一人で飲みに行ったことはありますか?
割合的にどんなもんなのかなとふと思い立ち、ツイッターでこんなアンケートを行ってみました。
二十歳以上でお酒を嗜まれるかたに質問🤗
一人でお酒を飲みに行ったことはありますか?— あるのん❀富山のブロガー (@_arnon_) March 15, 2021
う~ん、見事にバラけましたね。
「たま~に行く、もしくは行ったことはある」層と「ないけどやってみたい」層が半数を超えるということは、潜在的なひとり飲み需要はかなり高いと言えるのではないでしょうか。
- ひとり飲みしてる自分って大人じゃね?という謎の優越感
- 料理もお酒もすべてはあなた一人だけのもの
- 割り勘の複雑な計算から解き放たれる
- 自分だけの世界に引き込もれる
- あなたの飲食のペースをかき乱す者はいない
- マスターに顔を覚えられて親しくなれる
- 常連とも顔なじみになれたりする
メリットを書いたのならデメリットも併せて書かなきゃですよね。
- 意外と一品一品にボリュームがあり食べすぎてしまう
- 会話しないので飲むペースが早くなりがち
- そこそこ飲み食いすると意外と会計が高い気がする
- 寂しい人、もしくはぼっちと思われてるのではないか
ではどんなお店が入りやすくて、どんなお店が入りにくいのか、独断と偏見でLEVEL別に分けて解説してみました。
ひとり飲みLEVEL .1
チェーン店
今でこそ市民権を得まくっているサイゼ飲みですが、20年くらい前は「え、サイゼリヤで飲む!?」と冷ややかな目で見られていたものです。
しかし現在、駅前のサイゼに行けば、まっ昼間から一人でお酒を飲んでいる人を普通に見かけます。「そんな、昼間からひとりでお酒なんて・・・」と悩める女性も少なくはないでしょうが大丈夫。
意外と人はあなたのことを気にしていません。
ファミレスにはお酒に合いそうな魅力的なメニューがいっぱいあるし、お酒の種類もそこそこ豊富です。バーミヤンなんか焼酎のボトルキープもできちゃいますからね。
居酒屋チェーン店もファミレス感覚で利用でき、入りやすいし放っておいてくれるしで、ひとりでも気兼ねなく利用できる自由度が魅力です。
自由気ままに、ひとりを満喫。
これこそがチェーン店最大の利点と言えるでしょう。
もしバーミヤンで焼酎のボトルを入れてその日に飲み干してしまったなら、空き瓶を下げられるときに「ボトルキープできませんでした」ってちゃんと言うんですよ。スルーされますから。(実話)
ひとり飲みLEVEL.2
居酒屋(規模大きめ)
ここで言う居酒屋とは、カウンターだけでなくテーブルや小上がりなどもある比較的規模の大きなお店を指します。
最近はチェーン店でもこだわりの食材を使っていたりしますが、地域に根ざした居酒屋の地元食材率の高さ、「本日のオススメ」などの季節感、手作り感あふれるメニュー構成、コアなお酒の品揃えなど、その地域密着度には大きな魅力があります。
料理人やお店の人が複数人いたりするので接客がこなれていることが多く、ほとんどのお店では快適に過ごせることでしょう。
お店によってはお店の人との会話も楽しむことが出来ますが、別に会話しなくてもなんら問題なくひとり飲みを楽しむことができます。
これはお店側への提案・・・ってほどでもないですが、お店の外に「ひとり飲み歓迎」や「ひとり昼飲み歓迎」など表記して、入りたくてもじもじしている人の背中を押してあげてくれませんか?
ええ、ぼくのために。
さらに言うならば、メニュー一覧・おすすめメニュー・営業時間などもわかるようにしてくれるとなおいいですね。
営業時間も意外と大事で、コロナ禍の影響で時短営業になっているお店は多々あると思いますが、微妙な時間帯だと「今から入ってももう終わりかも」とスルーしてしまうこともあったり。
ひとり飲みLEVEL.3
BAR
最初LEVEL2とLEVEL3が逆でもいいかなと思ったんですけどね。
BARは一人で飲みに行く人は多いし、なんたってBARを経営されてる方は総じて接客のプロです。
客を不快にさせたり、居心地が悪くなるようなことになるのはなかなか考えにくいですからね。
なんとなく敷居が高そうなイメージだけでこうなりました。
「お酒は何頼めばいいかわからんのん・・・」とか「一人で何して間をもたせればいいのん?」など、悩みは尽きないでしょうが、そこは一人静かに飲むもよし、バーテンダーに話しかけてみるもよし。
今はほとんどの人がスマホを所有しているので、スマホがあれば間はぜんぜん持ちますしね。
でもせっかくお店で飲んでいるのだから、おしゃれな店内を眺めつつ、おしゃれなジャズに耳を傾け、バーテンダーとのおしゃれ・・・かどうかは不明な会話を肴に飲むカクテルは、スマホを肴にしたお酒とは一味違うこと請け合いです。
ここで大事なのは「わからないことはわからないと言ったほうがいい」ということ。
知らないことは別に恥ずかしいことではなく、素直に聞いてくれたほうがバーテンダーも頑張りがいがあるし、無理に通ぶって無知が露呈するほうがよほど恥ずかしいことではないかと思います。
ただ、初めて行ったお店で「私のイメージで何か作って」は非常に困るそうなのでやめておきましょう。
ひとり飲みLEVEL.4
居酒屋(小規模店)
ここで言う居酒屋とは、ほぼカウンターだけで構成される個人店のことを指します。
外から中が伺えないことが多い上に、どんなメニューがあるのかも値段設定もさっぱりわからなかったりするので、この手のお店の敷居の高さはなかなかのもの。
そして、良くも悪くも店主のアクが強いことが多く、無口だったりぶっきらぼうだったりなど合う合わないがはっきり分かれやすいとも言えるでしょう。
さらに、お店を支える常連もまたアクが強かったりして、1席だけ空いているところに居並ぶ常連を押し分けて座るのもまた勇気が必要だったり。
いったいどんだけ気合ゲージが必要なんだよ・・・と思ったりもしますが、しかしいざ自分がその常連側になってみると、その居心地の良さには格別なものがあります。
「あのお店がある」という、いつでも帰ることのできるホームグラウンドの心強さ、安心感は、まるで実家のような存在。
店主との会話を楽しみ、常連との会話で盛り上がり、なんならノリで常連同士別のお店へ飲みに行ったりもして、まさにこれぞひとり飲みの醍醐味ると言えるでしょう。
お店の情報をネットで見ておくなど、下げられる敷居は限りなく下げておくのも手ですし、あえて調べずに知らないお店に入ってみるというのも緊張感があって楽しいものですよ。
当店はスマートフォンいじり禁止
稀ではありますが、世の中には「スマホいじり禁止」というお店もあります。
人によっては飛車角落ちでの戦いを余儀なくされてしまうわけですが、そういうお店では一人でどう過ごすのが正解なのでしょうか。
読書にふけるもよし、妄想にふけるもよし、店内に流れる小粋な落語を聞きながら杯を傾けるもよし、頑固親父を地でいくマスターに話しかけてみるもよし。
このお店では「スマホいじりは粋ではない」ということですから、たまにはスマホから離れ、こだわりの酒肴に舌鼓をうち、お店の雰囲気も肴にして、マスター厳選のお酒に酔いしれることができれば、おのずとひとり飲みの楽しさに目覚めていくことでしょう。
ひとり飲みLEVEL.5
高級店
ここで言う高級店とは、ミシュランの星獲得店だったり高級ホテルに入ってるようなお店を指します。
これらのお店を利用するのは、ぼくの中では記念日などの特別な日であったり、お値打ちなプランがあるときだったり、女性の前でカッコつけたいときだったりするくらいで、残念ながらこれまでに一人で訪れたことはありません。
いまだ見知らぬひとり飲みの世界・・・
このブログで間違って儲かってしまい、ワンチャンできたらチャレンジしてみようかなと思います。
行ったら行ったでめっちゃキョドってしまいそうですが・・・
こういうお店ではとりあえず「このカクテルをコンポジションするファクターのアサインにはアグリーしかないよ。このお店のベネフィットはすごいね。」とか言っとけばいいんですかね?
まとめ
親しい人と一緒に飲むお酒はもちろんすごく楽しいのですが、一人飲みは一人飲みの楽しさや奥深さがあります。
ぼくはこのブログをはじめるまで一人で飲みに行くことはほんの数えるほどしかありませんでした。
今でこそ普通に一人で飲みに行きますが、そんな今でもやはり入りづらいお店はあります。
男性か女性かでも難易度に違いはあるかもしれませんが、でも入ってみると意外となんとかなるものですよ。
ご時世的に大勢で飲みに行くのがはばかられる昨今ですが、でもこのご時世だからこそ昼飲みやひとり飲み歓迎のお店も増えてきていますので、お酒が好きな方はぜひ新たな扉を開いてみてはいかがでしょうか。
どんなお店がおすすめかは、このブログを細かくチェックしていただくか、ツイッターのタイムラインを見ていただければ普段どんなお店に行ってるかがわかると思いますので、いつかどこかのお店でお会い出来る日を楽しみにしていますね。
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