こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
皆さんは普段どこへラーメン食べに行きますか?
普段よく行くお気に入りのお店がいくつかあって、たまに遠出したり勝負しに行ったり、ときには悩んだりという方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな倦怠期など吹き飛ばす「ラーメン専門店 雷文(らいもん)」をご紹介させていただきます。
再訪と言っても、以前訪問したときからもう軽く10年は経っていると思います。その10年の間に行ってみなかったわけではありませんが、お店はやっていなかったのです。
つい最近のこと、ふとお友達のブログを拝見してみたところ、お店が再開しているようではありませんか!
でも2016年の情報なので現在はどうなっているのかはわかりませんが、とりあえず行ってみることにしましょう。
場所は単純そうで、微妙に分かりづらいところにあるんですよね。
富山市南郵便局の前の道を山方面へと進んでいき、「つけめんえびすこ」を越えて信号で左に曲がって川に沿うように進んでいったところにあります。
ラーメン専門店 雷文
この個性的な佇まい。
ラーメン店というよりは骨董品を売買するお店のようにも見えます。
お店に入るとテーブルにおっちゃんが2人座っていて、「いらっしゃい」の声が。
え、あなたたちお客さんじゃないの!?と軽く戸惑っていると、
「ああ、そうなのね」と待っていると、おっちゃんBがぼくに水を入れてくれた。
しかし、待てども待てども店主が現れる気配はない。
そう言い残し、おっちゃんBが出ていってしまった。
待つことしばし・・・
この時点で軽く頭が混乱していましたが、気を取り直しまして、さて何を頼もうか…といっても選択肢はほぼ1つ。
しょうゆラーメン700円とすっぴん500円のみ。
「すっぴん」とは具のないラーメンで、麺とスープのみというもの。そういう発想もあるのかあと感心しましたね。麺とスープに自信がないとできないことですから。
ラーメンを待ってる間、マスターに写真を撮っていいか聞いてみました。
店内の光景
これを面白いと言わずしてなんと言おうか。
これ、一言でいい表すと、男の秘密基地なんですよね。子どもの頃にわくわくした秘密基地を大人になって作ってみたという感じ。
男にはよくわかるこのロマン。いやあ、自分で作ったらすごく楽しいでしょうね。
しょうゆラーメン 700円
「安全な美味を目指し、食材に頑固にこだわっております」とホームページに書かれてあるように、化学調味料は無添加で、キャリーオーバーにも極力留意しているということです。
宝くじではよく聞く言葉ですが、食品ではあまり聞き慣れないかもしれません。
食品におけるキャリーオーバーとは、食品を加工する際に添加する物に添加物が含まれていても、その添加物による影響が少ないとメーカーが判断すれば表記しなくても良いという考え方です。
具体的にいうと、製品を製造する際に使用する醬油に保存料が入っていたとしても、細かくして使用するベーコンやハムに発色剤の亜硝酸Naが使われていたとしても、メーカーがその影響は少ないと判断すればその添加物の表記が免除されます。
食品業界におけるキャリーオーバーとは、つまり添加物の持ち越しということなのです。
食品によっては影響がまったくないわけではないでしょうし、この制度が悪用されるケースもあるとのこと。
キャリーオーバーにまで気を使うお店というのはなかなか見られません。
スープに使用される水は、名水百選の「生地の湧水」で仕込まれているとのこと。
そしてこのお店では畑醸造の生醤油「北陸」を取り扱っていることで購入できるそうなのですが、つまりこの醬油はラーメンにも使用されているということなのでしょう。
畑醸造の醬油は「無添加ラーメン万里」や「自然派ラーメン蓮」でも使用されている醬油です。
値段はスーパーの特売価格の醬油の数倍するというもので、相当な熱意と覚悟がないと使えない醬油ではないでしょうか。
派手さはないのだけど、本物を追求するマスターの哲学がラーメンに現れています。
素材からじんわり滲み出るうまさに、ついスープを啜ってしまうのです。
チャーシューは大きくて、ぶ厚くて、とろりとして、味も濃くて、2枚も入っていて、富山人なら誰もが喜ぶ味。
繊細なスープを引き立てる麺の太さとコシ。
至福の時間はアッという間に過ぎ去っていきました。
実は他にも隠れメニューが存在する!
しょうゆラーメン、すっぴんラーメンだけと思われたメニューですが、ホームページを見てみるとその他にもメニューが存在しているではありませんか。
画像出典:ラーメン専門店雷文ホームページより
店主のダラ話無料!!?
※ダラ=富山弁で「馬鹿」とか「あほ」的なニュアンスです。
そういうことであれば、これは色々お話を伺ってみなければいけませんね。
ぼくのラーメンを作り終えた後、おっちゃんABにぼくが混じってマスターとの雑談タイムが始まります。
インタビュアーあるのん爆誕の瞬間かあ~!?
あのすいません、他にも色々お話を伺いましたが、最終的にラーメンのことは何一つ聞けませんでした。
インタビュアーあるのん引退の瞬間でした。
まとめ
このような個性的なマスターが作るラーメンなので、まがい物のない本物を求める志向にあるのだなあとお話を聞いていて感じました。
マスターは強い信念を持ったお人とお見受けしましたが、どうやらちょっとだけ悩みもあるらしい。
ナウなヤングのギャルの皆さん、どうかラーメン専門店雷文へ行ってみてください。
仮にナウくなくても、決してギャルでなくても、自分からはヤングと言いにくくても、残念ながら女性でなくても、多くの人にこの不思議で面白い世界を体験していただけたら幸いに思います。
店舗情報
ラーメン専門店 雷文
住所:富山県富山市赤田56-2
電話:0764-492-4505
営業時間:11:00~14:00頃
定休日:火曜日
駐車場:5台
コメント
コメント一覧 (6件)
自分も半年ほど前?に約10年以上ぶりに行ってきましたw
昔はじゅん菜ラーメンが好きでしたが流石に今はやられてなかったですね。
一時期カフェとかやられてたみたいですよ
とるきちさん、こんにちは!
カフェをされていたとは驚きです。どちらかというと飲み屋のイメージなんですがw
お酒を置いてくれたら飲みに行ってみたいですねえ~
20年前くらいに、2回行ったきりでした
ラーメン
じゅん菜ラーメン食べました
まだ営業されているとは!
情報ありがとうです
ぴっさん、コメントありがとうございます!
周りにお話をうかがってると、10年前ほど前に行ったことあるという人が意外と多かったですね。
途中休業されていたようなので、もうやっていないと諦めていた人が多かったのかもしれません。
ぼくは、じゅん菜ラーメンを食べたことないんですよね。復活してくれないかなあ~
コメント失礼します。
いつも楽しく拝見させていただいています。
特に富山ぐるめの項目は参考にさせていただき本当に満足の行くところばかりで感謝しています。
そこでですが、今度新湊の光ようという焼肉屋のレポートをお願いしていただきたいです。
個人的な勝手な要望ですみませんが、よろしくお願い致します。
ぐるめびとさん、コメントありがとうございます!
当ブログがお役に立ったようでとても嬉しく思います。
ちょっとググってみましたが、地元に愛されている人気のお店のようですね。
朝日町の歌昌苑にイメージが近いように思いました。
今後の参考にさせていただきたいと思います。
情報提供ありがとうございました。