【ピエ･パルク】素敵なカフェと無料の足湯は㈱アイザックの恩返しだった

こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。

岩瀬スポーツ公園の南側に素敵なカフェと足湯があると伺いました。

 

え、あの場所に足湯･･･！？

 

という疑問も浮かぼうというものですが、それには深イイ話があることが後ほど判明いたします。

てなわけで、さっそく向かってみることにしましょう。

ピエ・パルク

こちらの足湯公園とカフェ「ピエ・パルク」は、株式会社アイザックが運営する施設。

ピエ(Pied)はフランス語で「足」、パルク(Parc)は「公園」という意味になります。

もちろん駐車場はしっかり完備されています。

今回はマイカーではなくライトレールの駅から15分ほど歩いてやってきましたので、もうおなかはペコペコ、喉はカラカラ。ということで、まずはカフェの方から利用してみたいと思います。

ピア･パルク カフェ メニュー

クレープ、スムージー、マルガジェラート、スノーアイス、おしゃれなドリンクなど、女性ならきっと大好きであろうメニューが目白押しです。

あの･･･ 価格がリーズナブルすぎませんか？ どのメニューもむっちゃ安いんですよ。

でも･･･ お食事メニューはサンドウィッチと平日限定のスパゲティだけ？

いえいえ、ちゃ～んと他にも用意されていますよ。店内入り口にサンプル料理がディスプレイされていたのですが、いずれも魅力的で見た瞬間にほぼ即決でした。

注文は券売機で食券を購入します。

カウンター越しにお姉さんに食券を渡して札を受け取りましょう。

とってもおしゃれで居心地の良い雰囲気なので、待っている間もきっと会話がはずむことでしょう。

車じゃないので強気の缶ビール260円。

この雰囲気の中でいただく昼ルービーは最高ですな！

サーモンアボカド丼 480円

内容はサーモンアボカド丼・スープ・ミニケーキ。

ボリュームは小ぶりですが、これだけ付いて480円はとってもお得。

トロッとしたサーモンと熟したアボカドのネットリとしたコクがとてもおいしい。

安いだけでなく、味もしっかりしてていいですね。

ビーフカレー 480円

こちらの構成はビーフカレー・ミニサラダ・ミニケーキ。

スパイシーさを抑えた日本風の懐かしい味で、ほっこりと和むようなカレーでした。

やはりボリュームは小ぶりですが、これなら少食のレディたちも安心して平らげることが出来るでしょう。

さて、これだけリーズナブルで腹八分目となると、食後のスイーツが恋しくなるというもの。

バナナチョコ クレープ 320円

ぬおっ･･･！ これはまた立派なクレープがやってきましたね。

値段は安くとも、しっかりしたボリューム感があります。

チョコとバナナの組み合わせは翼君と岬君ばりの黄金コンビといえますが、シンプルな構成の直線的なおいしさはまるで日向小次郎のようでもあります。

生地のふわもち食感と生クリームのなめらかな味、しっぽまでチョコとバナナの詰まったクレープはとってもおいしくてオススメですよ。

そして足湯公園へ

お腹もほどよくこなれてきたところで足湯へと向かってみます。

園内の散策路は、四季によって変化する木々と現代美術のコラボが楽しめる作りになっているとのこと。

手前側のアートな景観と奥に見えるizakの建物やロゴが、不思議に融合しているように感じられます。

皆さんとても気持ちよさそう。

お湯も程よく温かい温度で、気温の低さと相まって皆さん足に根っこが生えたように動きません。

ふと周りを見渡すと、思わず目を疑うような光景が。

ん･･･！？

 

なんと･･･

わんちゃんの足湯！！！

 

そんなお優しいご主人さまとわんちゃんが安心して利用できる貴重な足湯なのです。

わんちゃん専用のドライヤーまで完備されています。もういたれりつくせりじゃないですか。

わんちゃん連れじゃないぼくが、恐る恐るドライヤーの箱を開けてみたところ･･･

ちょっと申し上げにくいのですが、ぼくが普段使ってるのよりよほど立派なドライヤーでした。

画像が小さいって！？

べ、別に犬に負けた腹いせじゃねえよ･･･

 

足湯は12月1日～3月31日の冬季期間は営業していないのですが、雪が降るまでは営業が続くとのことです。

そして春も、雪がなくて気温が高めなら営業を前倒ししているみたいですよ。

足湯はお湯？それとも温泉？

この周辺って温泉が出るような場所ではなさそうだし、足湯のお湯は地下水を沸かしたりしてるのだろうか？と疑問に思っていると、気になるボードを発見しました。

えええ、これって温泉･･･ってこと！？

 

源泉は春日温泉4号井！？

 

春日温泉は富山市でもかなり岐阜県よりにある温泉郷で、この場所から25kmは離れています。

 

？？？？

 

春日温泉からわざわざ温泉を運んできて、それを誰でもわんちゃんでも無料で利用できる？？

いったいどういうことなんだ！？

その疑問はこの施設が作られた経緯によって明らかになります。

㈱アイザックの恩返し

ピエ・パルク内に設置されているボードにその謎のすべてが記されていました。

ぜひこの全文を読んでいただきたいのですが、一応内容を以下に要約してみました。

1973年より半世紀に渡ってこの地で業務が続けてこられたのは、ご愛願いただいたお客さまと周囲の地元住民のご理解があるからこそであります。

2018年4月、この感謝の気持ちを近隣住民の方々にお返しする形のひとつとしてピエ・パルクを建設し、一般に開放させていただきました。

グループ関連施設「リバーリトリート雅樂倶」と同じ温泉を、グループ企業である「アイザック・トランスポート」が輸送することで、どなたでも無料でご利用いただけます。

カフェではバラエティに富んだ飲料、軽食をリーズナブルに提供してまいります。

ピエ・パルク足湯公園やカフェがこの地で皆さま方から愛され、皆さま方にとっての憩いの場として末永く根付くことを願い、さらなる企業努力を続けてまいります。

やたらリーズナブルなカフェ、美しい散策路、わざわざ遠くから運んできて無料で利用できる足湯、これらはすべて近隣住民への恩返しだったのです。

なんという美しい話でしょう。

ということはわんちゃん用の足湯があるのも、近隣住民が犬の散歩コースに組み込みやすくなるようにという配慮なのかもしれませんね。

今回ピエ・パルクを利用してみて感じたことは、ただ単に安いからとか無料だからとかとかではなく、訪れた人への「楽しんでいってね、よかったらまた来てね」という温かい気持ちがこもっているということでした。

普段カフェ率の低いぼくも、またぜひ訪れてみたいと思う素敵スポットだったので、今後はぜひグラスワインもご検討いただ･･･ おっと。

地域貢献型の足湯公園とカフェ、ぜひ皆さんも利用してみてくださいね。