【閉店】【酒菜 竜洋】富山駅の目の前すぎて灯台下暗しにもほどがあるオススメ居酒屋

ども、富山人あるのん@_arnon_です。

先日福井の友人が富山に来る機会がありました。その友人とは、このブログを長らく見てくれている人にとって、知る人ぞ知る存在のT氏。

そのT氏が、翌日に行われる富山市内で行われる国家資格の受験のために富山駅前で宿泊するということなので、このあるのんが僭越ながら同行させていただきました。

彼は家に帰れば既に2児の父。愛する奥さんや子供のため、そして今後の自分のために自腹で試験を受けるのです。なんて立派なんだT！

午後の6時半ごろ、T氏と富山駅で合流するなり、即座にとあるブツを手渡されました。

 

まるで既に試験が終わったかのような開放感に包まれています。大丈夫なんかT。

彼は福井人、ぼくは富山人ということで、「金沢をはさみうちにしてボコろうぜ」という計画を煮詰めるために、ぼくが既に何度も行ってる居酒屋さんを目指します。

酒菜 竜洋

富山駅から歩いて約1分。一般的に「富山駅前」っていうとわりと広い範囲を差しますが、こちらの竜洋は正真正銘富山駅前です。

ホテルα-1の1階に入ってるお店なのですが、近すぎて意外と知らない人が多いんですよ。これほど灯台下暗しなお店をぼくは他に知りません。

 

あまりにも近くてT氏がまだビールを飲みきれてない。そのビールを持ったままお店には入れないぞ！

さあどうするんだT！！

 

これが2児を持つ父親の大きな背中か。いいか子どもたち、こんな大人になっちゃあいけねえぜ。

 

竜洋の特徴

• フードもお酒も全体的にリーズナブル
• 富山のおいしいものは一通り揃っている
• 常連も多いが一見さんにもやさしい
• 一人客も多い
• マスターも名物

平均的に見て他の駅前の居酒屋と比べて、料理もお酒も安めの価格だと思います。年季の入ったお店なので一見とっつきにくそうですが、マスターも親しみやすい人なので、2回めからは普通に1人で行けるお店です。

 

この日のおすすめ

 

◆付き出し

ぐい呑みに入れられた圧巻の付き出し6種。中に入るものは日によって異なります。

ちょとずつ色々入ってるあたりなんとも女子のお喜びの声が聞こえてきそうですが、「洗いもの大変そう」と聞こえてきそうな主婦の声はガン無視していただきましょう。

既に2軒め3軒目であれば、この付き出しと日本酒があればもうかなりいい感じかもしれませんね。

 

何はともあれ、こいつがないとはじまらない。見た目はアサヒだけど中身はちゃんとエビス。う～ん、マンダム。

メニューは黒板から

カウンターやテーブルには一切のフードメニューはなく、黒板に書いてあるもののみ。品切れになるとそのメニューには線が引かれ、逆に何か用意ができると新たに追加されるなど、黒板メニューがリアルタイムに変化していくのです。

 

料理の値段が日本酒の箱で隠れる様は、まるでそびえ連なる立山連峰より出ずるご来光の如しですが、平均的な富山の居酒屋よりはどれもリーズナブルなので、どのメニューも安心して頼むことができますよ。

 

◆しいたけフライ

カリカリに揚げられたフライは、まさにビールにぴったんこ。

 

◆ソーセージ盛り

一見普通のソーセージですが、半分はチョリソーなのでこれもまたビールが進みますね。

 

◆だし巻き卵

ふわふわにほどよい味付けがなされただし巻き卵。これはそろそろ日本酒がアップをはじめる頃ですね。

 

この日飲んだのは勝駒の大吟醸、千代鶴がなかったので羽根屋の煌火、満寿泉の純吟、立山のなんちゃら(忘れた)。このお店の日本酒のラインナップは多いほうではないですが、富山のおいしいお酒が厳選して置いてあるので、ついつい色々試したくなります。

 

箸置きが富山！

 

◆ブリ刺し

角が立ったお刺身にT氏も大興奮。いっぱい食べて明日の試験頑張るんだよ＾＾

 

◆しめ鯖

これもうまい！しめ鯖がおいしいお店はいいお店。

 

季節によってそのときどきによって、あるものがガラリと変わるのが富山の居酒屋の楽しいところでもあります。

 

今日は富山で一泊。二軒目の「竜洋」の、ほたるいかの石焼き、大満足！ pic.twitter.com/5pXonO2hc5

— M.KOG (@flyingbird1873) 2014年5月3日

 

そしてテーブルのドリンクメニューにこのようなお酒が。

 

 

初　潮　！！

 

これにはT氏も興奮の色を隠せない。

 

しかし、これはどうやら残念かな

 

出典：福岡県酒造組合より

 

は　つ　し　お

 

と呼ぶらしい。「はだか麦焼酎」にも思わず興奮せざるを得ませんが、絶対狙ってるやろこれ。

ポケストップもあるのん

このお店のすぐ目の前に、ポケモンGOのポケストップが2ヶ所あるんですよ。さすがは富山駅の目の前ですね。お酒を飲んでると5分間なんてアッという間なので、多くのアイテムをゲットすることが可能です。

桜舞い散るルアーは我々以外の誰かが使用したものです。店内の誰かだったりして。

 

レフトハンドにポケモンGO、ライトハンドにソーセージと一見キマってるT氏ですが、モンスターボールに課金するという情弱っぷりに軽く説教かましてあげました。

マスターも名物

とっても気さくで快活なマスター。そのハスキーなハイトーンボイスっぷりは、これまでに多くのオーディエンスを魅了してきたに違いありません。

マスターが1人で料理を作っているので料理中は奥に入って姿が見えなくなってしまいますが、そうでないときのマスターとの会話もまた楽しいものですよ。

 

マスターに人生を学べコーナー

■脅威の記憶術

友人を3人連れて4人できたときに、連れてきた友人の名前や誰がどこに座っていたかも、その後もずっと覚えていらっしゃいました。ただ唯一の難点があるとすれば、ぼくの名前だけ覚え間違ってることくらいかな…。

仮にもしぼくの名字が五十里(いそり)だったとしたら「いがらしさん」と呼ばれるような感じ。ほんのり近いだけにもどかしい。

なので友人と竜洋の話になると「いがらしさん(仮名)飲み会しましょう」というネタが鉄板となっています。

 

■なぞのボトルキープ

まだ訪問2回めくらいのときに、なぜか焼酎のボトルをサービスで入れていただきました。そしてその次に行ったときそのボトルを使おうとしたら、どのボトルかわからなくなってたようですがしばらくしてちゃんと出てきました。そして気のせいでなければ、最後に一升瓶で中身足されてました。

 

■鋭い眼光

また別の友人を連れてったときに、初めて訪れた友人U氏に対してマスターが言った一言。「お客さんってテレビのプロデューサーだったりします？え、違うの？お客さんずっと眼光が鋭いから深刻な話してるのかと思ったけど、でも他のお客さんは笑ってたりするし、プロデューサーにそういう人が多いからそうなのかと思いました」。

初めて行ったお店でそんな風に言われたU氏でしたが、気に入った料理のレシピを教えてもらったり一人でいってマスターを会話で盛り上がったりと、U氏にとっても特別なお店になったようでぼくとしても嬉しい限りですね。

 

さあて、おいしい料理も食べたことだし、翌日行われたT氏の国家試験合格発表が楽しみですね＾＾と思ってさっき聞いてみたら、4科目中3科目受かっていたとのこと。…やるじゃねえか。

じゃあ来年もまた竜洋に行こう。ふと行きたくなるお店「竜洋」に皆さんもぜひ行ってみてください。おすすめ！