ぼくが人生ではじめて蜃気楼を見た日@魚津市海の駅「蜃気楼」

ども、富山人あるのん@_arnon_です。

今回はですね。魚津市の海辺にある『海の駅 蜃気楼』に行ってまいりました。
 

この海の駅は、新鮮な魚介類を浜焼きで食べることができたり、フードコートがあったり、地域の特産品や海鮮類なども豊富にそろっていまして、道の駅フリークのぼくにはとても楽しい場所なのです。

こちらの加積りんごソフトクリームおいしいですよ~。
 

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汐ぶり

入り口に入るとですね、いきなり汐ぶりがぶらさがっていました。
 

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汐ぶり=しおぶり

塩ぶりではありませんよ、汐ぶりです。

もちろん塩ぶりというものも広く流通しています。
どちらかというと塩ぶりのほうが一般的ですね。
塩ぶりと汐ぶりの違いは、干してあるかどうかの違いで、汐ぶりが干してあるほうです。

よりものほうが、なんかかっこいいですよね。

顔を貌と表現する刃牙のような、男を漢と表現する花の慶次のような、そんな中二的な心意気を感じます。

ちなみにぼく、汐ぶりは残念ながらまだ一度も食べたことがありません。
 

魚津ハトシ

こちらのフードコートには魚津の新名物!と銘うった『魚津ハトシ』というB級グルメがひっそりと存在しています。
 

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『ハトシ』とは何かといいますと、明治時代に中国から長崎に伝わった料理で、海老のすり身を食パンに挟んで揚げたものなのです。
長崎では海老以外にも、家庭向けに安価な魚のすり身を使用するなど、さまざまなアレンジがなされているようですね。
魚津ハトシは海老の代わりに甘エビを使用し、さらに魚のすり身も使用しているとのことです。
 

食べてみた感想ですが、食パンが香ばしくて食感もいいですね。
具もおいしいのですが、パンと具の割合からすると、ちょっと具がパンに押されてるかな~という感じがしました。
 

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さらに贅沢をいえば、ハトシという名前がインパクトあるので、味にももうちょっとパンチが欲しい気もしました。
カレー味とかすごく合いそうな気がしますけど、ちょっとはっちゃけすぎですかね。

このままでも美味しいんですけど、可能性を感じるだけに、なんかとても惜しい印象でありました。
 

そして魚津といえば蜃気楼

この魚津市は蜃気楼が見られるという場所で有名ですが、しかしこれがなかなか見ることができないんですよ。
実はぼくも、まだ一度も見たことがありません。
 

蜃気楼は、大気中の温度差(=密度差)によって光が屈折を起こし、遠方の風景などが伸びたり反転した虚像が現れる現象です。

出典:魚津埋没林博物館webサイト

 

蜃気楼が出そうな天候の日には、海岸にアマチュアカメラマンたちがズラリと待機しています。
それこそ、もう弾が撃てるんじゃないかというような立派なレンズのカメラばかりです。
そして、大変によく見えるというAクラスの蜃気楼発生時には花火が上がり、市役所からアナウンスも流れるということですよ。
 

もちろんぼくは、そのようなものを聞いたことはありません。
 

せっかくここまで来たことだし、海も見てみることにしました。いやぁ寒い……
 

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うーん、もちろん何も見えませんね。
 

そもそも蜃気楼って、なかなか肉眼で見えるものではないらしいですしね。

常に肉眼で見える人って、日本じゃサンコンさんくらいじゃないですか?

 
そこでぼくのデジカメちゃんの登場ですよ。
CANONのSX710SX。
光学30倍ズームにプログレッシブファインズーム60倍という、なんだかよくわからないけど凄そうな機能があるので、ズームしてみました。
 

ちなみに別のときに撮った月の画像がこちら。
 

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撮りかたが正しいのかどうか正直よくわかりませんが、クレーターが見えていますね。
ひょっとして街ゆくお姉さんのニキビなども、このデジカメなら遠方から見えちゃったりするんでしょうか。

では海の向こうにズームしてみましょう。
 

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おわかりいただけただろうか。
 

ではさらにズーム。
 

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うおおおおっ!?こ、これはもしや!?
 

よく見ると、奥の陸地の下の部分が微妙に引き伸ばされています。
 

これは冬の蜃気楼の特徴とのことで、景色が上下対象に反転したものが映って見える「伸び」や「浮き島」現象と言われる現象です。
景色が水面に映るような感じといえばわかりやすいでしょうか。

 

では、他の写真もご覧ください。
 

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伸びて上下反転した感じ。
 

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上下反転していますね。
 

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浮き島状態です。
 

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縦に伸びる細いのはなんなんでしょうね。木!?
 

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煙&浮き島。
 

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煙が面白いことになっていますね。
 

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こ、この奥に見えるのはもしや橋!!?
橋も上下反転しちゃってますね。
この橋は方角からすると、2013年に全線開通した新湊大橋でしょう。
 

新湊大橋

ちなみにこの橋に実際行ってみるとこんな感じです。
 

橋1_R

橋2_R

遠くからだと小さく見えますが、実際かなり大きな橋なんですよ。
 

なんとなくこのアングルがカマドウマっぽく見えたのは、幼少時代のトラウマだったからでしょうか。

 

しかし、これだけ蜃気楼が見放題なんだから、さぞかし大量のアマチュアカメラマンたちがこぞって集結してるに違いないですよね。

では、海岸の盛況ぶりをご覧ください。
 

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しーーーーーーん……

貸し切りでした。わあい…
 

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しかしこの橋は・・・
 
 

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何かに似ているような・・・?
 
 

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うーん、なんだろう・・・・・・

 
 
 
 
 

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ト○ロの口!?

 
 

ちなみに蜃気楼というと、一般的には春型のものをさすそうで、冬型は四天王の中でも最弱とのことです。
 
冬の蜃気楼は下位蜃気楼、春の蜃気楼は上位蜃気楼と、名前にまで差がついちゃっているのです。
 

つまり…

 

ぼくの闘いはまだ始まったばかりだ!!(完)
 
 
 

作画:ヒナツキ

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