こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
富山市岩瀬エリアは、江戸時代から明治時代にかけて北前船で栄えた港町で、今も古い町並みが残る静かな観光スポットとなっています。
富山駅から岩瀬までは、路面と線路を走る未来的な乗り物『ライトレール』でサクッと行けてしまうので、「あまり遠出はできないけど近場でどこか観光したい」という人にもうってつけだと思いますね。
目次
北前船の廻船問屋として大きな財を成した国指定重要文化財の森家、森家土蔵群の酒商田尻本店・ガラス工房・陶芸工房、富岩水上ライン(観光船)、富山港展望台などがこの界隈の有名どころですが、この周辺は密かなグルメスポットとしても知られています。
富山人おなじみの北陸銀行もこのようなことになっています。
戦前は岩瀬銀行として営業していました。
今回ご紹介するのは『MUROYA』(ムロヤ)というお店で、場所は富山の地酒「満寿泉」の桝田酒造店のすぐ隣にあります。
2018年6月にオープンしたばかりのこのお店は単なる飲食店ではなく、「学んで、食べて、楽しめる場所」というコンセプトのもとカフェ・ショップ・イベントスペースが集い、観光客や地域の人に気軽に利用しやすいような雰囲気作りがなされています。
こちらの経営母体が医療・福祉系の社会福祉法人であることから、特に食べ物に関しては「安心して口にでき、かつ美味しいもの」という強いこだわりを持っているとのことです。
カフェ
とっても素敵なお店ですね。
清潔感も開放感もあるので、落ち着いた気持ちでゆったりとした時間を過ごすことができます。
メニュー
おしゃれなメニューが揃ってますね。
中でも特に目を引くのは『中島閘門カレーランチ』ではないでしょうか。
これは、富岩水上ライン(観光船)の途中にある「水のエレベーター」として知られる『中島閘門』をイメージしたカレーです。
ソーセージを抜くとカレーが流れ込むというギミックがあり、子どもはもちろんのこと、大人でも興味を引く遊び心満載のカレーとなっています。
グラスも綺麗
…って、ここまで書いといてなんですが・・・
んん・・・?
こ、これはあぁぁ・・・
クラフトビール4種飲み比べ 1,250円
富山在住のチェコ人とスロバキア人の2名が手がける、富山発クラフトビール『KOBOビール』の飲み比べセット。
ビールの種類は、ピルスナー・ヴェイツェン・ペールエール・トリプルAラガーの4種。
ビールの本場チェコ仕込みの味わいは、苦味・コク・香りのすべてが深く絶妙に絡み合って、4種それぞれにまったく異なっています。
柑橘系の香りのする爽やかなものから、どっしりとしたコクと苦味のある深いものまであり、普段なかなかできない貴重な飲み比べを存分に楽しめます。
さあ、あなたの好みの味はどのビールでしょうか。
このKOBOビールは現在、能登の日本海クラブ醸造所にて委託醸造されていますが、今年には富山で醸造を始める準備を進めているとのことですよ。
日本酒4種飲み比べ 1,250円
MUYOYAのお隣で醸される満寿泉がセットになったもの。
お酒の種類は、純米・Pero・大吟醸・カメ一号の4種。
満寿泉はそれなりに知っていたつもりでしたが、Peroというお酒は初めて見ました。
料理との相性はやはり純米が抜群ですが、上品な甘さのあるPero、綺麗な大吟醸、旨味濃厚なカメ一号と、こちらもすべて個性が異なっているので比較しながら飲むのは楽しいです。
では、これらの上質なお酒にいったいどんな食べ物を合わせるべきか。
ものすごく重要な問題です。
お店の人に色々お話を伺った結果こうなりました。
料理長の日替わりおつまみ(洋) 600円
立山山麓によって育まれた磨かれた水で育つ放牧豚『悠牧豚』(YUBOKUTON)を使用した洋のおつまみ。
どれも…
これも…
素材からにじみ出るおいしさがたまらないおつまみばかり。
チャーシューのようなお肉もあるんですが、箸で簡単に切れるほどに柔らかいんですよ。
この質とボリュームで内容で600円は安い!!
料理長の日替わりおつまみ(和) 600円
ビールと日本酒に合わせて、ちゃんと和と洋の2種類用意してあるのがなんとも嬉しいではありませんか。
これは『酒盗』といって、鰹の内臓の塩辛です。
「酒を盗むほど旨い」という珍味で、運ばれてきたときにわざわざ蓋をかぶせてあるというのもニクい演出。
酒好き喜ぶ「あん肝」。
厚めに切ってあるのがなんとも贅沢ではありませんか。
最後は高級珍味のカラスミ。
大根よりぶ厚いカラスミって初めて見た気が……
カラッと焼いてあることでより風味が増して酒が進んじゃいますね。
これで600円はやはり安いっ!!!
1人でももちろん楽しめますが、出来れば2人以上でシェアすると倍楽しくなりますので、ぜひこのコスパ抜群の贅沢な昼飲みを満喫しに行ってみてくださいね。
ほんと最高ですから。
ショップもまた魅力
食後に見てまわってみると、ショップにもかなり力を入れているのが伺えます。
富商の屋上で行われているという『屋上ミツバチプロジェクト』。
こちらの『ハニーボール』は、富商のハチミツとMIROYAによるコラボ商品となっています。
実際に食べてみると、サクッとしてホロッとした食感も特徴ですが、上品な甘さがなんともクセになる爽やかなお菓子でした。200円(5個入り税別)
そして、特にぼくの熱い視線を浴びることとなったのがこちら。
料理長仕込み、日替わりの本格お惣菜が100円~500円(税込)で、見た目にもおいしそうなのにどれも安いんですよ。
家が近かったら通いたいくらいですが、これはかなり掘り出し物だと思いますね。
そしてこちらがまた魅力的なんです。
様々な悠牧豚の加工品が売られているのですが、みそ漬け・リエット・ソーセージをはじめ、無添加オリジナルスープなどもお求めやすい価格で売られていました。
このコーナーは穴が空くほどガン見してましたね。
悠牧豚の西京漬けと、赤カブの酢漬けを購入。
派手派手しい色なので一瞬着色料を疑いましたが、我らのMUROYAが添加物など入れるはずはありませんでした。
見た目に反して?すごくマイルドな味。しっかりとした歯ごたえがあって、あまり酸っぱくないんですよ。
200円と安かったので、ぜひリピートしたい一品です。
3分~5分ボイルするだけの簡単なお仕事ですぐにいただけるのがお手軽でいいですね。
いや、これがもう控えめに言って絶品でした!
スーパーでたまに豚の味噌漬けを購入するんですが、それとは豚肉の質からもう全然違うんですよ。(値段も違うけど)
しっかりとした肉質で弾力があり脂身までちゃんとおいしい。
そして、この味噌がまた最高なんですよ!!
お酒の味をすごく感じるというか、酒肴としても最高の一品です。これで500円なら安いと思うので、また絶対買いに行きたいと思います。
こちらはイベントスペースっぽいですね。
まとめのひとこと
日本酒やビールの飲み比べセットや料理長の日替わりおつまみがドツボだったわけですが、ショップの商品もどれもこだわりが感じられて実際すごくおいしいのにリーズナブルというとても魅力のあるお店でした。
お店の雰囲気も素敵ですし、お店の人の対応もとても気持ちがよかったです。
ランチメニューも充実してるので、お酒を飲まない人にもおすすめのお店ですよ。
さあて、次いつ行こうかな~~
MUROYA
住所:東岩瀬村1番地
電話:076-437-6665
営業時間:10:00〜16:00
定休日:無休(年末年始を除く)
※食事メニューは火・水曜休み
完全禁煙
共同駐車場 20台あり
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