【二代目丸一】昼飲みの聖地復活！気になる以前との違いは？

ある日の昼さがり、ふと居酒屋丸一に訪れてみると「丸一 閉店のお知らせ」という悲しい貼り紙が！

9月30日をもって閉店したという内容にショックを隠しきれなかったぼくですが、ほどなくして「二代目丸一」として復活するという朗報が！

それからというもの、近くを通りかかる度にお店の前に行ってわくわくしながら進捗状況をチェックしていたものです。

さながら、マイホームの建築を見学しに行くパパのような気分でしたが、意外と本格的な改装工事をやってたりして嬉しい反面「丸一変わっちゃうのかなあ･･･」と不安な気分にもなってみたり。

そして、ついにお店がオープンして訪問することができましたので、以前のお店との違いも含めてご紹介していきたいと思います。

居酒屋 二代目 丸一

見た目には看板が新しくなっただけのようで、雰囲気は以前のまんま。

お食事、おでん、一品料理。

これらはまさに丸一を象徴するコンテンツなので、そのまま残っているというのはすこぶる嬉しい。

営業時間は午前11時～午後10時までで、定休日は月曜日。

気になっていた内装ですが、座席の数はパッと見た感じは以前のままと思いきや、カウンター席は4席少なくなっているとのこと。

アイランドキッチンと魚ショーケースは以前のままで安心したけど、まあアレがなくなったらちょっと寂しすぎるからね。

壁紙やメニューが新しくなり、カウンターもきれいになっていて全体的に小綺麗になっているけど、全体的な雰囲気は以前と変わらないと言えるでしょう。

メニュー

14時まで提供可能な各種定食、名物のおでん、各種一品料理の品揃えは以前とほぼ変わらず。

ごく一部のメニューがなくなってはいるものの、丸一クオリティは十分に保たれています。

次に値段に関してですが、例えばおつくり定食が1200円→1400円になっていて「あれ？全体的にけっこう上がってるな」と一瞬思ったのですが、実はそうではありません。

以前は税別表記で今は税込表記になったからというのが大きくて、値段だけを見れば微増になったメニューが多いのですが、でも逆に生中やサワーなど値下げになったメニューも一部あったりします。

居酒屋というのは旨い肴やお酒にありつけるのか、居心地はいいのか、また来たいと思えるお店なのか、それによってお店の価値が変わりますから、単純に値段だけでは語れない部分はあるんですけどね。

高い値段をとるお店ならば、それに見合った「格」というものも必要になってきますが。

牛すじ煮込み ￥650

このすじ肉はゼラチン質多めで迫力満点のボリュームですが、汁気たっぷりの塩煮込みであっさりとした味が特徴。

おでん

どれもボリューミーで、うまそうな予感しかない！

実は、丸一でおでんをいただくのは初めてなんですぅ･･･

冬に訪れたことがなかったのと、一人飲みばかりだったことで一品料理中心が多く、なんとなく食べてこなかったという。

大根、厚揚げ、すり身揚げ。どれもしっかり味が染み込んでいてうまい。

とろろ昆布がいかにも富山的でナイスな演出。

おつくり盛り合わせ ￥1400

こ、これは･･･！！

以前の下駄盛りも好きでしたが、二代目は映え度が増して味もすこぶる良し。富山湾バンザイ！！

和らぎ水を頼んだら、何も言わなくてもジョッキで持ってきてくれた。めっちゃわかってるうう！！

真鱈白子の天ぷら

通常メニューには載っていない、ホワイトボードメニューから一品。富山の冬はブリやカニばかりではありませんよ。

白子酢に昆布焼き、天ぷらなど、真鱈の白子ちゃんが最高に美味しい季節でもあります。

衣はサクッとして中はアッツアツでトロ～リ。これほど日本酒に合う肴というのは･･･ まあかなりあるけど、ぶっちぎりで上位を狙えると思っています。

天つゆか塩でいただきますが、個人的には塩がすごくハマりました。

まとめ

スタッフさんは完全に入れ替わっていましたが、ベテラン料理人と若いスタッフさんの初々しいやり取りもまた新鮮というか、それすら肴にするのが真の酒飲みというもの。

お店の外観や内装も、メニューや価格も、ボトルキープができるところも、以前の居酒屋丸一を踏襲したものになっていて、「二代目丸一」は初代丸一を大いにリスペクトしたお店であることが伺えました。

「二代目」と言っても実は息子さんとかではないようで、常連さんが閉店の相談を受けて会社として引き継いだということのようです。

富山で11時から昼飲みができる貴重な居酒屋なので、このままでも十分に魅力的だし、今後は二代目ならではの視点で新たな挑戦があってもいいのかもしれません。

とにかく貴重なお店が復活してくれて個人的にはとっても嬉しいので、今後もまたちょくちょく寄らせていただきたいと思います。

どうもごちそうさまでした！