミは所定の場所へ
「食べた食べた~」と満足してそのまま退店するのはNGです。
備品やゴミは所定の場所へ自分で運ぶシステムなのですから。
トレー、牡蠣のかご、牡蠣の殻、燃えるゴミ、不燃物、軍手、トングなど、すべて場所が違うのでしっかり分別しましょう。
客側がここまでやるのはなかなか斬新というか、まあここまでやるからこそ牡蠣が安くなるのだろうし、それも復興支援の一環ということで気持ちよく片付けて帰りましょう。
まとめ
牡蠣をたくさん食べれば食べるほどお得なので、ぜひたらふく石巻のおいしい牡蠣を堪能してみてください。
場所によって開催期間や営業時間が異なりますので、ぜひご自身の県をチェックしてみてくださいね。
出張カキ小屋 牡蠣奉行 富山駅南口駅前広場
住所:富山市明倫町1(富山駅南口前)
開催期間:2018年12/7~12/24
営業時間:11:00~21:00
定休日:不定休
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