【ニハリうどん】まるで肉のなる木!?すべてを超越した唯一無二のカレーうどん

こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。

今回訪れたのは本格南インド料理が食べられるお店「インディアンハット」。

このお店にとてつもないカレーうどんがあると聞きつけてやってきました。

お店の場所は富山市民病院のすぐとなりにあります。

いつもながらメニューの豊富さに圧倒されます。

毎度訪れるたびに決められない日本人になってしまうのですが、しかし今回は決まること疾風の如し。なぜならば、今回は最初から食べたいものが決まっていたのです。

しかし、どれだけメニューを眺めてもそのメニューが載っていない。メニューに穴があかないうちに直接聞いてみました。

ニハリうどん

あるのん
ニハリうどんってありますか?
お店の人
デキナイ・・・
あるのん
え!?今ないんですか?
お店の人
ライシュウから・・・

なんということでしょう・・・

でもないものはどうしようもないので、今回は美味しいカレー料理を食べていきましたとさ。

 

── そして約2週間後 ──

 

あるのん
ニハリうどんはできますか?
お店の人
デキルよ・・・
あるのん
やたーー!!じゃあそれをお願いします!

セットで付いてくるサラダをいただき、パパドをちょいちょいかじりながら待つことしばし。モノがモノだけにけっこう時間がかかるようです。

おお、ついに運ばれてきましたぞ!

ニハリうどん

おおおおお・・・

なんという絵面!特に下調べもせず来てみたので、ぼくの脳の理解力が追いついてきません。

暴力的な肉の量、そして骨・・・!?赤い油も大量に浮いています。

見れば見るほど謎の料理ですが、かすかに透けて見えるうどんがぼくを現実に引き戻してくれます。

試しにこの骨を持ち上げてみたところ・・・

大量の肉ごとごっそりと持ち上がってきました!な、なんじゃこりゃああああ~!!ぜんぶ繋がってりゅううう!!!一体どうなってんだよ・・・

ではまずスープから飲んでみましょう。

おろっ・・・!?

もっと派手なスパイス感を予想していたのですが、かなり落ち着いた感じのまろやかな味わいです。

ここで「ニハリ」について軽く説明しますと、ニハリはインド、バングラデシュ、パキスタンに伝わる煮込み料理のことで、カレーと言うよりは「シチュー」的なカテゴリーになるようです。

でもスパイスも色々使うことから、やはり広義にはカレー料理の1つであるといえるでしょう。

ニハリに使用される肉は牛肉やマトンがメジャー。大きなブロック肉や骨付き肉が使用され、スープは小麦粉でとろみがついているのも特徴。

確かにこのニハリうどんのスープもとろみがあり、穏やかなスパイス感ながら肉の旨味とあわさって深みのある味になっています。そして、そこそこ辛い。

箸で肉をつまむと、そう力も入れてないのにポロッと骨から外れます。

肉はマトンですが、分厚いのにと~っても柔らかくてもちろん臭みなどまったくありません。うめえ~!

うどんの麺は柔らかくもちっとしています。

確かこのくらいの麺のほうが繊細な旨味スープの味とマッチしていると思います。あまりコシの強い麺だとバランスが噛み合わないと思いますね。

ということで、一心不乱に骨から肉を外して食べていくのですが、なんていうか・・・ 肉がなる木から実をとって食べているかのようななんとも不思議な感覚に包まれます。

こんな贅沢なカレーうどんがかつてあったでしょうか。

肉のなる木もいよいよ終盤へと差しかかってきました。

この先の世界へ進むためには、もはや箸では役不足。このぼくもいよいよ自らの手を汚してしまうのでしょうか!?

否!!!

紙ナプキンを巻けば無問題。後はもうケンタッキーのドラムを仕上げるが如く簡単なお仕事です。

どうもごちそうさまでした!!!

まとめ

気になるニハリうどんのお値段は・・・1,700円(税込)でした。

この料理の仕込みから提供できるまでに、果たしてどれだけの手間と時間がかかるのか想像もつきませんが、これはまさに唯一無二のカレーうどんと言っても過言ではありません。

シチュー的であり茶色く生い茂る大量のマトン肉は、これまでの人生の中で一番高額なカレーうどんでありました。

この本格ニハリにうどんが加わっただけで、日本人にとって親近感が爆誕してしまうのも不思議で面白いし、よくまあこの組み合わせを思いついてメニューにしたものだなあと感心させられます。

カレーうどんの常識を覆すニハリうどんは一食の価値アリですぞ!

インディアンハット

住所:富山市今泉北部町1-1 OALビルディング 1F

電話:076-461-4584

営業時間:11:00~15:00 17:00~22:00(LO21:30)

定休日:なし

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