オール富山ロケの映画『おもいで写眞』がとっても良かったのでご報告します

こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。

1月29日(金)より映画『おもいで写眞』が公開されました。

この映画はすんごい富山と深いつながりのある映画なんですよ。それは何かというと・・・

 

おもいで写眞

 

 

富山がロケ地!!

 

この映画はすべてのロケ地が富山ということなんですが、大コメ騒動や他の富山ロケの映画と比べても今ひとつ話題になってないように思えたので、ちょっくら記事にしてみました。

ネタバレは極力避けていますのでどうかご安心を。

映画のあらすじは一言で言い表すと、地元富山に都落ちしたヒロインがお年寄りの遺影となるべく「おもいで写眞」を撮っていくという内容です。

そんなんじゃ全然わかんねーよという方は、以下のあらすじをお読みになってください。

たった一人の家族だった祖母が亡くなり、メイクアップアーティストになる夢にも破れ、東京から富山へと帰ってきた音更結子。

祖母の遺影がピンボケだったことに悔しい思いをした結子は、町役場で働く幼なじみの星野一郎から頼まれた、お年寄りの遺影写真を撮る仕事を引き受ける。

初めは皆「縁起でもない」と嫌がったが、思い出の場所で写真を撮るという企画に変えると、たちまち人気を呼ぶ。

ところが、あるひとの思い出が嘘だったとわかり、その後も謎に包まれた夫婦や、過去の秘密を抱えた男性からの依頼が舞い込む。

怒って笑って時に涙しながら成長してゆく結子の毎日は、想像もしなかったドラマを奏でてゆく──

引用:©「おもいで写眞」製作委員会

テンカラット創立25周年企画

「おもいで写眞」

主演:深川麻衣

高良健吾 香里奈 井浦新

古谷一行/吉行和子

監督・脚本:熊澤尚人

脚本:まなべゆきこ

音楽:安川午朗

原作:熊澤尚人「おもいで写眞」(幻冬舎文庫)

主題歌:安田レイ「amber」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

大のおばあちゃん子であり、祖母が唯一の家族でもあった結子は、祖母の遺影がピンボケだったことにショックを受けます。

このとき劇中で「お年寄りの写真はなかなか元気なうちには撮られない。病気になって撮られることが多く、遺影はピンボケの写真が多い」ということが語られていたのですが、この言葉はぼくの心にも深く刺さりました。

というのも、個人的な話になりますが他界したぼくの母もまさにそうで、ぼくが撮った母の写真は病気で入院してからのものばかりだったからです。

でも幸運なことに、元気だったときの母を写真に撮ってくれている人がいました。ありがとうデイサービスさん。

主演は元乃木坂46の深川麻衣さんということで、見た目にはとっても可愛らしいんですが、劇中では融通の効かない頑固な世間しらずっぷりをこれでもかと体現していてイラッとくること実に多し。

しかしこの性格だからこそキャラが立っていて、超イケメンで優しい星野一郎(高良健吾)とは対をなす存在と言えるでしょう。

ネイティブ富山弁を操るぼくとしては、出演者の富山弁や、特に星野一郎のコテコテすぎる富山弁に対して若干の違和感を禁じ得ませんでしたが、この映画は富山の人だけに向けた映画ではないので、富山弁特有の優しさや愛嬌のようなものはよく表現されていると思うがやちゃ~

キャストを見ていると井浦新さんがメイン級の扱いでして、実際に映画をみた者としては正直この役いる!?と思わざるを得ませんでしたが、ぼくには知り得ない大人の事情があるのかもしれません。

深川麻衣さんが場面写真やオフショットの思い出を語る『おもいで写眞 映画オフィシャルブック』も発売されています。

ロケ地

おもいで写眞 富山県ロケ地MAP

おもいで写眞 富山県ロケ地MAP

ロケ地は高岡市・砺波市・射水市・氷見市・富山市・富山市八尾町・魚津市など、数多くのスポットが登場しています。

劇中ではすべてのロケ地がまるで生活圏内に存在しているようにうまく編集されていて、特に八尾町の城ヶ山公園の石段を上がると二上山公園の高台の絶景につながる見事さには感心しきりでした。

富山の有名なスポットを選んだというよりは、撮影に適した場所を選んだらこうなったという感じのチョイスで、聖地巡礼は・・・ なかなか大変そうですね。

で、結局面白いの?

いや~これがですねえ。いい映画だったんですよ!

何か大きな事件や出来事があるわけでもなく、物語は淡々と進んでいくのですが、誰も嫌な人がいないので安心して観ていられます。

ま、強いていえば結子にイラッとくる程度の優しい世界といえるでしょうか。

しかしなぜ結子があれほどにウソを嫌うのかなども、幼少期にあったことが大きく関係していてそれがドラマに深い陰影を与えていると思います。

そして何より『おもいで写眞』というアイデアが本当に素敵だと思うのです。「遺影撮りませんか?」なんて言われたらそりゃ縁起でもないとなりますが、「思い出の場所で写真を撮る」ということなら人々は笑顔になれますよね。

 

JMAX THEATERとやまでは、劇中で使用された思い出写真のパネルが展示されていましたが、どの写真も生き生きとしていてとても素敵なものばかりです。

そしてタイアップ企画として、おもいで写眞撮影会のパネル展示が現在ユウタウン総曲輪で行われています。プロがメイクを施しカメラマンが撮影したお年寄りの写真35枚が展示されていますよ。(展示は2月14日まで)

おもいで写眞を観てほっこりした気分になれたなら、おじいちゃんおばあちゃん、お父さんやお母さんのおもいで写眞を撮ってあげてみてはいかがでしょうか。

ちょっとした気恥ずかしさはあるかもしれませんが、それはきっとかけがえのない楽しいおもいでとなるに違いありません。

まずはぜひ映画からどうぞ!

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