こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
富山競輪場に行ったことはありますか?
「そもそもギャンブルに興味がない」という人も多いかも知れませんが、あの独特の雰囲気はぜひ一度見ておいて損はないと思います。
競輪場内には飲食店が5つありますので、食べ歩き飲み歩きという観点で行ってみるのも楽しいと思いますよ。
今回初めて単身で競輪場に乗り込んでみましたので、何かの参考にしていただけたら幸いです。
富山競輪場
富山市岩瀬にある富山競輪場。
広大な駐車場を完備しつつライトレールの駅もあり、交通の便はかなり良いといえるでしょう。
内装も乗り心地も抜群。
車内の客層を見ると、なんとなく「あ、この人競輪場に行きそう」という直感が働きます。
かつて、東京の大きなコミケへ行くときに電車に乗って「あ、こいつらコミケに行くな」という確信めいたあの感覚。懐かしい。
うーーーん・・・広い!!!
富山でもこれだけ広大な敷地を持つ施設ってそうないですよね。この広大な土地が満寿泉の枡田酒造が貸しているものだというのもさらに驚きですが。
では早速入ってみましょう。
場内施設
画像引用:富山競輪場
これだけ見ると複雑に見えますが、券を買うところやレースの状況が見れるスクリーンがあちらこちらにあるという感じで、「買う・観る」ということにまず不自由しません。
富山競輪場の飲食店
画像引用:富山競輪場
富山競輪場で食べ物を販売しているお店はぜんぶで5店。
ここで注意したいのが、場内には飲食店の名前や場所どころか、飲食店があるのかないのかすらわからないほど何の記載もないので、見つけやすいお店と見つけにくいお店があるのです。
競輪場の飲食店は初めて利用するので、とりあえず直感で回ってみることにします。
フードコンビニ「オールウェイズ」
ライトレール側からの駅前入場口から入ると、すぐ目の前にあります。正面入口からだと入って左側になります。
フードコンビニとは面白い。
一番人気のコロッケ、お店イチオシのたこ焼きなどのジャンクフードや軽食などがあります。
コロッケ 110円
ここは一番人気のコロッケに乗っかってみました。
揚げたてではないもののサクッとしてて、じゃがいものほのかな甘味も感じられる。
特に絶品というわけではないけど、おやつとして食べるにはちょうどいい感じで、一番人気というのも頷けるというものです。
立山亭
場内MAPで見ても場所がよくわからない。いや場所はわかるのだけど、その場所に来てるのにそれらしいものがなくてキョロキョロ見渡して明らかに不審人物となっていました。
ふと階段の上を見ると「食堂」なるのぼりを発見。この上かあ~!と思い階段をダダダダっと掛け上がっていくと・・・
飾らないにも程があるってもんですよ。知ってないとまず見つけられないと思います。
こじんまりとしたトラディショナルな「ザ・食堂」といった趣で、壁に貼られたサイン色紙が絶妙な味を醸し出しています。
うーん、何にしようかな。
ラーメン 550円
スープの淡さにびっくり!色はわりと濃いのにものめっちゃあっさりしてますよ。
このスープは「薄い」と言うより「淡い」という表現が似つかわしいのではないかと思います。
そして麺がトロリとしてやわやわ。見た目伸びてるわけじゃなさそうなのに、ものっそいふんわりとした食感です。
注文からわりとすぐに出てきたので、サッと茹でるだけで提供可能な「立山そば」的な麺なのかもしれません。
※立山そば=富山駅にある立ち食いそば店(現在は座って食べる形式)
このラーメンにおいて、チャーシューの存在感の大きさは偉大でした。
スープは淡く、麺はやわやわして大人しい味なのに、このチャーシューは肉厚で柔らかくしっかり味が染み込んでいて、人気ラーメン店に引けを取らない出来栄えとなっています。
いやあ、面白い。唯一無二って感じで不思議なラーメンでした。
5号食堂
正面入り口から入ると右側にあります。
このお店は壁の仕切りがなく、屋根だけがあるという開放感のあるお店となっています。
店内にはテーブルと椅子があり、傍らにはモニターも設置されているので、レースの状況もよくわかります。
受付はカウンターっぽくなっていて、実際立ち呑みをキメてるおっちゃんもちらほらいました。
ぼくが座っているテーブル席と、おっちゃんらんもカウンターに超えられない大きな壁のようなものを感じます。
ぼくもいつの日か、あのカウンターで「いよう、今日も姉ちゃんの顔見に来たわ」なんて言えるようになるのかしら…。
カウンターには車券を購入するためのマークカードも置かれていて、多くのテーブルでは出走表とマークカードを広げる光景を目にしました。
ラーメン 550円
スープ、麺、チャーシュー、どれをとってもごくありふれた味ではあるものの、「一般的に想像するラーメン」という意味では立山亭の後だとちょっとホッとするものがあります。
しかしこのラーメンのスープ、なんとなくうどんのつゆっぽくもある感じの味でした。
ここでちょっと腹ごなし
お腹も膨れてきたことだし、競輪場に来たからにはやはりアレをナニするべきですよね。
そう、車券を購入してみる!!(300円分)
以前、FMとやまの企画で『貸切富岩水上ラインで行く!富山記念競輪観戦ツアー』というすんばらしい企画に参加したことがありまして、車券の買い方とか教わったんですが、まあ綺麗に忘れてましたわ。
マークカードの書き方は投票所に掲示されてるし、出走表を見ればあらゆる情報が記載されているのでそれを参考に決めるのですが、まあド素人がそうそうわかるものではありません。
手堅いところを狙ってなんとか書ききり自動発券機に通すも、書き方が間違っていたようでマークカードがペッと吐き出される。
このときお金を投入していたことを忘れて一旦場を離れていまい、警備員が教えてくれるも後ろのおっちゃんが既にお金とマークカードを入れてしまっていた。
おっちゃんが券を購入しお釣りを貰おうにも細かいのがなく、ぼくが再度券を購入するまで待ってもらうということに。そして再度ペッと吐き出される醜態を晒しましたが、おっちゃんは嫌な顔ひとつせずに待っていてくれました。
いやあ、ちょっとやればなんてことはないはずですが、初めてだとなかなか勝手がわからないものですね。
こんなに苦労して購入した車券なので、300円といえどぜひ当たっていただかねばなりません。
そこで、次なるお店はもちろんこちら。
的中 おむすび屋
こちらのおむすびは、富山県産コシヒカリ「八町米」を使用したもの。
おむすび以外にも色々とメニューがありますが、立山亭、5号食堂、的中おむすび屋のメニュー構成はかなり近いものがありますね。
このお店は食券制で、「セルフな食堂」をイメージしていただくと、多分そのまんまのお店ではないかと思います。
鰹おかか 120円
おかか好きなんですよね。
勢いよくかぶりつくも・・・
海苔噛み切れねえ~!!!
さらに強く噛むとご飯が隙間からニュウっとはみ出る勢いで、手作りのおむすびあるあるではないかと思いますが、おかかをちょっとずつ食べて最後まで楽しもうと思っていたぼくに悲劇が訪れたのでした。
噛み切れたと思ったら、おかかが一瞬で消えたのん……
こんなことで果たしてちゃんと的中してくれるのでしょうか。
あ、いよいよ購入したレースが始まりました。
レースはいよいよラスト1周に差し掛かり、周囲のボルテージも最高潮に達します。
周りからは「あああーーーー!!!!」とか「おいおいおいーーー!!!」とか「何しとらあよー!!!」などの怒号が飛び交います。
ぼくは正直見ていてもどれが誰で、誰が有利なのかすらさっぱりわかりませんでしたが、買った車券がハズレたということだけはド素人のぼくにも大変よくわかりました…。
やはり、おかかを一口で食べてしまったことが敗因といえるでしょう。
バカヤローー!!!(魂の叫び)
伽耶琴(かやぐん)
5号食堂と併設しているお店で、なんと韓国料理のお店です。他のお店がわりと似たりよったりのラインナップだったので、かなり斬新に見えました。
富山競輪場でのお酒はビールのみで、日本酒や他のお酒はないもよう。
カルビクッパ 600円
見た目からわかる具だくさんっぷり。
これ、とってもおいしかった。スープに浸ってるとわりとサラサラっと食べれちゃうのは不思議ですね。
キムチが入ってるんだけど、これを混ぜずに食べると後半でキムチの酸っぱさが際立ってきて味変も楽しめます。
かなりボリュームがあるので、この味の変化は嬉しい。
他にもおっちゃんが食べてたビビンバもおいしそうでした。そのビビンバを見た別のおっちゃんもビビンバを食べて「お、アンタもこれにしたんかw」という微笑ましいやり取りも見られました。
メンバーズラウンジ「サイクルスター」
インスタ映え間違いなしのイタリアンレストランで、屋内外のスペースで競輪観戦が楽しめるという完全予約制のお店です。
予約はしていないものの、「とりあえずお店の外観だけでも見ておくか」と思い、結構探してみたのですがついに最後まで見つけることはできませんでした。
場内には一切飲食店の情報が記されてないので、駅前入場口に座ってるお姉さんに伺ってみたところ、
「…あ、わたし今日はじめてなので……」
「奇遇ですね、ぼくもです( ͡° ͜ʖ ͡°)」…とはさすがに言わなかったけど、ならばと正面入口のインフォメーションで伺ってみました。
「あちらの入り口をから入って突き当りを左に曲がって坂を上がって行ったところにありますよ」
その辺りはかなりウロウロしていたので、なんとなくイメージがわいて意気揚々と向かってみたところ…
おっちゃんらがたむろしてるだけでした。
哀愁漂う車券
いったいどういうことなんだよ・・・・
まあぼくなんかは、5号食堂のカウンター呑みでも夢見てろってことですね。
終わりに
今回は場外開催でしたが、本場開催時は他にも臨時屋台などの出店があってさらに楽しめること請け合いだし、子供向けのアトラクションや遊具もあり、様々なイベントを行っていたりと、カップルでも子供連れでも楽しめる場だと思いますよ。
ディープさを体験したいなら、個人的に第1投票所の雰囲気がかなりおすすめですね。
人の多さもさることながら、熟考を重ねる人々、予想屋の存在、独特の雰囲気、匂いなど、日常ではまず体験することのできない世界が広がっています。
ぼくが今回失態を犯した第1投票所で、次回こそビギナーズラックに期待しながら、この記事を締めくくらせていただきます。
富山競輪場
住所:富山県富山市岩瀬池田町8-2
飲食店の休みは富山競輪場の休みに準ずる
富山競輪場URL:https://www.toyama-keirin.com/
コメント
コメント一覧 (2件)
あるのんさんの記事は全て宣伝なのですか?
こんにちは。
いえ、ほとんどの記事はお店と提携して書いているわけではありません。
ただ、気に入ったお店は広まってほしいという思いを込めて書いているので、そういう意味では宣伝といえば宣伝といえるかもしれませんね。