【塩苅食堂】これぞThe昭和の食堂！あっさり手打ちラーメンに浸るべし

こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。

近年登場するラーメンはこってり系が多いですよね。ラーメン専門店であっさり系で勝負するのは現代においては相当な冒険です。

となると個性が光るあっさり系を楽しむのであれば、老舗のお店がド安定と言えるのではないでしょうか。

今回は富山であっさり系の1つの完成形と言えるのではないかと思う『塩苅食堂』をご紹介させていただきます。

密かに初訪だったのですが、このお店の不思議な魅力をなんとかお伝えできればと思います。

塩苅食堂

お店の前や道路の向かいには路上駐車が目立つ。

駐車場は一応あるんですけどね。ただ駐車スペースは5台分なので明らかに足りてないというか、駐車場よりも路駐のほうが停めやすいというのはあるかもしれません。

なぜか駐車場にはあまり停まってなかった。お店の並びにあるんですけどね。

ではいよいよお店に入ります！！

この激シブなたたずまい。

タダ者でない感じがひしひしと伝わってくるではありませんか。

平日なのにド満席。

この盛況っぷりはどうだ。この昭和な塩苅食堂の一体何が人をこれほど惹きつけるのだろうか。

しばらく待って座れましたが、ほどなく訪れた1人客と相席に。

このお店はカウンター席はなく4人がけのテーブル席×6という仕様なので、必然的に相席上等が暗黙の了解。

カウンターは甘えと言わんばかりに、いくら孤独を好もうがそれは叶わぬ夢と受け入れるしかないのです。

おすすめメニュー

食堂というだけあってさすがメニューが多い。

ラーメン、そば、うどん、カレー、各種丼ものが揃っていますが、このお店の人気メニューはなんといってもラーメンではないでしょうか。

事前に調べたネットの情報や実際に行ってみて周りを観察した感じでは、醤油ラーメン、塩ラーメン、チャーシューおにぎり、ラーメンセットが人気のようです。

ちなみに、このお店では麺類はすべて手打ちとのこと。

注文をし終えて待っていると、他のテーブルに普段着のおっちゃんが料理を持っていった。「あれ？このお店ってセルフなの？」と一瞬思ったけど、そうではなくお店のご主人が私服で業務にあたっていたのであった。

チャーシューメン 850円

 

期待を裏切らない昭和感。

チャーシューがすごくうまそうです。

■スープ

あっさり！超あっさり！

他の「食堂」と名のつく飲食店でも、なかなかここまであっさりしたスープはないのではないかと思います。

しかしよく味わってみるとじんわりとしたうまさがあって、スープが主役というよりは麺の相乗効果によって力を発揮する名脇役のような存在です。

■麺

ランダムに縮れた不思議な麺。

この薄い縮れ具合から、第一印象は正直「まるで高級なカップヌードルの麺のようだ」と思ったのですが、ピラピラしてツルッとした麺がなんとも心地良い。

この麺はまさにこのお店でしか食べられないスペシャルなものといえるでしょう。

中にはギッザギザに縮れているものもあり、「何がどうなったらこうなるんだ」と思わずにはいられない楽しさがあります。

■チャーシュー

このチャーシューが分厚くて味も濃くて最高です。

濃い味好きの人にとってはオアシスにような存在になるかと思いますが、極あっさり味に対してこの味の濃いチャーシューのコントラストがたまりません。

チャーシューメンにしてよかった。

鳴り響くBLACK TELEPHONE

「ジリリリリリリリーーーーン！！！」

まったりと食事していると、平和な日常が切り裂かれるかのように鳴り響くベルの音。

なんと、現役の黒電話！！！

平成生まれの人はもはや電話のかけ方すらわからないとされている黒電話が現役で活用されています。

まあぼくもギリギリ知ってるレベルなんですけどね＾＾

黒電話ってダイヤルを回さなくても、受話器がかかってる白いフックボタンを連打することで外部に発信できるんですよね。

このお店では出前も受け付けているので、黒電話で注文を受けた後はご主人がおかもちを持って私服で出陣されます。

まとめ

まだ1回しか行ってないので偉そうなことは言えませんが、このお店は数ある昭和風食堂の中でも特別なものがあるように思えます。

派手さはないけれども、地道な努力や仕事っぷりが評価されているからこその人気なのではないかと思いました。

この記事を見てピンときた人は人は、この貴重な昭和のお店「塩苅食堂」へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

店舗情報