こんにちは、漢ブロガーあるのんです。
富山駅北エリアに位置する奥田商店街の通りを何度となく通過している人であれば、多分皆気になって──いや、気にならざるをえないお店が目に飛び込んでくることと思います。
そう、そのお店が「みずの酒店 漢の立ち飲みbar」であります。
こちらは元々ふつうの酒屋さんだったのですが、今ではお店で飲むこともできればフードの提供もあるので居酒屋のように使うことができ、さらに土日なら昼飲みもできるというヴェリーナイスなお店であります。
気候次第ではビニールカーテンは大開放となり道行く人や車にガン見されるわけで、ぼくもこれまでは「今に見とれよ!」と涙を流しながら通過していたものですが、今回ついに訪れることができて嬉しく思います。
場所的に「富山駅から歩くとしんどいな・・・」という感じだったのですが、市電で「下奥井駅」まで行けば歩いて3分ほどでサクッと行けますよ。
みずの酒店 漢の立ち飲みbar
「立ち飲みbar」というか、ほぼ座って楽しむ感じですね。
ではとりあえずビール・・・ ちょっと待ったあああ!!!
昼呑みセットメニュー
このメニューは土日限定ではありますが、10時~14時はこちらの昼呑みセットにしたほうが断然お得です。
お好きなドリンク1杯とフードがついて¥1,200ですが、赤い字のメニューなら1品、青い字のメニューであれば2品選べるので、2人以上で訪れればそれだけで結構なボリュームのフードが食べられますよ。
個性的にも程があるメニュー
このお店のメニューがすごく面白いし楽しいんですよ。「メニューが面白くて楽しいってなんぞ?」と思われるでしょうが、まずは見ていただくしかありませんね。マジでこのメニューで酒が飲めますから。
まるで「漢の料理とはこうあるべき」と言わんばかりにガッツリメニューが並びます。
「激まずい」「健康第一おいしくないけれど」などと煽りに煽っていますが、まるで「漢は嘘などつけんのじゃい」と言わんばかりのド直球なキャッチコピー。そう言われると逆に飲んでみたくなる不思議。
奥田の希望、馬場雄大選手応援メニュー「馬場雄大サイコロステーキ」は人気ナンバーワンとのこと。
まるで「漢なら馬場推し一択じゃい」と言わんばかりの推しっぷりですが、ガーリックたっぷりおろしポン酢でいただくコロステは確かにうまそうな予感しかありません。
バスケ選手といえばもう一人、八村塁選手を忘れていいはずはありませんよね。
八村塁にとって凱旋試合となった「NBA Japan Games 2022」では、世界最高の3PシューターでありMVPにもなったカリー選手と対決しました。
八村選手とカリー選手にちなんだ凱旋応援メニュー名はまんま「八村vsカリーライス」。まるで「漢ならダジャレの一つも言えるようにしておけ」と言わんばかりですが、ダジャレが苦手な人は「このカレーはかれえ~」とか言っておけば奥田の人気者間違いなし。
「奥田の黒歴史が蘇るバイオレントな味わい」な奥田ブラックラーメンも気になりますが「特製もつ串」はさらに気になる存在です。
「世界一のモツ串あります!」のなんとも主語がでかいキャッチコピーはまるで「漢なら一度惚れたら推しの一手じゃい」と言わんばかりですが、「最高傑作です!」とまで言われてしまうと気になって夜しか寝られません。
「特報です!うちのケンちゃんが!滑川の相撲大会にて見事に優勝!」
個人的にも程がある特報はまるで「漢たるもの子供の夢は全力で応援するんじゃい」という気概を見せつけられているようですが、それは100%正しいことですので我々は将来の横綱爆誕に期待しつつチキンタルタルをいただきましょう。
BBTの美人アナも美味しいと絶賛するKOBOのクラフトビール。
まるで「漢たるもの、可愛い子ちゃんには弱いけど♪」という怪物くんの歌声が聞こえてきそうですが、ええ──それはぼくもよーくわかります。
「大谷翔平ホームラン赤ウインナー」は大谷選手がホームランを打つたびに赤ウインナーの本数が増えていきます。
大谷選手があまりに打ちすぎると値段も上がっていくのではないかという不安がなくもないですが、そこは「漢に二言はないんじゃい」とばかりにメニューを「カブス鈴木誠也外野手ウインナー」にしれっとスイッチするなどして踏ん張っていただきたいですね。
吟魚パーフェクトドレッシングとな!?
吟魚はいま富山で最もブイブイいわせてる居酒屋グループだと思うのですが、その吟魚社長が東京での修行時代にイルキャ○ティー創始者から伝授されたという日本一のドレッシングを完全再現。それは気になりすぎる・・・
しかしお店のメニューには有名人やら様々な画像がふんだんに使用されていますが、「イルキャ○ティー」の部分を見て「そこは伏せるんだ・・・」と思わなくもなかったものの「漢は引くときは引くんじゃい」と言わんばかりの引き際のよさは、より漢としての高みに到達したといえるのかもしれません。
──とまあメニューは他にもまだまだあるのですが、この調子でやっていくとメニュー紹介だけで尺を使い切ってしまうので、ここからはいよいよ本題へと入らせていただきたいと思います。
これでもまだ全部ではないという・・・
ケンミンショー埼玉グルメ ぎょうざの満洲10個
ケンミンショーで紹介された埼玉の町中華チェーンの餃子。
皮は厚めでもちもちで餡も存在感がありますが、皮の水分量が多いようで全体的にかなりの食べごたえがあります。
これは一人で食べたらこれだけでお腹いっぱいになるやつ。
大阪するめ天
こちらもケンミンショーで話題になったスルメの天ぷら。
これは斬新でいいですね~!揚げてあるので風味豊かだし細いので食べやすいし、中身はスルメなので噛めば噛むほど味わい深し。
忍者ハットリくん にんにんにんにくポテト
忍者ハットリくんをイメージしたというポテト・・・ということはチクワでも練り込んであるんですかねえ~──と思いきやまさかのニンニク味とは・・・
※ちっともまさかではないし、チクワが好きなのは獅子丸。ちなみにハットリくんは筍の煮物やハンバーガーがお好き。
強烈なニンニク味が後を引くおいしさですがなぜ獅子丸がチクワ好きなのかというと、獅子丸が溺れそうになったときにチクワをシュノーケル代わりにして助かったのがきっかけです。
命の恩人食うんかい。
スーパースイートコーン
これは通常のコーンの2倍以上の糖度があるというとってもスイーティーなコーンなんです。
これはもういくらでも無限に食べられ・・・ まあまあかな?
飲む酒を選ばない優等生に対し劣等感丸出しのコメント。
特製もつ串
店長をして「世界一のモツ」「最高傑作」と言わしめる豚モツとは果たしてどんなものか。
こ、これは・・・
あ~──このモツは赤ちょうちんの安居酒屋が目に浮かぶなあ。
ほぼ愛想のないオヤジ店主がいて、薄汚れた小さなグラスに瓶ビールを注ぎ入れる──そして一見さんと思われる隣の席のリーマンがこちらをチラッと見て同じくモツ串をオーダーする。
そんなドラマ・・・というか妄想が脳内に展開されるような味です。ぼくはこのモツ大好きですがクセもあるっちゃあるので人を選ぶとは思いますね。
そんな大人なモツ串には「漢とうがらし」がよく合います。
漢らしくドゥヴァーーっとかけて食べるべし!この漢とうがらしは単体での購入も可能。
漢店長が手づから搾る「生搾りサワー」も実によき。
ヤクルト優勝まっしぐら!「サヨナラ塩見こんぶキュウリ」
人気の塩こんぶキュウリ大盛りをさらに塩見(塩味)をアップ!
これはよく浸かっていてめっちゃ好きなやつ~!ボリュームもあるしこれで300円は安い。
漢ダジャレもまた絶妙なスパイスとなっています。
究極の梅サワーあります!治兵衛ウメサワー
“究極”とまで言われたらそら飲まないわけにはいきませんよね。
この極上の完熟梅干しを作るお店は福井の三方五湖にあります。完熟梅干しと治兵衛特製シロップを使用したサワーは“最高傑作”とのこと。
究極と最高傑作の初めての共同作業♡がここに!
手作りチーズたっぷりマカロニグラタン
こ、これわああ・・・!!
オリーブオイルもチーズもたっぷり効いててめっちゃいい肴になるううう!!
グラタン大好きマンなので酒の消費量はゼロヨンの如く加速していきます。
国産ワインもグラスでいただけちゃいます。
店長は野球好き!?
他のお客さんが店長にスイーツ的なものはないのかと聞かれていました。
すると店長は・・・「向かいのドラッグストアで買ってきなよ。みんなそうしてるから。俺は野球だけ見れればいいの」と、なんとも驚きの発言をされていました。
まんで漢らしい・・・
確かに店内すべての液晶テレビには日本シリーズが映し出されていました。
液晶テレビを操作するのはテレビリモコン・・・ではなく、プレステのコントローラーっぽいもので行われていて、「漢の子ってこういうのが好きなんでしょ」とお姉さんに言われてしまいそうなホビー感あふれる仕様はぼくも超気になります。
ルーレット
スイーツはないと言っても何かデザート的なものはあるんでしょ!?ということでたどり着いたのがこちらのルーレット。
1回500円のルーレットを回すと、矢印の止まったところのものが食べられるシステムらしい。
「むっちゃ美味しい最高傑作」
最高傑作のバーゲンセールかよ・・・と思わなくもなかったですが、冷静に考察するならば「このお店はそれぞれのジャンルで最高傑作を集めた最高のお店」と言えるのかもしれません。
いざ、入りやす
ルーレットの矢印を回して矢印が止まったところの商品をいただけるという、富山人にとってはいにしえより受け継がれし馴染み深きシステム。
しかしデザートを食べたくてルーレットを回すというのに、品揃えがヤクルトアイス・チーズケーキ・ぷりん・サーティーワンの中にこっそり「イカ天」が混じってるあたりに店長の茶目っ気が感じられましたが、普通に買うと600円するのでこれは店長の親心・・・もとい漢心という他ありません。
そして、ルーレットを勢いよく回してみた結果──
ぜんぜん回らねええええええ!!!もっとクルクル回ってくれるのかと思いきや半周すらせずピタリと止まりましたよ。
しかしまあ考えようによっては時短となるので「その空いた時間でより有意義な人生を送れ」というメッセージなのかもしれません。
内山壮真サーティーワンとなりました。上市町出身の選手の名を冠するメニューがいただけるとは実にラッキーでした。
どうもごちそうさまでした!!
おわりに
これ以上ごちゃごちゃ書くのはもはや無粋。漢の中の漢の飲み屋「みずの酒店 漢の立ち飲みbar」はめっちゃ楽しいからぜひ行ってみて!!!以上!!
みずの酒店 漢の立ち飲みbar
住所:富山市下奥井1丁目17-11
電話:076-441-5648
営業時間:月~金17:00~0:00 土日10:00~0:00
定休日:なし
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