こんにちは、富山人あるのんです。
ある日のこと、おぢさん男子4人によって「喫茶店にでも行かねっぺか?」的な計画が企てられました。
その場所は小矢部市埴生というところで、ぼくの住む富山市からまっすぐ向かっても1時間はかかります。一人は現地集合なので、道中友人らをピックアップしていくことに。
実は現地集合の人とは事前にこんなやりとりがありました。
かつては純朴なコミケボーイだったぼくからすると、コスプレと聞いてもやもやっと思い浮かぶのは痛々しいキャラばかり・・・
何を隠そう、嶋さんは八尾にある玉旭酒造有限会社の杜氏さんなのですが、果たしていったいどんなコスプレをしてくるのやら。
車を走らせているといよいよ小矢部市に入ったわけですが、ナビはさらに山へ山へと向かわせようとしています。
「こんなところに喫茶店があるのん?」と半信半疑のまま進み、ナビは到着したことを告げドライバーをねぎらうと静かに消えていきました。
「え!?何もないんだけど!?」・・・と思ったら、そこから少し上がったところにゴルフの打ちっぱなしがあるようです。
あ~、確かゴルフの練習場内にあるんだっけなあ・・・
お!?
お、ここなんか喫茶店っぽい!!多分ここやあああ!!
はい、ここで間違いありませんでした。
喫茶メルト
ゴルフの練習場の中に~
喫茶店!!
・・・なんだけど、普通の喫茶店とはどこか趣が異なることにお気づきでしょうか。
入り口の向こう側にはお会計中のお客さんがうっすら見えますが、なんていうファッションなのかわからないおっさんには「異世界に迷い込んでしまったのでは!?」と不安に駆られるばかり。
はい!こちらは喫茶店は喫茶店でも「英国風メイド喫茶・喫茶メルト」という名前からもわかるように、富山では珍しいメイド喫茶です。
メイド喫茶と言ってもいわゆる「萌え萌えキュン♡」的なお店ではなく、公式Twitterによれば「緑に囲まれた屋敷のメイドが留守の主人に変わって「主人のお客様」をおもてなしする」というコンセプトとのことで、店内はイギリス邸宅をイメージした空間となっています。
一歩お店に入ると、ほんのり抱いていた不安など一瞬で消し飛びました。
「メイド喫茶」から想像するような過度なサービスはなく、メイドさんたちが自然体に温かくもてなしてくれます。
本日の3人!
れい、みやび、ゆきです。お待ちしております。 pic.twitter.com/GPuie3bA4l
— 喫茶メルト🍰🫖💌🥀【6/19小矢部街コス出店】 (@meltinfo) March 19, 2022
お店で提供されるお菓子は自家製で地域の旬の素材を使用しているとのことだし、飲み物は紅茶にこだわりがあるということで、雰囲気やサービスだけでなく味覚も楽しめるお店となっています。
ここまでならちょっと個性ある喫茶店という感じなのですが、こちらのお店がメイド喫茶足り得るのがこのお店のシステム。
ざっと並べてみますと、
- 予約優先(予約はネットの予約フォームから)
- 席料1人500円
- 1人につき1ドリンク以上の注文
- 滞在1時間ごとに要追加注文(次の枠の予約が入っていなければ延長可)
- 料理や店内の撮影はOK
- 他のお客さんやメイドさんが映り込む写真はNG
- メイドさんの撮影は有料(チェキ)
- メルトオーナーズクラブに登録することで応援できる(有料プランあり)
これらのシステムは確かにメイド喫茶っぽい感じです。ネットから予約できるのは遠くから行くものとしてはとてもありがたい。
メニューについてはすごく丁寧に説明していただけます。丁寧すぎて覚えられないのがおっさんあるあるあるのんですが・・・
まず運ばれてきたものがこちら。これは席料に含まれる居酒屋で言うところの付き出し的なものと思われます。
待っている間は各テーブルに置いてあるデスノート・・・ではなくて、思い出ノートに思いを綴りましょう。中にはきれいなイラストも書いてあったりして見ているだけでも楽しい。
昭和のおっさんとしては昔のゲーセンにあったコミュニケーションノートを思い出すばかりですが。
ケーキセット
紅茶はせっかくの機会なので個性的そうな「ウバ」にしてみました。
芳香ながら力強さも感じられる大人の味わい。
それにまた手作りケーキがよく合うのです。
メイドが気まぐれで作るケーキと飲み物のセットということで、ぼくも気まぐれでは誰にも負けないつもりでしたが、気まぐれとは思えないおいしさに紅茶がすすむばかりです。
紅茶ポットに
ティーポットカバーを被せばじっくりとおいしい紅茶が楽しめますよ。
嶋さんのコスプレ
気になるコスプレの内容はCMの後!(チャンネルはそのままで)
嶋さんはスーツ発祥とされる英国のトラディショナルなスリーピース・スーツでの来店。
同一の生地から作られるジャケット・ベスト・スラックスはいわゆる三つ揃えのスーツと言われ、日本には明治時代以降に伝わってきました。
さらに、バッグもシャレオツ!
リユースで購入したバッグにオイルを塗り込んだことで、歴史感や使い込み度はそのままに色合いは鮮やかなものになったとのこと。
友人O氏はかろうじてスーツで来ていたものの、ぼくとヒロシは安定の追い剥ぎにでもあったかのような自然体なファッションでしたが、持ってないけどたまにはおしゃれしてみたいものですなあ。持ってないけど。
逆に和装で来てみるのもアリかなあ。持ってないけど。
けど、来店はもちろん普段着でぜんぜんOKですので、難しいことは考えずにそれぞれの楽しみ方で過ごすのが最適解ですね。
店内はハープによる落ち着いた音楽が流れていて、ゆったりとした時間を楽しむことができます。
紅茶は世界各国のものがある中で、富山市呉羽町産の「くれはの紅茶」や小矢部産の「ハーブティー」もあったり、さりげなく富山推しなのも好感が持てますね。
ぼくはこれまで喫茶店ではコーヒーを飲むことが多かったのですが、紅茶もすごく奥深い世界ですし、これを機会に紅茶に目覚めてみるのもアリかもしれません。
また勉強しに行かなきゃな~ヽ(^。^*)ノルンルン♪
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