【kotemari(コテマリ)】飛騨高山の不思議な洋風居酒屋に入ってみた

こんにちは、富山人あるのんです。

今回は何年ぶりかの高山旅行ということでテンションはアゲアゲ。

泊まるところは温泉宿だったのですが、あえて晩飯キャンセルからの素泊まりという高山旅行では初の試みです。

高山桜庵

いつもの高山桜庵

風呂上がりに宿のおいしいコース料理でまったりと過ごす──のも最高なんですが、地元のお店で食べて飲んで過ごす時間もまた格別なものです。

ということで数年ぶりに訪れた「でこなる横丁」。個性的なお店が軒を連ねる飲み屋街ですが、狙っていたお店が貸し切りで大ショック。そして入ってみたいお店はまだどこも開いてないという。

いくつかのお店には外国人観光客と思わしき人たちの楽しそうな写真が貼ってあったりして、今は日本人よりも外国人観光客で賑わってるのかあという印象。

さて、どうするか・・・・

そんな悩めるマトンの眼前に気になる看板が立ちはだかりました。

ほほう、一番街とな!?

このエリアにも多くの飲食店が存在していますが、ここはどちらかというと観光客向けというよりは地元民が訪れそうな雰囲気。

ほう・・・いいじゃない!

お酒と小皿料理 kotemari

店舗外観

ふらっと見て回ると、なんだかちょっと気になるお店が・・・

しかしパッと見は何のお店だかさっぱりわかりません。洋風の飲み屋?それともカフェ的な?

お店の外にメニューがあるっぽいのでちょっと見てみよう。

メニュー

う~~ん・・・?洋風居酒屋的な感じ?

でも飛騨の郷土料理も一通りそろってるし、カフェメニューも充実してて「夜カフェとしてもお好きに使って下さい」となってるし、カクテルも充実してるしで、ちょっと掴みどころのない印象。

これはもう・・・入ってみるしかないっしょ!!!合わなければすぐ出ればいいわけだしね。ということでしずしずと扉を開けて中へ。

お店の中

はええええ・・・・・・

これはいったいなんと申しましょうか。 独特のムードを漂わせる店内にちょっと気圧されています。

そして・・・!!

にゃーん?

にゃにゃーん!?

にゃにゃにゃ~~~ん!!

さらに・・・!

にゃにゃにゃにゃにゃ~~~ん!!!

ぼくの勘が言っている。この店主・・・これはおそらくきっと間違いなく絶対「動物好き」に違いありませんわ。

──などと考えていると、店主が何やらお盆を運んでこられました。

はい!!?

なんとこれ、ぜんぶお通しとのこと。「お通し代はいただいていません」ということですが、どれか好きなものを1つ選ぶことができるのです。

しかも・・・!伺ってもないのにすべての皿の説明をしてくれるという徹底っぷり。さらに・・・!有料にはなるけどお通しを追加することも可能。そして・・・!気になる追加料金は1皿50円という安さ。

政府に知られたら増税待ったなしの価格設定ですが、これ一人で全部いただいたとしても800円ということになり、これ全部を肴にして飲めたら超幸せじゃね?と思わずにはいられません。もちろんできてもやんないけど。

ぼくは鮭のクリーム煮を──

ツレはオリーブのクリームチーズ和えを選択。

いや~・・・どちらもしっかり旨い!しかも温めたほうがおいしいものはちゃんと温めて出してくれるという心遣いもまた素晴らしい。

ビールもしっかりうまし。

入店からこのお通しをいただくまでひたすら圧倒されまくりでしたが、これは何を食べるべきかマジで考えないともったいないお店であることを確信。

メニューを眺めているとちょいちょい「ハーフ」サイズのものがあります。ハーフサイズといっても作る手間は同じなので、これは食べる人の気持ちに寄り添った親切心から生まれたものなのでしょう。

そこでツレが「海老ときのこのグリーンカレーのハーフってできますか?」とダメ元で聞いてみた結果・・・

なんと、OKでした!!初めてやってきた客なのに無理言ってホントすいません。

 

海老ときのこのグリーンカレー ハーフ

けっこう濃厚!味はしっかりタイカレーなのにどこか和風な雰囲気もあって、すっごくラスクに合うしもちろんお酒にもよく合います。

 

あげづけ¥380

昼間食べてみてとてもおいしかったので夜も食べてみることに。

コレ油揚げなんですがカリっと焼かれていて、このまま何もつけずに食べるだけでめっちゃおいしいんですよ。

味がちゃんとするのは油揚げがタレに浸かっているからなんですがこの浸かり具合がまた絶妙というか、じんわりと味がにじみ出てくるのがたまらなく好きな感じです。

スーパーとかで買ってきた普通の油揚げを焼いて生姜醤油とかで食べるのも大好きですが、これは庶民の味っぽいのに洗練された感じがあってとても気に入りました。

 

牛肩ロースひとくち赤身ステーキ100g¥980

肉はけっこう弾力がある感じなんですが、ソースがめっちゃ肉に合ってておいしいなあ。

 

赤ワインがめっちゃ捗ります。

 

ガーリックシュリンプ ハーフ¥530

「リピーターさん続出!」なんてものが視界に入ってしまったらもう食べてみるしかないじゃない。

カリッと焼かれた海老はこれまたうま味濃厚で後を引く味。お値打ちなのに盛り付けも手を抜いていないというか、しっかり野菜が摂れるのもまたありがたいですよね。

 

アボカドのわさび醤油和え ¥480

高級なスイーツとか乗ってそうなオシャンティなお皿に盛り付けられているのはアボカドです。

熟れて食べ頃のアボカドとわさび醤油の相性たるや・・・こんなシンプルなのにこんなにおいしいなんて・・・日本バンザイ!!

 

ほうば味噌 ¥680

これも飛騨高山の郷土料理。具はきのことねぎだけなのですが、味噌に特徴があるのかめ~っちゃ旨味が濃くてもはやご飯に乗っけて食べたいレベルです。

これはちびちびと大事に大事にいただきました。

おわりに

オープンして今年で5年目になるというこちらのお店。

お店の外観や内観からもなんとなく想像がつくように「観光客はほぼ来ない」・・・とのことですが、我々の他にしっかり外国人のお客さんもいたりして侮れません。

お客さんの多くは常連さんと思わしき人たちですが、たまに物好きな観光客──つまり我々みたいなのが訪れる感じなのでしょうね。

ショーケースにはおいしそうなスイーツが並んでいましたが密かに飛騨高山の「ひよこ庵」の和菓子も置いてあったりして、お酒が飲める人も飲めない人も、食事にもカフェにも全方向で活用できるお店だと思います。

お店のインテリアが独特の世界観を醸し出しているように、このお店の女性マスターもなかなか一言では言い表せない雰囲気に包まれていますが、溢れんばかりのホスピタリティに満ちた居心地のいいお店でした。

いつもとは違う雰囲気を楽しみたい方や、郷土料理を楽しみたい観光客やただおいしいものが食べたい地元の人も、ぜひ訪れてみていただけたらと思います。

他にもいろいろ気になるものがあったなあ~・・・またいずれ再訪せねば!

 

そう心に誓いながら──

 

 

でこなる横丁で射的を満喫。

 

 

豪華景品ゲットだぜ!!

 

ということで、どうもごちそうさまでした!!

kotemari(コテマリ)

住所:岐阜県高山市朝日町23−17

電話:080-7724-4903

営業時間:17:00~24:00(LO23:00)

定休日:月・火・水

公式Instagram

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