単純そうで奥が深い穴場の食堂「大衆食堂 志水」

こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。

今回はのぼりに釣られて、月岡ショッピングセンター向かいの「大衆食堂 志水」をご紹介させていただきます。

手前ののぼりと奥の建物のコントラストに思わず目を奪われます。

のぼりの奥に広がる荒涼とした場末感。

雨露をしのげるアーケードの奥にそのお店はあります。

大衆食堂の名に偽りなしといった店舗外観。

ちなみに向かいにある月岡ショッピングセンターはこちら。

いつ行っても開いてない「ホットなふれあい 月岡ショッピングセンター」。

日曜日が定休日っぽいのでこれまで触れ合えたことはありませんが、そもそも平日に開いているのかもまったく不明。

気にはなるけどそこは置いといて、さっそくお店に入ってみましょう。

「やはり食堂たるもの、こうでなくてはならぬ」

思わず真顔でコクリと頷きたくなるような店内。

カウンター、テーブル、お座敷と一通り揃っているし駐車場も完備しているので、ファミリー層にも訪れやすいのではないかと思います。

メニュー

さすが大衆食堂というだけあってメニューが多い。

これだけ品数が多いと何を注文していいのか迷いますよね。

そんな人のための貼り紙があるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

大衆食堂志水 人気メニュー

この中から注文しておけば間違いないですね。

注文が済んだら昭和風食堂のド定番である漫画でも読みふけりながら待ちましょう。

この安心のラインナップ。

あ、食事前にはちゃんと手を洗いましょうね。

ここにトイレはないのに、なぜか唐突に存在する洗面台。

手を清め、鏡で身だしなみを整えましょう。

トンカツ定食 1,000円

見た目には専門店のソレとは異なりますが、いい油を使っているのかとても香ばしく揚がっています。

豚肉は柔らかくジューシー。時間の経過とともに衣の下が油で浸ってきますが、なかなかにあなどれないトンカツです。

ご飯には県内産コシヒカリが使用されています。

ご飯がうまいというのは飲食店では非常に重要な要素です。

定食においてお米がおいしくないというのは、それこそ全てが台無しになってしまうといっても過言ではありませんから。

五目あんかけラーメン 800円

餡はほんのり甘め、野菜はたっぷり入っていてクセになりそうな味です。

麺は中太縮れ麺で、いい意味で主張しないというか餡と野菜の引き立て役に徹している感じです。

ちょっと他にはない味なので、食べるラーメンがマンネリ化しててちょっと面白いものが食べたいという人にもおすすめです。

かすうどん 600円

野菜多めで嬉しいうどんですが、このうどんの主役はなんといっても「かす」に尽きます。

「かす」とは「油かす」のことで、油かすと聞くと語感的にあまりいいイメージではないかもしれません。

その原料や製法は様々ではありますが、一般的には「牛の腸」を油でじっくり揚げたもので、余分な油が落ちて旨味が凝縮したものです。

これがとってもおいしい！

味は旨味がギュッと凝縮した牛ホルモンって感じで、ホルモン好きなら絶対に好きな味だと思います。

油かすは富山ではあまり知られてない食材ですが、もっとメジャーになってもいい食材ではないかと思いますね。

ちょっと油かすばかり目がいってしまいましたね。

うどんとしては麺がやわやわでコシがどうこういう感じではなく、そこはかとない物足りなさを感じなくもありませんでしたが、このかすうどんはさっぱりしつつも油かすのコクによってその存在感が光るメニューとなっています。

まとめ

他のお客さんが食べていたオムライスや鶏のから揚げ定食もおいしそうで、昔ながらの味が好きなご家族を連れて行ったりすると喜ばれるのではないかと思います。

他にも「新メニュー」の表記があちこちにあり、精力的にメニュー作りに励まれている様子が伺えます。もっとも、いつの新メニューかはわかりませんが。

日常感にあふれながら非日常が楽しめる「大衆食堂 志水」は、なかなかに奥が深いお店ではないかと思いました。

まだその全貌を把握しきれてないので、このお店のウィッチは今後のライフワークにしていきたいと思います。